最後の抵抗

 バタバタと、大勢の自衛隊員達が基地の敷地を走り回る。

 基地全体が忙しなくなる事は、今までにも何度かあった。しかし今回ほど、誰もが鬼気迫る顔をし、慌てふためいている状況は初めて。ましてや戦車や戦闘機など、普段は動かさない兵器の数々が

 この自衛隊基地に日本中の戦力が集結していた。何十もの戦車が基地内を走り、戦闘機も次々と周りを飛び交う。また、自衛隊の護衛艦も近海に来ていると自衛隊員達が話していた。

 物々しいという言葉でも足りないような、大軍勢。

 とはいえ、此処に円盤――――今正に世界を滅ぼそうとしているインベーダーがやってくるとなれば、頼もしさよりも心細さの方を感じてしまうだろうが。そもそも集まる事と到着する事は別の話。円盤従来の報告からかれこれ十時間が経ち、午前五時を迎えたものの、現時点で基地に到着出来たのは隣県にいた戦力ぐらいなものだ。


「……………ふぅ」


 千尋も、身勝手な感想だとは思いつつ、自衛隊員の姿を見ても不安しか過ぎらない。

 それは、一仕事終えたピュラーがやってきても同じだった。


【チギロォ! オワッガギァ!】


「え? あ、もう終わったんだ。やっぱりピュラーは凄いね!」


【スギォィ!】


 ピュラーは両腕を高々と上げながら何かをアピール。力持ち、を表現したいのだろうか。千尋はこのようなリアクションを教えていないので、自衛隊員の誰かからそのポーズを学んだのだろう。

 ピュラーは今、自衛隊のお手伝い中だ。

 迫りくるインベーダーと戦うとなれば ― 一瞬でやられなければの話だが ― 大量の銃弾や砲弾、ミサイルを使う事になるだろう。弾というのは存外重いもので、例えば歩兵の武器である自動小銃の弾の場合、七ミリ以上の大きさのもので一発十グラム程度。これを装弾数にして三十発の自動小銃に装填するのだから、銃一本に付き三百グラムとなる(実際には弾を収納する弾倉もあるのでもっと重い)。

 そしてこれを歩兵五百人分用意するとなると、単純計算で百五十キロもの重量だ。しかも途中で撃ち尽くして装填する分として、戦場では五〜十マガジン程度携行するのが一般的と聞く。仮に全員が五マガジン多く持っていくなら、持参分だけで先の六倍……九百キロもの重さだ。

 しかも長期戦になれば、途中で補給も必要となるだろう。なるかどうかは分からないが、戦いが長引いた時に「用意してません」では話にならない。そのため実際には必ず予備を用意する事となり、とりあえず同じだけの物資となれば、もうこれだけで一・八トンもの大荷物になってしまう。

 他にも砲弾、ミサイルなどの武器に加え、レーションなどの食べ物や飲料水、防具などの衣服も必要だ。負傷兵の治療のための医薬品は欠かせないし、診療所の建設には簡易なものでも数百キロ〜数トン単位の建材を使う。これらを生身で人間が運ぼうとしたら、どれだけ時間があってもたりない。なので重機を使うしかないが、これは数に限りがあり、またある程度の訓練をしなければ安全には扱えない。

 しかしピュラーであれば、この問題は一挙に解決だ。五十メートルもの巨躯と数万トンの質量を持つ彼女にとって、数千トン程度の荷物を持ち運ぶなど造作もない。勿論身体が大きいので人間視点だと丁寧さに欠けるという欠点もあるが、そういう物は人間が運べば良い。全部を任せる必要はないのだ。

 必要なものを必要な場所に運べない。こんな状況で戦えば、当然力など発揮出来ない。端から勝ち目のない戦いとはいえ、物資不足で全力を出せませんでした、というのはあまりにも悔いが残る。

 ピュラーのお陰で、物資面での心配は解決したと言えるだろう。

 ……勿論、一番の懸念は『戦闘』である事は、言うまでもないのだが。


「(そろそろ円盤が来る筈。多分、他の戦力の到着は間に合わない)」


 現時点で集まってきた自衛隊の戦力は、精々隣県の自衛隊だけ。何十という戦車と戦闘機が集ったが、日本の総戦力としてはあまりにもちっぽけなものでしかない。当たり前の話だが、遠くの戦力が駆け付けるには時間が必要なのだ。たった十時間、しかも夜遅くの通知では、いくら自衛隊でも無理なものは無理である。

 この体たらくの原因は、結局のところ通信状況が悪い事だ。円盤の位置を常に把握出来ていれば、予め戦力を集めておくなどの対応も出来た。しかしあらゆる国との通信が日に日に出来なくなる中、そうした情報を集める事は困難。情報がないため予め戦力を集中させる事は出来ないし、誰かが決死の攻撃で発見した弱点も共有出来ない。高度な戦術もリアルタイムでの連携がなければ真価は発揮出来ず、尻窄みに終わってしまう。技術力という地力で劣る以上こういった連携で勝負しなければならないのに、それが出来ないのだ。

