第2話

頭痛い。気分が重い。ただ目は覚めている。


 辛い夢を見た気がする。

 

 いつものように、机の引き出しを開ける。


 やっぱり、、、ないよな。


 少しだけ、まだ信じていた。

 隠していただけだと、朝開けると、

 こっそり返してくれるかなと思っていた。


 そんなことは無かった。





 疲れた。


学校に行きたくない。


 正直、父親以外の人と関わるのが嫌になってきたな。


 でも、それだと将来生きいけないし、


 、、、【楽しく生きてね】



 よし、学校は頑張ろう!将来生きるために!!


 よし、今日から楽しく生きよう、

 沢山の楽しい話を天国のまなちゃんにするんだ。


 そのために気分を変えよう!


 「おはよう、ゆう」


でも、まなちゃんは許してくれるかな?


 「お母さんを無視してるの?」


大事な ストラップ無くしちゃったしな、


 「お兄ちゃん、キモい」

 

 とりあえず天国であったらそのことを真剣に謝ろう。


 「朝ごはんは?待って!」



あー外の風が気持ちいい


 ごめん、ストラップは無くなったけど、天国で見ててくれ。


 「待ってって!!」


肩を掴まれた。


  あー冬華か


 「さっきからお母さんのこと無視しないで、」


 なんのこと?


「あー、ごめん、無視したわけじゃないんだ、気づかなかった。じゃあ」


 話すのめんどいし、俺の楽しむ時間を奪わないで欲しい。


「じゃあって何?」

 

 何を言ってるんだ?


「学校行くんだよ?あと肩、離して」

 

 当たり前じゃん


 「ねぇ、私にそんな生意気な態度でいいの?」


 はぁ、、、


「いいよ別に?もうあまり気になんないし。じゃあ俺今度こそ行くから」


「い、、、まって」


追いつかれないように走ろう、折角だからこのまま走って体力

作りだ!!


 走るのって気持ちいい!!


  

ーーーーーーーーーー


「ゆうくん、朝ごはん食べないで行ったの初めてだよ。」


 「お兄ちゃん、昨日のこと怒っているのかな?」


「そりゃ、あれだけ必死こいて探してたんだから、怒るでしょ」



「でも、お兄ちゃん私達に怒ったこと一度もないよ、、、 

 お兄ちゃん全然怒らないから、怒ってるか分かんなそう。」


「、確かに、、でもさっきの態度はない、とりま、、

                      昨日のこと晒す」


 

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