クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
彩霞さんの紹介から参りました。
時代を感じさせる雰囲気と共に、三人の芸術に対する真っ直ぐな熱意が鮮烈に伝わってきて、爽やかさすら覚えました。
冒頭の松方氏の絵画を入手する手管といい、モネに幸雄を紹介する老練さといい、いくつになってもエネルギッシュな人物で茶目っ気のある、本当にこういう人だったのだろうなと思わされます。
モネは、思ったよりもずっと信念の人だったのだと気付かされました。
絵は有名でよく知っていましたが、人となりはあまり知らなかったので、この作品で人柄に出会えたことは私にとってもラッキーでした。
ありがとうございます。
作者からの返信
お越しいただき、ありがとうございます。
お星さまも、ありがとうございます。
こちらのお話は、登場人物のひとりである矢代幸雄さんの回顧録のような本がありまして、それを見て書きました。
そのため、雰囲気や各登場人物のパッションについては、矢代さんの本に負うところが大きいです^^;
ちなみに松方氏が絵を買う時の「策」は、実際に矢代さんが見聞きした(その場にいた)ので、そういう頭のいい人だったみたいです。
矢代さんを紹介する云々は、そこからヒントを得た、私の創作だったりします^^;
モネという人物。
私もこの矢代さんの本を読むまでは、「絵をずっと描いていた人」みたいな認識でした。
しかし実際のモネは、ずっと人間的で、絵に対する姿勢、人に対する優しさ、そういうのを持っていることを知りました。
……それが鐘古さんにも「ラッキー」と思えたとのことで、物書き冥利に尽きる想いです。
それでは、こちらこそ、お読みいただいた上に、ご評価、ご感想をいただき、感謝の念に堪えません。
ありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
拝読致しました。
三人の美術を愛する人たちのお話ですね。
周囲の反応を気にしつつも自分に正直な矢代さん。
鷹揚でいて計算高そうでもあり、公利も忘れない貴族らしい松方さん。
自らの感性に素直で子供のような素直さを忘れない偉人、モネさん。
美術とフランスを軸とした、この三人のほんの一時の出会い。
それを見事に切り取って描き出した情景は、まさに「幸せの星」の出来事と感じられました(*´▽`*)
とても感慨深い、素敵な物語。ありがとうございました!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
これはたまたまネタ本「藝術のパトロン」(著・矢代幸雄)に出会えたから書けたお話です。
そういう意味では、私はラッキー(笑)でした。
この矢代さんの愚直なまでの問いに対して、モネがあるがままに答えたことにより、そのセンスの鋭さを知る、というのが、とても印象的だったので、そこをメインに書きました^^;
松方幸次郎は松方幸次郎で、いかにも御曹司、いかにも大富豪、という男なのに、こういう「美」に対する思い入れ、そしてそれを広めようとするところが凄いと思い、出させていただきました。
……その辺のところを「素敵」と言ってもらえて、嬉しかったです!
こちらこそ、ありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
絵が上手い人の作画中って、いつまで見ていても見飽きませんよね。許されればそれを見ながら、一杯やりたいくらいです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
何だか、真剣を構えた侍みたいな雰囲気だと思います。
それだけの凄みというか切れ味があると思いますし、一杯やりたい気持ちも分かります(笑)
ありがとうございました。
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
松方さん、矢代さんについては知らなかったんですが、日本でモネが人気なのはこういった人達のお陰かもしれませんね!
「変」と言われても前向きに捉えるモネの人間性、素晴らしい!
創作を志す者として、私もこうありたいです。
作者からの返信
まずはコメント付きレビュー、ありがとうございます!
何故かモネの作品、特に「睡蓮」は、多く日本にもたらされていますが、それは松方幸次郎というコレクターがいたから……ということを知ったのがキッカケでした。
それについて調べているうちに矢代さんのことを知り、矢代さんの回想録みたいなものを読んで、モネに「変」と言ってしまったエピソードを知ったのです。
でもモネは、「変」と言われて笑い、それでいいんだと言い切ります。
これは凄いなと思い、筆を執りました。
ここカクヨムでも、画と文というちがいはありますが、やはり創作に携わる人たちがいる。
そういう人たちへのエールになるのではないか、と思いまして^^;
その辺の、私の思ったことを反映してくれた、良いレビューだと思います!
