「ジャック、一時間後、夜は忙しい？」

　惑星（ほし）のような青い瞳（スピカ）が尋ねた。

「大丈夫だろ？ジャック、夜はスピカと回れよ。オイラ片付けと、あー……店の仲間と打ち上げがあってさ……」

「そっか、ありがとうジェイク、楽しかったよ！」

「おぅ！じゃあオイラは行くよ。ジャック、また店で。スピカ、学校でな。ジニアさん、さようなら、新しいランタンをお作りの際はハッティワークスをどうぞ」

「まぁ！」

「ほいじゃな」

「ふふふ、スピカ、私も戻るわよ」

「わかったわ、ジニア。ねえジャック、どう？」

「忙しくないよ。バランじいは一仕事終えたら飲みに行くって言ってたし、僕はのんびりさ」

「まぁ！飲み過ぎないといいけど」

　マーサに飲みすぎを叱られているバランが浮かんだ。

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