いつもいろんな理由で寝られないお嬢様のために執事が詩を披露する話。お嬢様が眠れない理由(?)になぞらえた詩の数々が秀逸で、それぞれに世界観があり、ルイス・キャロルの和訳を読んでいるような気分になる。詩のセンスはもちろんのこと、お嬢様と執事のやり取りが可愛らしく癒される。眠る前に読みたいお話。