そしてrainyさんにとってもエールになったようで、作者としてこれほどの喜びはございません^^;
ありがとうございました。
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
コメント失礼します。
拝読いたしました。
登場人物たちが生き生きしているのが伝わってきてすごい。またモネについての作品か脳内に浮かぶようで、本当に彼らとの会話を見ているようで読み終わったあとの余韻が心地よいです……。
モネとの会話な、創作についての姿勢や、矢代さんのことがとても印象に残ります。モネに関連するものを見たくなりました。
とても良いお話をありがとうございます!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
登場人物の描写については、参考資料(拙作末尾に載せている資料)の存在が大きいです。
矢代さんが、その時の体験を書き残してくれているので^^;
私はそれを、もうちょっと小説風に味付け(順番を変える、解釈を変える)してみたのです。
ちなみに、最初は松方幸次郎について調べていたのですが、この「変と言われて大笑いするモネ」を見て、書きたくなってしまったのです。
モネが、変と思うのも大事、と言い出すのは私の創作ですが、でも、変と言われても笑い飛ばしてしまう「大きさ」の持ち主だったのでしょう。
こちらこそ、読んでいただいてありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
コメント失礼します。
変、を変だと感じる、言える、いろいろな想いを理解する。
理解って言葉では言い表せていないんだろうなとか。
いいですねえ。
おりしも昨日ピカソの展覧会に行ってきたばかりでとってもタイムリーw
いつも本当に素晴らしい四谷軒様の作品に感服するばかりです。
歴史もののとこには大して知識のない私などがコメントするのも恥ずかしくてw
四谷軒様のような表現の仕方をしたい!!
っていつも思います
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
「変」と言われてむしろ笑い出すモネ。
それがとても印象的で書いたお話です^^;
ユキオさんは、尊敬するモネが馬鹿にされているという話を聞いていて、だからこそ、「変です」と言うべきと思ってしまったのでしょう。
その辺をモネが見抜いてユキオを励ますというのは、私の創作ですが、おそらく似たようなことがあったんじゃないかと思います^^;
こういうニヤリとするやり取りも、描きたかったのです。
ピカソの展覧会、私も今回のお話のために西洋美術館に「考える人」の撮影に行ったのですが、時間が無かったので観覧を断念しました^^;
うらやましい(笑)
同じシリーズで、どんどん短編を書いてらっしゃるUDさんを見て、私もその積極果敢な姿勢を見習いたいなと思っております^^;
ありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
この世界に生きる方々の、まっすぐ純真な生き様が生き生きと描かれていて感動しました。
この場の雰囲気、最高です。
創作する側の視点でも、物凄く刺さりました。
>変と言われようが、自分が良いと思ったものを追い求めてみよう。
共感に尽きます。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
「この世界」につきましては、拙作の末尾に掲載してあります参考資料が、まさにそんな感じなのです。
参考資料は回想録みたいな感じなので、ちょっと淡々としているので、拙作では小説的な味付けをさせていただきましたが^^;
なんというか、「美」に真摯に、あるいは貪欲に向かい合うところがいいなぁ、と思って、こういう味付けにいたしました。
また、「変」と言われる画家が、逆に大笑いするところ……これこそ、創作する人たちにエールになるんじゃないか、と思って書きましたので、そこを共感していただいて、書き手冥利に尽きます!
こちらこそ、ありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
感服、堪能しました。読了後深く息を吐きました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
そして恐縮です。
そこまで感服していただけて、書き手冥利に尽きます。
ありがとうございました。
編集済
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
十数年前、これまで唯一の洋行の折に、パリのオランジェリー美術館で、モネの睡蓮の作品群を見て来ました。
一口に「睡蓮」と言っても、すごい作品数なのですよね。
オランジェリーでは、これが、屏風絵の様に飾られていて、四季折々の蓮の様相は、圧巻でした。
疲れました(笑。隣のルーブルを見た後、というのもありましたけど)
懐かしいです。
雨だれが落ちるまでの間に3回抜刀するという薩摩武士の話も、面白いです。
近代の大物たちの会話劇、楽しませて頂きました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
パリに行かれたことがあるのですか。
それは羨ましい^^;
上野の西洋美術館で「睡蓮」を見たことはありますが、オランジェリーにそんなにいっぱい「睡蓮」があるとは……想像ができません(笑)
「ジヴェルニーの積みわら」もいっぱい描いてますけど、やっぱりモネは「睡蓮」が凄いですね^^;
雨粒三回斬りの伝説は、桐野利秋(中村半次郎)のものです。
真偽のほどはわかりませんが……^^;
松方幸次郎を小説で採り上げた人ってあまりいないので、少なくともカクヨムではいないので、じゃあ私がやってやろうと思って書いてみました(笑)
それをお楽しみいただけて、何よりです!