 そしてこれは偶然でも人間側の落ち度でもなく、インベーダーが仕掛けている工作だと思われる。高度な科学力を持つインベーダーも、情報戦の重要性はよく理解しているのだ。どのような方法で通信を阻害しているかは不明だが、技術力の差を思えば太刀打ちなど出来ないだろう。

 こうなると数少ない戦力で挑まねばならないが……ではこの基地に天才軍師がいて、天才的な戦略を用いれば勝てるかと言えば、千尋には到底思えない。

 何故ならインベーダーは高度な文明の持ち主だからだ。文明が時間と共に発展する事を思えば、インベーダーは人類よりも長い歴史を持つと考えるのが妥当である。歴史が長ければ、様々な戦争を経験しているだろう。もしくは侵略慣れしているなら、数多の異星文明と接触した筈だ。それら敵対者は、きっと様々な戦略を用いて戦ったに違いない。つまりインベーダーは。円盤に致命的な弱点があっても、きっとインベーダーにとっては過去の出来事で、この円盤は入念な対策を施しているだろう。

 技術力の差があるため地力で劣り、チームワークを発揮しようにも通信が遮断され、画期的な戦略も向こうにとっては時代遅れの代物。どうやっても勝ち目はない。

 仮に一矢報いる事が出来るとすれば、純粋に強い力の持ち主だけだろう。パンドラがやられた今、その力があるとすれば……


「……ピュラー。やっぱり、戦うのは怖い?」


【コギャィ!】


 駄目元で千尋が尋ねてみると、ピュラーの返答はハッキリとした恐怖心の表現。

 彼女は戦うのが怖い。そういう性格なのだ。訊く前から分かっていた事である。


「(本当なら、あれこれ言い包めてでも戦わせるべきなのかも知れないけど)」


 ピュラーはロボットだ。ロボットと人命、どちらが大事か? 常識的に考えれば、答えるまでもない。

 ピュラーが壊れたとしても、それでインベーダーの円盤を撃破出来るのなら実に喜ばしい……理性では、千尋もそう思う。

 だけど、無邪気で幼い彼女を戦場に出すのは――――


「円盤確認! 距離五万! 総員戦闘態勢に入れ!」


 悩み抜きたいところだったが、インベーダーは時間も与えてくれない。


【ギ!? ギ、ギギゥ……】


 自衛隊員の言葉の意味を理解し、ピュラーはすっかり怯えてしまう。両手で頭を抱え、その場に座り込んでしまった。

 どれだけ大きくとも、これほど弱々しい姿を目にすれば、千尋の覚悟は決まった。


「ピュラー! 此処にいたら危ないから、離れた場所まで逃げよう?」


【ウ、ウギ、ギゥゥゥ……】


 千尋が移動を促し、ピュラーはゆっくりと立ち上がる。

 最大戦力と共に後方へと下がる。

 常識的に考えれば愚行でしかないが、こんなにも怖がっているピュラーを前線に出すなんて出来ない。それに自衛隊上層部も、荷運びについて関わるのは『許可』したが、戦闘に参加する事までは許容していない。パンドラの同型機が自衛隊の横に並ぶ事は、例えどれだけ言葉で説明されても簡単には受け入れられないのだ。仮に合理的に考えても、こんな怖がりを『主力』とする作戦はリスクしかあるまい。

 それに後方に下がるといっても、まだ仕事はある。前線で奮闘した兵力に弾薬などを補給するため、物資の移動は絶え間なく行われるのだ。大量の荷物が右へ左へと動く。ピュラーの力は、存分に活かされるだろう。


【チギロ、イッギォ。ニギロ】


 ピュラーは千尋の方に手を差し出し、一緒に逃げるよう促す。

 千尋はその手に乗り込めば、ピュラーはすぐに後方に向けて歩き出す。

 道中、伝令役として走り回っていた秀明も見付けて手に乗せて、千尋達は『安全』な位置へと向かうのだった。

 ……………

 ………

 …

 千尋達がピュラー、それと後方支援部隊と共に前線から遠く離れた地まで下がったところで、インベーダーが北西の方角から姿を現した。

 全長三キロ近い、巨大な円盤。

 地平線からゆっくりと現れたそれは、実際にはかなりの速さで飛んでいるのだろう。どんどん距離を詰めてくる。飛行高度は一キロか、それとも二キロか。相手があまりにも巨大なため低空を飛行しているようにも見えるが、実際には恐ろしく遠方だ。距離感が狂う、とは正にこの事か。

