第191話 月曜日のホワイトキャメル

ん〜、いい香り。

大好きなモカマタリは、なるべく挽いて間もないうちに抽出したい。

挽いておいた豆の変化が早いように感じる。

一番お気に入りは、やっぱり、しょっぱな。

日にちがすぎるに従っての酸味の変化も、また面白いものでもある。

ミルクで調整しながら楽しみに日々飲んでいく。


今回のモカマタリは、ホワイトキャメルだ。


国花がコーヒーの花というイエメンは、飲料としてのコーヒー発祥の地と言われている。

政状不安定な国なので、ホワイトキャメルはいつ入荷するかわからない希少な豆。

イエメン最高レベルの高品質モカのエキゾチックな香り、バナナ?のような果実味は、是非ともおすすめしたいコーヒーである。

もともとモカマタリファンとしては、もうトロントロンに顔がほころんでしまう。

浅めの焙煎は柔らかな酸味を出し、上質なフレーバーを楽しめる。

甘く華やかな香りが広がった。


きっと今、何を言われても怒らない気分。

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