大衆文学とライトノベルの違い #8
みなさん、こんばんわ。お布団です。
今回のテーマは…これ⇩
⑧登場人物の会話の多さの違い。について書いていきたいと思います!
小説を書く上で、登場人物の会話はなくてはならないものです。
大衆文学もライトノベルも
このキャラとこのキャラの会話のやりとりが好きだから読んでいる、
という読者さんも少なくありません。
だったら、余計な文章を省いて、登場人物の会話だけで書いたらいいじゃないかと
思う方もいるでしょう。
しかし、そうはいかないのです。
物語の中で主人公は場所を移動し、そこで会った人と会話をしたり、
様々なやりとりをしていきます。
脚本ならまだしも、小説は背景やキャラクターの心の動きなどを
細かく書く必要があります。
だからこそ、会話だけで物語を進めるのは至難の業といっても
過言じゃありません。
ノベルゲームをプレイした人ならわかると思うのですが、
あれは背景やキャラクターの表情がちゃんと書かれているから、
台詞だけでも十分理解できるようになっているのです。
小説(特に大衆文学)では、イラストが描かれていない分、
背景などを文章で説明しないといけません。
仮に台詞だけだと、
「ここは俺の家だ。ゆっくりしていってくれ」
「なぁテーブルの上のお菓子は食べてもいいのか?」
「どうぞ。隣に置いてある紅茶も飲むといい」
「いただきます!って・・・、甘い!こんな甘いクッキー初めて食べた」
といった感じで、読みにくい文章になってしまいます。
上記のような文章にならない為に、小説にはセリフ以外の言葉があるのです。
動画サイトで活躍されている覆面ホラー作家さんが書かれた本の中で
「変な家」というタイトルの本があるのですが、
あれは本当に驚きました。
脚本ではなく小説なのに、
8割くらい登場人物のセリフだけで構成されていたのです。
私自身、これは小説と呼んでいいのかと疑問に思ったのですが、
小説という概念を覆す独自の書き方に驚きを隠し切れませんでした。
大衆文学とライトノベルでは、後者の方がセリフは圧倒的に多いです。
だからこそ、普段あまり本を読まれていない方でも読みやすいのだと、
そう思いました。
ほぼ台詞だけで構成された小説らしくない文章でも、
面白ければ沢山の方に読んでもらうことができる、
そう私は思います。
小説はこうじゃなきゃいけないという固定概念を捨てて、
斬新な小説を書くことも悪くないのかもしれません。
覆面ホラー作家さんのように、登場人物の台詞の掛け合いだけで
物語を進行させていくのは間違いではないのだと、
そう思いました。
ほぼ台詞だけで構成された小説・・・。
めちゃくちゃ書くのが難しそうですが、
一度書いてみて、読者さんの反応を見てみたいと思いました。
次回は⑨ストーリー展開の早さの違い。について書いていきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう!おやすみなさい~。
影の人気作家になりたくて お布団 @ohutonkun
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