ありがとうございました。
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
とっっ…てもよかったです!
ユキオさんがあの発言をした後の空気を肌で感じとり、小心者なのですごくドキドキしたのですが、モネさんの答えが予想を超えてとてもあたたかくて。
生まれたばかりの小さな芽を、摘まずに育てる。なんとも人格者ですね…!
初めて知るモネのエピソードにほっこりしました(*ノωノ)
物語の締めくくり方がまた素敵で…!
モネの一言が、その後の彼の人生を大きく形作ったんですねえ。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
詳細は拙作の末尾に載せている参考資料(ユキオさんの自著)を見ると分かりますが、ユキオさん、ホントにモネさんに「変」と言ったみたいで、かなり勇気のある人だな、と思います^^;
それを聞いたモネさんが「変だろう?」と笑って応じたのも事実らしいのです。
そこからモネさんが、「変と感じて言うのも大事」と口にするのは私の創作ですが、でもそういう雰囲気でユキオさんの相手をしながらドローイングをつづけたんじゃないでしょうか。
笑いながら。
ユキオさん=矢代幸雄が蒐集において公平な目線を保ったというのは、ネットで知りました。
実際に観に行っていないので恐縮ですが、これは書かせていただきました。
やはりモネさんや、あるいは松方幸次郎さんとの「体験」が、ユキオさんの「美」への姿勢を形成したのでは、と思いまして^^;
こちらこそ、ありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
自分、このジャンルのものを初めて読んだのですが、(小さいころに何度か読んだことはあるのですが)こんな感じだったっけ? と驚きました。まるで、本当に彼らが会話しているのが目に浮かぶようで、読んでいて夢中になってしまいました。
作者からの返信
私もこのジャンルを書いたことがあまりありません。
西洋画家についてだと、初めてだったりします。
これは拙作の末尾に掲載しています参考資料のおかげで、この資料に実話として彼らのやり取りが載っているのです。
それを私が順番を変えたり解釈を変えたりして、味付けして書きいた次第です^^;
夢中になっていただき、とても嬉しいです!
ありがとうございました。
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
昨日からこれ、どう感想を書いたものか悩みました。
この悩ましいテーマをキッチリと表現できる四谷軒様は凄いなあと改めて思いました。
なにかしら心を惹きつけ、目立つからこそ芸術なのかなあ。興味深かったです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
このお話は、ネタ本(拙作末尾掲載の参考資料)のおかげで書けました^^;
というか、クロード・モネがそういう言動をしてくれていたおかげで書けました。
一流の画家がこんなことを言ってるんだよ、というのを紹介したくて^^;
そのため、今回、このようなご感想をいただいて、私としては照れくさかったりします(笑)
ありがとうございました。
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
いやあ。
文化財を題材にした話は他のものに増して巧いですね。
登場人物が生き生きとしていると思います。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
これネタ本(拙作末尾掲載の参考資料)のおかげなんですよ。
それに載っている出来事の順番とか解釈とかをいじって料理したんです^^;
確かに文化系のお話は、合戦とかに比べると、自由に書いている感覚は有ります。
そのおかげで、キャラが伸び伸びしているのかもしれません^^;
ありがとうございました。
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
かねてから四谷軒さんはすごい方だすごい方だと思っていまして、自分なんぞが気軽に話して良いんだろうかとこっそり思っていた次第ではありますが、今日このおはなしを読んでビビり倒しておりますですよ……!(日本語が変なのはいつものことなのでお気になさらず😅)
クロード・モネも睡蓮もアート小説も好きで好きで貪るくらいに読んでいるのですが、この作品を無料のウェブ小説で読んでいて良いのかと、震えております。あぁ、願わくば四谷軒さんの作品を紙の本で読みたい。短編集として紙の本で出ないかなぁとかって。
はい。ものすごくよかったです!語彙力などどっかに行ってしまいました。
作者からの返信
コメント付きレビュー、ありがとうございます。
濃厚って言われて、恐縮です(笑)!
