第34話 金曜日の節分
豆の売り場で、鬼のおめんと豆、枡と豆、の組み合わせはよく売られいるが、今年は豆と柊の組み合わせがあった。
何年か前、柊を鬼門や玄関先におきたくて、小さな鉢を買ってみたが、すぐに枯れてしまってから諦めていた。
姫柊で小さいからダメだったのかな、いつかまた柊を育てるか、そう思っていたが、売られているのを見ることはなかった。
豆と売られていたのは切り柊。
すでに葉が枯れていて、これじゃあセットの豆まで売れないから別々に売った方がよいのではなかろうか。
たしか、節分は柊に、焼いたイワシの頭をさして玄関外に飾るのだが、正月飾りと違い、ちょっと不恰好な魔除け。
鬼が嫌うものを飾り、玄関から家に入らないようにという意味が込められている。
におう事も考慮すると、柊だけにするか。最近ではレプリカもあるようだ。
猫は、まどわされそうだね。
これから、「恵方巻き」のように、節分には「柊鰯」と全国に広がっていくのかな。
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