このエピソードを読む
2023年8月21日 09:52
島田雅彦・・・左派の作家として名前だけは知ってるくらいですが、この作品の内容をここの日記など読んでる限り根底にはそういう思想があるのかなと思ってしまいます。作品と作家のイデオロギーは関係ないと創作物に関しては思ってますが、、彼が最近少し注目された昨年の暗殺成功云々の発言を読んでも、言葉が短絡で、常にそんな思考を持ってることに憐れさを感じます。まだ宮台真司とかの方が論理的に客観視して発言してるので。個人的には右左抜きに作り手自身のイデオロギー色が強すぎると、小説とかのエンタメ本は気持ちとして目にした瞬間にフィルターを通してみてしまいますね。読書量が少ない人間の戯言ですが・・・
作者からの返信
『パンとサーカス』は暗殺事件が起こる前に書かれていた作品なので、小説に書いたことが予言的な意味をもってしまって、あの事件を受けての発言になっているのかなと思うところもあるのですが、いかんせん、上の世代の左派的な人たちの、その作中の傾向にはそういった思想傾向はおのずと漂ってしまうところはあるのでしょうね。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業ということで、デビュー作も、『優しいサヨクのための嬉遊曲』。でも安保などの流れに乗れなかった遅れてきた世代であっただろうから、小説で後追いするしかない部分はあったのかなと思います。島田さんの小説は一応、過去に新潮文庫に入っていたものはある程度読んでいたので、それなりに耐性があったりしています。現役で追いかけている、現在作家活動をされている作家さんの数はそう多くなく、今回も新聞小説でときおり目にしていたから興味を惹かれて買ってみました。しかし、テロが起きるまでの流れであったり、テロが起きればそれも政治の道具として利権団体にお金が流れる仕組みとか、小説に仮構して、うまく書かれているように感じています。とはいえ、いかに部分的にテロや革命を起こしたところで、いまの日本で何が変わるんだろうといった印象がわたしはとても強いんですよね。
島田雅彦・・・左派の作家として名前だけは知ってるくらいですが、この作品の内容をここの日記など読んでる限り根底にはそういう思想があるのかなと思ってしまいます。
作品と作家のイデオロギーは関係ないと創作物に関しては思ってますが、、彼が最近少し注目された昨年の暗殺成功云々の発言を読んでも、言葉が短絡で、常にそんな思考を持ってることに憐れさを感じます。まだ宮台真司とかの方が論理的に客観視して発言してるので。
個人的には右左抜きに作り手自身のイデオロギー色が強すぎると、小説とかのエンタメ本は気持ちとして目にした瞬間にフィルターを通してみてしまいますね。読書量が少ない人間の戯言ですが・・・
作者からの返信
『パンとサーカス』は暗殺事件が起こる前に書かれていた作品なので、小説に書いたことが予言的な意味をもってしまって、あの事件を受けての発言になっているのかなと思うところもあるのですが、いかんせん、上の世代の左派的な人たちの、その作中の傾向にはそういった思想傾向はおのずと漂ってしまうところはあるのでしょうね。
東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業ということで、デビュー作も、『優しいサヨクのための嬉遊曲』。でも安保などの流れに乗れなかった遅れてきた世代であっただろうから、小説で後追いするしかない部分はあったのかなと思います。
島田さんの小説は一応、過去に新潮文庫に入っていたものはある程度読んでいたので、それなりに耐性があったりしています。現役で追いかけている、現在作家活動をされている作家さんの数はそう多くなく、今回も新聞小説でときおり目にしていたから興味を惹かれて買ってみました。
しかし、テロが起きるまでの流れであったり、テロが起きればそれも政治の道具として利権団体にお金が流れる仕組みとか、小説に仮構して、うまく書かれているように感じています。とはいえ、いかに部分的にテロや革命を起こしたところで、いまの日本で何が変わるんだろうといった印象がわたしはとても強いんですよね。