抱/負

ありのまま受け入れる、こころからの 無害なものへ、つつがなく、どうせ続かない未来へ 消極的になっても逃げきれない面倒で変な事件や病気は、つまづいたようなかたちに正座して/つまびいたこわいろに 星座を模した。なんとなくでもこうやって初めて気づく経験値を 調えられた頭を、すげ替えるだけの時間と/誂えただけの唄を、噎せ返るような周忌とする。「まあむりしないで、」そんなかんじで肩でも叩かれ 酒の続きでも飲み、泥酔しない程度によいところまで、食っちゃ寝していたい。〈ゆめがある〉金槌で、拝を併せて つちくれに灰を蒔いたばかりの、嬰児のしなやかさを 鋳型の坪庭に置いて眺めていたい。生命は握られていて まだまだ遊び足りないといったところで、なんて甘い考えで腰を据える居場所として、相応しい程度の長さは偶然ですべて泥沼、無限の砂漠。温いかどうか(もう遅いかも叱られるかもしらんがな。)ダメかもわからないからナンセンスに。いるという自信。本当は頼りない根拠、 実際は何処にも見当たらない意図。 ただなんとなく 心地いい なんて 乱雑な空論で種を蒔き散らす。


2023年1月12日

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る