地味女は本気出したら美少女です
雷空 瑠璃
地味女子の本気
私はこの私立高校に転校して来た灰雪みずほ。文字通りメガネ女子。そのせいで…
「アハハ!地味ずほちゃーん!このごみ捨てといて~!」
「ああ、はい…」
「相変わらず地味ね~!」
地味なせいで、パシリ・いじりが起きている。本音を言うと、すごく、面倒くさい。
「一回メガネ外して、おしゃれしてみたら~?」
そんなことを言ってくるが、そんなことをして、何の意味があるのだろう。
だけど、私は言ってみた。
「まあ、挑戦してみようと思います。」
すると、いわゆる一群の女子が爆笑し始めた。
「ハハハ‼あんたなんかにできる訳ないじゃない!」
「は?言いだしっぺあなたですけど。」
「真に受けるとかおもろ!」
返答してもこんなだし、本当に意味わからん。イラつく…あ…じゃあ…
やってみるか。
次の日、私はメイクをしてみた。
メガネを外してコンタクトにして、ちょっとだけチークをして、
ヘアアレンジをしてみて、校則上あまりおしゃれはできないけど、
初めておしゃれをした。
私が教室に入ったら、騒がしかった教室が一気に静かになった。
「え…?あんた誰?」
「え?みずほですけど…?」
「有り得ない!あんたがなんでそんなにおしゃれなの⁉」
「スゲー…」
「はっ!」
「みずほ!俺と一緒にカラオケ行こうぜ!」
「いや俺だ!」
ガヤガヤ
いきなりクラスの何人かの男子からお誘いが来たが、私の答えは一つだった。
「全員拒否します。」
「「「⁉」」」
「何故だ⁉」
「今までいじめたりしてきたあなた方と、関わる気は一ミリもありません‼」
スッキリした。本音を叫んで、今までの不満が一気に放出された。
本音を言うって、スッキリするもんなんだ…!!
私は本音を言うことを大切にして、この学校生活を送っていった。
地味女は本気出したら美少女です 雷空 瑠璃 @Supairaru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます