2023.08.15(火)

2023.08.15(火)


 台風が最接近するのがきょうの昼間。雨と風がいつ強くなるかわからないので今夜は日が替わる前に帰宅していいことになった。結局昨日の11時40分くらいには家に辿りついていた。


 帰宅後すぐに、自分の二部屋のシャッター式雨戸を下ろした。(今日の日中、台風通過中に何が飛んでくるかわからないので用心のため。)ちょうど風も雨もやんでいてよかった。


 さっそくPCで『異世界の創造者』をプレイする。時間にして40分ほど。現在Lv9。遠征に出ていた島にあるダンジョンを一通り巡ってからホームグラウンドに帰還する。特に目標を定めず、クエストを受け続けているんだけど、このゲームは世界を広げることなくだらだらとレベルを上げ続けていてもペナルティはないんだろうかと疑問に思い始めている。


 その後、YouTubeで「深夜の馬鹿力」を視聴開始する。甲子園の話が何度も繰り返された。伊集院さん自身、草野球が趣味で自身が草野球チームを率いてもいるから甲子園に目がないのは当たり前か。しかし今日の話の中で気になったのが、毎年はそんなことはないのに、名門高校の選手たちが六回・七回になってくると、守備中に、アウトを取ってツーアウトにしかなっていないのにベンチに戻ろうとしたり、ガッツポーズをとっていたりする、またフライを取るときに、いったんグラブにボールを収めたのにそのままぽろりと落としてしまうみたいなことが散見されるらしい。普通ならありえないミス。これはやっぱり暑さのせいなんだろうか、と番組を聴きながら思っていた。また、慶応高校の丸刈りにしない方針も、たしかに球児は丸刈りが普通となっている現在の日本の常識も疑う必要がありそうだと思う。


 ラジオ視聴中、最新号である『新潮 9月号』を読み始める。今号のメイン企画、「2022-2023日記リレー」を読む。安倍首相暗殺事件のあたりは真面目に読んでいたけど、9月中旬あたりからになってくるとどうも関心が薄れて流し読みになってしまった。自分の生業についてのレポートになっている人が多くて、これは宣伝文なのかなと思えて冷めてしまった。そのなかでも、村田沙耶香さんの回なんかは面白かった印象が残っている。あとの内容では、カセットテープのこれまでのありようを示した評論本についての批評文が面白かった。今回は大澤さんの「小林秀雄」も身を入れて読むことはなかった。三島由紀夫×平野啓一郎についての評論は、三島の批評に、平野さんを噛ませる必要はないんじゃないかと思ってしまってこれもちょっと本腰が入らなかった。(んーあまりこれはよかったという作品に出会えなかったか。)


 そして『中島敦全集別巻』の同時代評をいくつか読む。中島敦の各作品に対する当時の個々の評家の受け止め方が知れて面白い。ある人は絶賛している作品も、別の人はこれは感心しないと書いていたりして、受け止めはさまざまだなと思った。「かめれおん日記」に対する評価が気になった。というのもきょうのうちにSNSでやり取りのある人は「かめれおん日記」を読まれて、その感想コメントを読書サイトに投稿していられた。わたしが疑問に思わなかった点について書いていられたりしていて、やはり他者の意見に接するのは面白いと思ったのだった。それで全集別巻を手に取ったわけだった。かめれおん日記は小説ではない、いやこれは私小説として読んでいいだろう、むしろ、小説家の生活上の心理の告白だといった感じに、十人十色の意見が見られて面白い。わたしもこの作品は、ほかの私小説とは違った風に読んでいたりする。とても深刻に言葉を用いて、自身の心のありようを刻印している。たまに批評文・評論文を読むと、自分でもすこしでもいいものを書きたいといった気持ちが生じてくる。


 その後、朝食を食す。べったら漬け・冷奴・トマト・白米。


 食後、露伴全集の「論仙」の呂洞賓編をつづきからちょっと読む。しかし何度読んでもすぐに頭から抜けるので、もうすこし読み方を考えないと。そもそも漢文の書き下し文そのものといった文語だから、読むときの頭の使い方がふだんとちがってくる。しばらく読んでいるとこちらでもその文体に慣れてくるんだけど、そこまでが長いときもある。しかし古代の漢人のメンタリティはいま自分たちが思い浮かべているイメージで合っているんだろうかといった疑問はある。


 昼は袋麺のそばを水洗いしてそのままめんつゆで食す。薬味は練りワサビのみ。


 食後も本を読む。「論仙」をある程度読んで、気が済んだところで青山繁晴『夜想交叉路』(扶桑社)を読み始める。2022年11月に刊行された本。予約して購入したので、半年以上部屋の本棚に積読していたことになるらしい。読み始めると、これまでの青山さんの小説とはあきらかに読み味が違う。以前は常体、今回は敬体ということもあるけれど、それ以上に、文章がとてもわかりやすい。文章を美しく研ぎ澄ますよりは、読む人の心に素直に訴えかけるような素直さが感じられる文体だった。読んでいって、眠気を感じると目を瞑ってすこし休んで、また読むということを継続する。この時間は80ページ辺りまで。


 結局、これを9時頃までつづける。途中、5時過ぎに入浴する。


 ときどきバックで流していたYouTubeで片桐さんの『魔物娘と不思議な冒険2』配信が気になった。1000F耐久みたいなことになっていて、それは数日前から企画としておすすめ欄にちらちらしていた。やり込もうと思えばどんどんやり込めるゲームは好物なので、気になってしまってPCで検索してみると『1』『2』ともにちょうどセール期間中だった。これは買うしかない。ポチって、DL開始。あとで触ってみようと決めていったんモニターの電源を落とす。


 10時過ぎ、鶏むね肉を唐揚げにすることに。

 夕食と明日の朝食の二食分を一緒につくる。

 鶏肉を酒・醤油・生姜・ニンニクでつけこんで、30分後、粉(片栗粉+小麦粉)をつけて揚げる。

 柔らかく仕上がってよかった。味もいい感じでつくれた。


 その後、PS5で『モンスターハンターワールド』にすこし触れる。1クエスト遊んだものの、いやはりPS4に残っているデータを移行する方がいいんじゃないかと思い始めてきた。どうしようか。


 きょうは8月15日ということもあって、時間があれば、戦争のことを思うのに、原民喜さんの小説を読み返そうかと思っていたけど、ついに時間をつくることができなかった。きょうでなくてもいいから、時間のあるときに読み返そう。


 仕事は今夜も明日の夜も休み。ひさびさにゆっくりできる。

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