第6話

無事に教会で目覚めの儀式を終えたら 今度は領地の主だった者たちへお披露目が有るらしい。


教会から気絶して戻ったとの話が領内に広まっている為、元気な姿を見せる事もお披露目の意味合いとしてあった。 でも面倒だな 幸いな事に領地の者には聖紋は見せなくて良いらしい


その前に家族に目覚めの儀式で得た聖紋ついて話さなくてはならない。 余り見せたくは無い、 だって俺の聖紋は正七角形だ。 更に七画が二重円で囲われている 普通は円で囲うなど無いらしい(これはエリザベート・イースト小母さんに聞いた話だけど)円は途切れの無い永遠を表し聖なる印だと話していた。 それもあって話しづらい でも既に母のアグネスとエリザベート・イースト小母さんには知られてしまったから話すしかないな きっと異母妹のマリアは解らないと思うし問題は父 フィリップ・フォン・アーレンハイト と 第3夫人のマティルダ母さんには話さなくてはならないだろうな そうすると当然の如く第1夫人のマルガレータ母さんにもとなる まぁ 家族だから仕方ないか


今回、俺の聖紋の秘密は外見と少しの意味を話す事にした。 意味は七画を二重円で囲われているからだ 


【種族】  同族に対して帰属意識を持たれ種族特性が得られる

 ・人族

 ・龍人族   (普通は自分の種族しかないのでこれは話さない!)

 ・精霊族   (普通は自分の種族しかないのでこれは話さない!)

 ・エルフ族  (普通は自分の種族しかないのでこれは話さない!)

 ・獣人族   (普通は自分の種族しかないのでこれは話さない!)

 ・魔人族   (普通は自分の種族しかないのでこれは話さない!)

 ・妖精族   (普通は自分の種族しかないのでこれは話さない!)


【魔法】

 ・火属性(鍛冶や浄化も含む)

 ・風属性(飛行等も含む)

 ・水属性(ケガ等の回復系も含む)

 ・土属性(物の抽出、結合等も含む)    (これは話さない!)

 ・光属性(毒、穢れ、呪い等からの回復系も含む)

 ・闇属性(暗示、興奮、呪い等の状態異常を防ぐ 使い魔も呼出し使役が出来る)   

  (これは話さない!)

 ・空間・創造属性(アイテムボックス、転移など空間や新しい魔法に関する事)


【武術】

 ・体術(無手系)

 ・剣術(刃物系)

 ・弓術(遠距離系)   (これは話さない!)

 ・馬術(乗り物系)   (これは話さない!)

 ・棒術(刃物系以外)  (これは話さない!)

 ・暗器術(身近なもので身を守り、相手を倒す)    (これは話さない!)

 ・回避術(気配察知、毒物耐性、物理耐性) (これは話さない!)


 【称号】伯爵家五男 転生者(これは話せない!) 女神ディアナの使徒(これは話せない!) 女神ディアナの眷属(これは話せない!)


 【レベル】1


 【体力】 3000/3000  (30/30とする 成人男性で100/100)


 【魔力】 150000/150000 (150/150とする 成人男性で1000/1000)


 【能力】 S   (Eとする 成人男性でD)


こんな感じで話すことした。母のアグネスとエリザベート・イースト小母さんに知られて居る内容だ

こんな内容で父のフィリップ・フォン・アーレンハイトと第3夫人のマティルダ母さんに夕食時に話したら 二人とも物凄くビックリしていた まぁ こんな内容だから聖光で気絶したんだけどね


後 教育係のハワードやシンディーに話した、だって二人が俺の状況を知らなかったら教育なんか出来ないもんね でも二人とも引き攣ってたな 。。。。 ゴメン!


後は領内のお披露目だ! これが終わったらアグネス母さんからは魔法をマティルダ母さん剣技を習う事になっている。


実を云うと既に二人の実力を超えているみたいなので今から事前工作をしている。


出来たらマルガレータ母さんからも何かを習いたい 空間転移魔法が使えるんだけど 一度は行った処でないと座標軸が解らない この座標軸は多分 人間には無理かもしれない(だって3次元の位置を記憶しなくっちゃ成らないから) だから俺以外で使える人が分かるまで秘密にしなくっちゃ


5歳の学院入学式で王都に行くからそれで座標軸は覚えるだろう(多分 女神ディアナはこれが苦手なんだろうな 人間でも女性は苦手な人が多いし)


そんな事を考えながら屋敷で過ごして居たら 領内のお披露目日が来た 領内に残る2つの街から内政官や商人に各種ギルドの幹部 そして領軍の士官達だ 我がアーレンハイト家は元々が大公家だった為に領軍の士官が100名に兵士は5000名も居る少し多い 本当は現状の領土に合わせたら1/10でも良いかもしれない でも領土は魔物の領土である森に接している為に気が抜けない


朝から屋敷には見知らぬ人が出入りし目まぐるしい お披露目は15時からだからまだ時間は十分にある 挨拶をしなくっちゃいけないから、話す内容も考える必要が有るし 父からは名前だけで良いよ云われているが 流石にそれは拙いだろ!


お昼を食べながら教育係のハワードやシンディーに聞こうかと考えている でも こんな時に限って見つからない 何処に行ったんだろう?


実はハワードは招待客の応対に追われ、シンディーは料理や接待でお昼も食べれない状態であった。


いよいよ お披露目の15時だ 招待客がサロンに集まってくる(皆 遠方から来るから午前中には居るんだよね) 父のフィリップ・フォン・アーレンハイトがサロンに集まった招待客に挨拶を始めた そろそろだね


教育係のハワードやシンディーもやっと俺の側に来たけどスピーチの打合せなんか出来ない、緊張するな!


「カール様 大丈夫です 招待客は皆 芋かカボチャと思い 普段のカール様らしく思う所をお話しください。」


「そうです カール様 今日のお召し物も素敵です 何処からどう見ても小さな貴公子様ですよ 大丈夫です」


そんな励ましを教育係のハワードやシンディーから貰っていると 父のスピーチが俺の紹介の話に成って来た


「今日は忙しい中、集まってくれて感謝する。五男のカールが無事に三歳を迎え、先週には教会で目覚めの儀式の終え 聖紋も頂きこうしてお披露目することになった。では、カール入れ」


ハワードに扉を開けてもらい、中に入る。


父のフィリップの横に立ち、頭を下げて周りを見渡す。


 うわっ~~~。めっちゃ 人いっぱい!。


 一度、二度と深呼吸して、息を整える。


「ただいま父のフィリップより紹介に預かりました、カール・フォン・アーレンハイトでございます。皆さまのおかげで、無事に三歳を迎えられました。まだ幼く、未熟ものですので、これから皆さまのご指導によって、成長していきたいと思っております。これからもよろしくお願いいたします」


 頭を下げた。 (よし完璧!!!)

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