第74話

優視点

 「痛っ」「やめて!夏希大丈夫!」「・・・」「ごめんなさいね、私の近くを通るからたまたま足を出しちゃったら転んだみたいで」


 ついに、最近は平和になっている。

 近くにうるさい人が居ないだけでも最高に気分がいい。


 「冬華!放課後、体育館裏に来なさいよ。」「・・・わかった」


今は読書を楽しめる。


ーーーーーーーー

 バイトに行く前に一応、学校から殺人者が出たら困るので、警察を呼んで置いた。この学校の教師は使えないし、


 「あっ、先輩!バイト一緒に行きましょう!」


「オウ!」


ーーーーーーー

 クラスで退学者が出たようだが、静かになるから嬉しいことだ。


 「あの、優くん。」


はぁー。静かになったのに


 「昨日また、助けてくれてありがとう。」


 顔に少しが傷がある、月宮が話しかけて来た。


 「優くんが居なかったら、今頃私大切なの失っていた。」

 いや、もうすでに色々失っているだろう。


 「あの、私、優くんがいいなら、いつまでも捧げる準備してるからね。」

相変わらず病んでいるようだ。


ーーーーーー

 そして、前より静かになってあっという間に夏休みがやって来る。


 「雪」


「先輩!」


「夏休みだな。」


「先輩は受験ないんで、完璧夏休みっすね。」


「遊ぶか」


「遊ぶしかないっすね。」


こうして、俺は雪とたまにバイトの先輩、そしてまなちゃんのお姉ちゃんともたまに会って人生で最後の夏を楽しんだ。




 


 

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