 千尋と秀明は今ピュラーの掌の上にいるため、地平線は遥か数十キロ彼方に見える。そこから現れた円盤がどんどん迫ってくるという事は、相手がとんでもない速さ……秒速一キロ近いスピードで移動しているという事。戦闘機さえも優に超える超音速であり、よく観察してみれば円盤の周りにはうっすらと靄のような、ソニックブームと覚しき現象が確認出来た。

 これほど速ければ、間もなく交戦距離に入る。

 千尋達の周りには大勢の後方支援部隊がいて、誰もが円盤の姿を前に緊張感を露わにしていた。彼等は直接戦闘をする者達ではないが、武器への物資搬入や怪我人の治療、敵の行動分析に部隊の損耗状況の把握……様々な任務を請け負った人員がいて、決して小さな役割ではない。本来なら相当数の人員が割かれる部分だ。戦いが始まれば一気に忙しなくなる役目であり、誰もが緊張している。

 それに後方だから安全とは限らない。パンドラさえも破壊した円盤の戦闘力を鑑みれば、前線部隊がごく短時間で壊滅する事は十分あり得る。というより余程のご都合主義が起きない限りはそうなるだろう。そうなれば今度は此処にいる面々が戦いに出向く。武器すらろくにないが、戦わなければ滅ぼされるだけならやるしかない。

 彼等の誰もが現実を見ている筈だ。だが取り乱したり、恐慌に陥ったりする者は見られない。最悪の時の覚悟さえ決まっているのは、流石は自衛官と言うべきか。千尋など、理屈の上ではいざとなれば銃を持たねばならないと思うものの、そこまでの覚悟は持てない。良くも悪くも、彼女は技術者なのだ。

 ましてや怖がりな幼子となれば、もう覚悟以前の問題である。


【ギ、ギギギゥゥゥ……】


「大丈夫。落ち着いて」


「怖かったらもう少し後ろに下がるかい?」


 円盤の恐怖を思い出したのか、震えるピュラーに千尋は声を掛ける。いや、声を掛ける事しか出来ない。円盤をどうにかする術も、円盤から逃げ切る方法も千尋には思い付けないのだ。せめて秀明のように、咄嗟に心配を和らげる言葉を投げ掛けられたら良いのに……

 自分の不甲斐なさに嫌気が差す。何か出来ないものかと考えて、考えて……何も出来ないまま、ついにインベーダーは自衛隊との交戦距離に入った。

 次々と飛んでいく戦闘機。大地を疾走する戦車と装甲車、それに追随する歩兵。

 結局、集まった戦闘機はほんの五十機程度。戦車と装甲車は合わせても百に満たない。歩兵は一千人近くいるが、彼等が装備出来る武器など戦車砲や戦闘機のミサイルに比べれば豆鉄砲同然でしかない。

 世界を滅ぼして回っている巨大円盤と戦うには、あまりにも少ない戦力。この一千倍の数がいても心許ないのに、これでは絶望しか感じられない。しかも選りすぐりの精鋭ではなく、手の届くところから集めた普通の兵力ばかり。中には学徒兵かと思うほどの若者までいた。

 千尋がインベーダーの立場なら、アニメの悪役よろしく「下等生物が。少し遊んでやるか」とでもふんぞり返るかも知れない。一通り攻撃を受けた後、盛大に攻撃して士気を挫くのだ……ところが現実のインベーダーには驕りがないのか、或いはマニュアルでも用意されているのか。

 人類側の中で最も速い戦闘機がミサイルを発射するよりも前に、インベーダーは行動を起こす。

 インベーダーの円盤が突如として光り出したのだ。

 なんらかの攻撃か? 今まで見せた事のない現象に、思わず千尋はピュラーの指に身を隠してしまう。ただ、その光はどれだけ浴びても人体にはこれといって悪影響を与えないものらしい。咄嗟に隠れた千尋だけでなく、観察するためかじっと見ていた秀明も平然としている。

 だが、人間には無害でも、機械にとっても同じとは限らない。

 光を浴びた途端、飛んでいた戦闘機が突然ぐらぐらと揺れ始めた。最初は風でも吹き付けたのかと思う程度の、軽い揺れだったが……段々揺れが激しくなる。しかも一機二機ではなく、飛んでいた五十機全てが同じように揺れていた。

 そして、ついに落ちていく。


「えっ……?」


 あまりにも自然に、唐突に落ちるものだから、なんらかの作戦なのかと千尋は一瞬思った。

 しかし戦闘機はそのまま真っ逆さまに落ちていき……一機残らず地上に墜落。パイロットが脱出した痕跡はない。大爆発の中で、彼等の命も散っただろう。

 今の一瞬で、人間が持つ航空戦力は全滅した。

 戦車や人間の装備でも、空飛ぶ円盤を攻撃出来ない訳ではない。しかし決して得意ではない。加えて円盤は高度一〜二キロほどの位置におり、こうも離れていると歩兵の火器ではまず届かない、または威力が大幅に減衰するだろう。戦車にしても、砲門は真上を向けないため、頭上を取られるとろくに攻撃出来ない。しかも制空権を奪われたのだ。戦力は半減どころの騒ぎではない。

