読まれなくても自分が楽しければ

 物語を書く者としてあまり良くない思考なのかもしれないが、最近は「読まれなくても楽しく続けられればいいや」という考えが強くなってきた。


 12月下旬にカクヨムに再登録する前、僕は10月上旬にカクヨムに1回登録していた。


 最初に登録した時はモチベーションが高くて旅行先のホテルや新幹線の中でもスマホで下書きをしていたくらいのめり込んでいた。


 登録して1か月が経った頃、12月からカクヨムコンという大きなコンテストがあるということで更にモチベーションが上がり、仕事中もアイデアが思い浮かぶと忘れないようにノートに思い浮かんだアイデアを書き残していたくらいである。


 12月に一度カクヨムのサイトを使えなくなり、再度登録してカクヨムコンの短編賞に応募していた頃もまだモチベーションは比較的高かったが、カクヨムコンが終わる2月くらいには小説熱も冷めてきて、「楽しみながらやれればいいかな」という考えが強くなってくる。


 理由は自分とは段違いのPVや★を取っている人たちがいて、彼らの作品のクオリティに届かせることは自分には無理と思ったことと、これでメシを喰っているわけではないという現実を実感したからである。


 それでも自分でこんなストーリー読んでみたいなと思うモノを書き残せるのはとても楽しいし、これは趣味として続けていこうと思っている。


 最初の頃はいろんな創作論も読んだが、書いている人によって取り巻く環境や成功要素が違って、どちらも人気のある作家さんでも人気作品を作るコツなどは真逆のことを書いていたりするのも見て、これは創作論は読まない方がよいと思った。


 本屋の自己啓発本のコーナーにいろんな人が書いた成功のノウハウ本が置いてあるが、あれも人により環境要因が違い過ぎて実際は殆ど自分には適合しないのと同じである。


 だから、最近は自分が楽しければいいかなと思う。


 プロを目指すわけでもないし、飽きたら別の趣味を始めると思うし、特に仕事に支障が出ないように無理をしないで長く楽しめる趣味にできたらよいと思う。


 

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