2023.08.16(水)

2023.08.16(水)


 前日ダウンロードしていた『魔物娘と不思議な冒険(無印)』に触れてみる。なんというかこれは様式美というか、チュンソフトのトルネコの不思議なダンジョンが登場してから、国産の歴代ローグライクゲームが踏襲してきているお約束をはみ出すことのないUI周りだったように思える。この作品のユニークな点はダンジョン内のモンスター(魔物娘)を仲魔にして拠点に連れ帰ることができるところにありそうだ。アウラウネを仲魔にしたところ、その友人であるという同種族のキャラが、合成屋を開いてくれたりしたから、どんな仲魔を組み込むかによって拠点の使い勝手も変わってきそう。とりあえず、こんぼうと木の盾という最弱装備に、ダンジョン内で拾える武器防具強化の巻物を使用してプラスの加算値をあげていってる。この二種の武器はあらかじめ「錆」防止の印がついているので酸の罠を踏んでも怖くない。とりあえず限界値までは最弱装備のままでいいかなと思っている。強力な効果を持つ武器防具を手に入れるまではまあそれで。


 一時間ちょっと遊んだ後、『夜想交叉路』のつづきを読む。夫の横暴に耐える妻の姿が複数描かれ、家庭生活において女性がいかに劣勢に立たされているかがこちらの心に迫ってくる。主人公静志は、おかあさん(実の祖母)の秘めた苦しみ、悲しみも知っていたし、里子に対して自分の存在がかえって彼女を傷つけてしまっていることに心を痛める。しかしこれは徹頭徹尾女性の側に立とうと意志する書き物だと思えた。現職の国会議員が書いた小説ということが一般の人たちがこの作品を手に取ることを阻んでいる障壁になっているという側面はあったりするんだろうか。ともあれ、この作品のもともとは、文學界新人賞の最終候補作。何十年も前のものだけど。そこから手を入れて、まったく別の作といってもいいほどのものとなっていま書店に並べられている。わたしは半年以上積読して本棚に寝かせていたけど、読んでみると、真水のように癖がなく読みやすい。物語は十分起伏に富んでいるんだけど。


 そして朝になって昨日の唐揚げを食す。一番搾りと一緒に。


 睡眠をとって、10時、買い物へ。


 きょうはマクドナルドの店舗でサムライマックのダブル肉厚ビーフのセット(ナゲット&アイスコーヒー)を注文して食した。セットで850円。持ち帰りならサムライマックと、もう一個、てりやきマックバーガーあたりを単品で注文するんだけど、店舗で食べるのだとふだんと異なるメニューを選択してしまった。別にバーガー2個でもよかったかな。ひさしぶりのナゲットは、いつものようにソースを二種類つけてもらった。マスタードとソースと、期間限定の、炭火焼き鳥風ソース。


 帰宅後、買ってきた総菜の、イカの黒胡椒揚げとハートランドビールをのんで眠る。


 起床後、入浴。入浴中に『夜想交叉路』を読了する。これはとてもよかった。複雑な血縁関係の物語を核になる部分に絞って、乾いた文章で書きながら、それぞれの人物の想いもしっかりとあらわしている。これまでの青山さんの作品とは読んで受け取るイメージがまったく異なっていた。これはまたしばらくしてから読み返したいかな。


 つぎに手に取ったのは島田雅彦さんの『パンとサーカス』(講談社)。家でとっていた中日新聞にも連載されていた新聞小説が前身の作品。(いまはもう中日新聞の購読もやめてしまいました。値上げが大きい。)冒頭を読んだ感じで行くと、ところどころ醒めてしまうような、これはちょっとと思えるような用語の使用例が見受けられるのだけど、でも、これまでの島田作品も同じような感覚を味わったから、その書き手と読み手の感覚の不整合は、まだ許容範囲と受け止めて先に進もうと試みる。


 少しして、眠気を感じて、9時過ぎまで眠る。


 9時に起きると、NMさんからモンハンのお誘いがきていた。

 わたし自身、モンハンでの操作とかこまかな設定に慣れていないので、多少もたついたものの、なんとかお互いに集会場で合うことができ、いくつかのクエストをこなすことができた。わたしはきょうに合わせて、PS4のデータをPS5に引っ張ってきて、コピーして置いた。しかし防衛隊の装備だとチートのようになってしまうかと感じて、いま簡易的に作れる装備はないかと思って、ボーン装備に切り替えることにした。ボーン装備は、『Diablo3』の女ウィッチドクターみたいな見た目になっていて、見ようによってはヘソも見えているしちょっとセクシー。遊びながらそこを突っ込まれた。プレイ後、骸骨の兜を脱いだ状態を見せたけれど、わたしもそこでそういえばこのキャラはポニーテールだったと気づく。美人だといわれたので結果オーライとしておこう。15年前の『モンハン2G』以来の人との共闘だったので、緊張したけど楽しかった。また時間をつくって遊べると嬉しい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る