 ……いや、よく見れば歩兵と戦車にも異常が起きている。

 戦車が前進を止めているのだ。周りの歩兵の動きは極めて慌ただしく、何か、好ましくない事態が起きていると窺い知れる。おまけにそれは、これから戦おうとしていた部隊全体で起きている事のようだった。


「(故障とか、整備不良じゃない! なら、さっきのは……)」


【ギギゥ……アギ、イギャガガ……】


 異変の原因に意識が向いた時、ピュラーは不快感を露わにする。

 声が掠れていて聞き取り辛かったが、あれが嫌だ、と恐らくピュラーは言った。あれとは、円盤が放った光の事であろう。ロボットが不快に思う光とは何か? パッと思い付くものは、一つしかない。


「まさか、電磁パルス……!?」


 十年前、人間がパンドラを倒すために使おうとした攻撃。

 人類が実用的な威力の電磁パルス攻撃を行う時には、核兵器を用いるしかない。とはいえ電磁パルスの原理事態は、物体中から電子が飛び出し、それが機械内部を流れる事で過電流が生じれば良い。インベーダーの高度な技術力であれば、『謎の発光』により電磁パルス攻撃を行えても不思議はない。

 人類側も、電磁パルス攻撃自体は存在を知っていて、様々な対策を施している。特に軍隊からすれば、電磁パルス攻撃=有事であるため、念入りに対策は施してきた筈だ。

 だが、その対策はインベーダーから見れば時代遅れの――――原住民が銃弾に対抗するため、獣の皮を身に纏う程度のものでしかないのかも知れない。


「深山くん、ひょっとするとだが、この状況は……極めて、良くない、と思うべきなのか?」


 恐る恐るといった様子で、秀明が尋ねてくる。能天気にも聞こえる尋ね方は、否定を求めての事か。

 相手が幼い子供なら、嘘を吐くのも一つの手かも知れない。しかし秀明は大人だ。現実を見せないでいて良い歳ではない。


「……多分、今ので終わり。自衛隊は、全滅、した……!」


 近代化された軍隊では、ほぼあらゆるものが電子化している。例えば対戦車兵器として有名なジャベリンも、高度な電子機器を備えた『マシン』だ。

 先の光が本当に電磁パルス攻撃であるなら、自衛隊が持つ武器の中でまともに使えるのは自動小銃ぐらいなものだろう。確かに自動小銃は戦場において頼もしい武器だが、これはあくまでも対人間で用いればの話。射程は一キロにもならず、当てたところで戦車の装甲すら貫けない。空飛ぶ円盤相手ではなんの役にも立たない木偶の棒だ。

 此処に集まった者達は、インベーダーに一矢報いる覚悟があった。

 だがインベーダーはその覚悟を汲んでやるつもりはないのだろう。反撃など許さない、一片の勝ち目も与えない。情けも容赦も奴等にはない。

 そして例え負け犬になろうとも、見逃すつもりもないらしい。

 自衛隊の攻撃手段を徹底的に奪ったところで、円盤は攻撃を始めた。攻撃するのは百メートル級の、閃光を放つ砲台。全ての武装を使っていないという意味では、手加減と言えなくもないかも知れないが……繰り出される苛烈な攻撃を思えば、単に人間の力に合わせた『適切』な力を振るっただけ。

 何百もの数の光が、前線に立つ兵士目掛けて撃たれる。

 光が地面を撃つ度、巨大な爆発が引き起こされた。一度に何十という人間を飲み込み、跡形もなく吹き飛ばす。その光は雨のように幾つも降り注ぎ、逃げ場一つも許さない。仮に逃げ隠れたところで、壁ごと粉砕していく。

 前線にて『自衛隊』と覚しき姿が見えなくなるのに、五秒と掛からない。

 それでも円盤は十秒以上砲撃を続けた。終わった時、残っていたのは濛々と立ち昇る煙と、巨大なクレーターだけ。人間どころか車両の姿さえも影一つ残っていない。


「(ああ、こうやって世界中の人間を負かせていったのか)」


 一つ一つ、丁寧に。

 侵略者とは思えぬほど真面目なやり方で、これまでインベーダーは人類の軍を各個撃破していたのだろう。

 最初から勝てる訳がない戦いだった。猿がどれだけ頭を悩ませ、対抗しようとしたところで、本気で人間が駆除しようとすればあっという間に絶滅させられる。宇宙人と人間の力関係も同じだ。

 それでいて、遠くで眺めているだけの千尋達を見逃すつもりもなく。

 次だと言わんばかりに、円盤は千尋達がいる後方目指して進み始めるのだった。

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