さて、実は拙作は、その末尾に載せています参考資料に記されているお話を翻案させたものなので、個々のエピソードは事実です。
ただ、配列を変えたり、解釈を変えたりしているので、そのまんま事実ではないのですが、大体事実なんで、その辺が「らしさ」を生んでいるのではないかと思います。
……なので、そう大したことをしているわけではなく、ネタ本があったからこそ、なのです^^;
で、私の場合、歴史ものというアプローチで松方幸次郎にたどり着き、そこから西洋美術館、そこからクロード・モネへと至ったのです。
そしてウィキペディアから前掲の参考資料を見つけ、読んだらこんな話が載っていた、と(笑)
でもモネがここまで陽気なフランス人だと思ってなかったので、これは書かにゃあ、と思った次第です^^;
お褒めいただき恐縮です。
ありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
すぐそこに三人がいて……笑い合っているような。四谷さんの作品は人物の息づかいが感じられて、本当にスゴイです。
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
拙作の末尾に載せている参考資料のおかげで、このような、キャラが浮かび上がってくる感じになったのではないかと思います^^;
結構詳細にモネのことが書かれていて、その雰囲気をお伝えできればと思って書いたのです。
こちらこそ、ありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
決して小さくない勇気と共感。
面白かったです。
油絵を習っていたことがあり、モネはセーヌ川を描かされた記憶が蘇りました。お察しのとおり、似て非なるものに仕上がりましたが……。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
本人たちは「小さい」勇気と言っていますが、小さくなかったりします^^;
その辺を読み取っていただいて、感謝です。
私は絵については門外漢ですが、拙作のモネ画伯であれば、似て非なるものでも、頓着せずに「いいんじゃないか」と言いそうです^^;
ありがとうございました。
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
私の方のモネも、真っ直ぐで愛嬌のある方です。四谷軒さんも、その画風からユニークを感じたのかなの、良き審美眼をお持ちですね。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
ウィキペディアとか、拙作の末尾にある資料を読んで、モネってこういう性格だったんだな……と想像いたしました^^;
画もむろん観たことがあります。
そういうのがあいまって、こんなキャラになりました(笑)
ありがとうございました。
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
むちゃくちゃ良かったー!!!
情景が浮かんでモネもそうですがイキイキ動く世界!
さすが四谷軒さん!
その美術館行ってみたいです!
ほんとプレゼントな作品!
ありがとうございました^o^
作者からの返信
近況ノートにもコメントありがとうございます。
お星さま、ありがとうございます。
私も資料を読んで知ったのですが、モネって意外とノリノリで動いてます(笑)
それをお届けできればなぁと思って書きました^^;
お楽しみいただけたようで何よりです。
こちらこそ、ありがとうございました!
編集済
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
bravo!
追記 コメント悩む感じの感想を失礼しました。良すぎてこれしか書けませんでした。
パリで美術館巡りをしたときの記憶が鮮烈に蘇りました。
上野は次特別展あれば行きたいけど混みそうなのが。
作者からの返信
ありがとうございます。
返信が遅れて申し訳ありません。
おかげさまで、拙作もみなさまにbravoと言ってもらえております!
ありがとうございました!
クロード・モネと松方幸次郎、そして私への応援コメント
読ませていただきました。
作品世界に浸って、自分も一緒にモネの絵を見ているような、そんな感覚を味わえました。
素敵な作品だと思います。
作者からの返信
まずはコメント付きレビュー、ありがとうございます。
クロード・モネという画家をテーマにしている拙作を、「クロード・モネに会いに行く」という洒落た表現でレビューしていただき、大変恐縮です。
そして、応援コメントもいただき、ありがとうございます。
モネの画、味があっていい画です。
その画の雰囲気を味わえるようなお話をこころがけて書きましたので、大変嬉しいコメントです。
ありがとうございました!