コードギアス奪還のロゼ 第一幕
テレビアニメから始まって劇場版で続いていたコードギアスシリーズの最新作。
このシリーズは、キャラクターは変わっても世界観は全て同じでテレビアニメ一期、二期で大筋の話は終わり、その後の外伝的な劇場版シリーズの後に劇場版でテレビの後日談をやったのです。
ガンダムに例えると最初のテレビシリーズが一年戦争で、その後の外伝的作品がポケットの中の戦争、後の劇場版が逆襲のシャアというとわかりやすいのではないでしょうか。
(余計分からないと言う説明あり?)
そして今回新たに始まった『奪還のロゼ』は劇場版のその後の話を描いているらしく、物語の時系列的にも一番最新になります。
一度全てが終わった後なのに一気にまた治安悪くなってる感じがするのですが、この話が単なる後日談に終わるつもりはなく、この先もシリーズを続けて行くつもりという事なのかもしれません。
このシリーズの特徴として、『ギアス』と言うチートな異能が使える人がいて、このギアス能力を持った人同士の異能バトルが面白いのです。
そのチートっぷりは凄まじく、テレビアニメの主人公であったルルーシュのギアスは『命令すれば相手が何でも言うことを聞く』能力だったのです。
どんな人でもこのギアスで命令すれば、簡単に自殺でも何でもしてくれる、まさにチート。
でもギアス能力を有効にする為には相手の目を見て声を聞かせないといけないとか、効かない相手がいるとか、それなりに縛りもあるのです。
ルルーシュはこのギアスを使って、巨大な帝国にレジスタンスとして立ち向かって行くと言う壮大な話でした。
ギアス能力は様々で、どれもチートなのでギアス能力を持つ者同士の戦いは毎回やべー事になりますが、そもそもギアス能力無くてもやべー奴らしかいないのです。
この作品のもう一つの特徴が、ナイトメアフレームと呼ばれるロボットに乗って戦うと言う事です。
主人公のルルーシュはギアス能力こそあるものの、バトルの方の腕前はからっきしなのです。
でもルルーシュはめちゃくちゃ頭が良いので、基本、作戦を立てる方と部隊の指揮をする方に回ります。
この、ルルーシュ率いるレジスタンスの軍と、敵の帝国軍のナイトメアフレームを用いたロボットバトルもこのシリーズの見どころなのです。
そして今作の奪還のロゼでは、主人公はルルーシュではなく、新たな男の兄弟が主人公です。
今までのシリーズには出てこなかったオリジナルのキャラですが、自然に馴染んでいるのはキャラクター原案のCLAMP先生のセンスの良さとキャラクターデザインの方々の賜物でしょう。
主人公に限らず、今作のキャラはほぼ前作までには登場していない人たちばかりです。
でも、話はちゃんとコードギアスしてる感じがあって、上手く考えてるなと言う感じでした。
このシリーズのもう一つの特徴として、何が起こるか分からない先の読めない展開があります。
ルルーシュのギアス能力が『相手に命令を聞かせる』なので、どんなピンチに陥ってもこの能力一つで逆転できてしまうのですが、これが意図せず悪い結果になる事もあります。
そしてメインキャラでも場合によってはあっさり退場もあり得る容赦のない展開がこのシリーズの特徴なのです。
奪還のロゼでは、内容は伏せますが最初から既にその布石になりそうなのがいつくかあり、この先何が起きるか分からないドキドキ感があります。
そもそも主人公のロゼの設定自体が既に●●●●(ネタバレなので伏せます)という設定がトリッキーです。
ここはさすがコードギアスの主人公。
しかもこのロゼ、●●●●●●なのです。
(ネタバレなので伏せます)
こいつはびっくりな主人公だぜ。
しかもどうやら過去に●●●●●と●●●いたと思わせるフラッシュバックまで見せてくれます。
(ネタバレなので伏せます)
第一幕からこの展開、さすがコードギアス。
この先、一筋縄ではいかない話が待っているのは間違いないです。
と言うわけで殆ど伏せ字になってしまいましたが、それだけ第一幕から言えない展開が続いていて、期待以上に楽しめる新作でした。
第四幕まであり、毎月一幕公開するらしいので、期待して待とうと思います。
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