第49話 土曜日の鳥達

市街地で鳥が旋回している。

天候にもよるが、よくみる光景だ。

とんびほど高くなく、ムクドリほど群れをなしていない。

とび?たか?、な訳はなさそうだし。


たぶん鳩だろう。

そう思ったのは、ちょっぴり頭が白いのがいたりしたから。


このあたりで鳩ならば、レース鳩かもしれない。

または、レース鳩の訓練をみていて、普通の鳩達もとか。


たしかに、以前、この近くにレース鳩、伝書鳩をたくさん飼育していた所はあったが、今も続けているのかはわからない。


たまに、軌道をそれた鳥達が、おぉっとあわてて、さがすようにまた群れに戻るところが、ほほえましくて、つい見つめてしまう。

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