77
「お時間大丈夫でしたらどうぞ」
「ありがてぇ」
ジェイクはソファーでカフェラテを
時間は大切だけれども、バランじいは、ガラスの色彩合成技術、ガラスの加工技術の権威だけれど、それ以外はからっきしだ。
商談の際はいつもバランじいを待つ時間が発生する。それを含めてスケジュールを組み立てる。この小部屋で、ジェイクはいくつもの新製品のアイデアを生み出した。バランじいの商談室を第二の作業場のようにも思っていた。
いつもなら、ジェイクはノートやペンを取り出したり、小さな修理品を出して、修理を始めるところだ。だけど今はそれよりも興味があった。
「ランタンは買えたかい?」
「覚えていたんだ。それがまだなんです」
猫の少年は金色の瞳を細くした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます