2023.07.31(月)
2023.07.31(月)
意識していなかったけれど7月最終日だった! 子供のころは、貰ってきた宿題をハイペースで飛ばしてこなして、この7月終わりにだいたい全体の三分の二くらいを終わらせているのがいつもの夏休みだった。そして日記とか、自由研究とかいったものは後回しになって、8月に入ったあたりからわたしは中だるみしてしてもしなくてもいいようなことにかまけてしまって、8月下旬辺りになってからおしりに火がついて、あれもやってない、これもやってないとなり、自由研究は親の言うがままに文章をトレースし、読書感想文は書き方がよくわからないまま、「○○というところは、△△と思った」という構文をひたすら連続させて升目を埋めていったおぼえがある。とにかく作品を褒めればいいんだ、持ち上げればいいんだ、お世辞をまぶしておくんだよ、という人も同級生や大人にいたけれど読書して自分が持った「感想」を文章にするんだっていうのが「読書感想文」でしょうという大前提の考えがあったから、自分が思ってもないことを書くのは嫌だったという記憶がわたしの読書感想文の思い出になっている。いまだったら一つの作品を読んでから一呼吸おいて、どんな切り口で自分の感想をまとめようかなと考える余裕もあるけれど、書き方も定まっていない一桁年齢、十代の子供にこれを書くことを強要するのはまちがってる気がしてしまって、いまだに読書感想文が夏休みの宿題になっていることを聞くと、心のどこかがもやもやしてしまうわたしなのだった。
しかし夏休みか。熱中症になったことが過去にあったんだけど、わたしが子供のころは炎天下に校長の話を外で聴かされるようなことも多かったなと思いだす。ときおり、気分が悪くなる生徒がいて、そんなときは教師連ががやがやしながら、静かにと生徒を制してなにもなかったように壇上の話に聞き入るように指導されていた。その頃に比べると、外の暑さはいやましにましていると感じる。
地球温暖化というけれど、それは二酸化炭素がどうというより、単純に、地球上の人間の住居に備え付けられているエアコンの室外機の絶対数がうなぎ上りになっていることからくるものじゃなかろうかと勝手に思っている。どの建物、どの住居でもエアコンが設置されているのは標準になりつつあり、それは外に室外機が備わっている。そこからは温風というか、熱風がつねに吹き出し続けているのである。快適な涼をとれるように室温を下げれば下げるほど、その分室外機から出る熱風の熱さは程度を増すものである。
わたしも室内にいるときは常にエアコンをつけている。時に合わせて、冷房にしたり、自動にしたり、温度調整をいじったりするものの、夏場にエアコンの電源を切っている時間帯は本当に少ない。程度の差こそあれ、みんながエアコンをつければつけるほど、無数の室外機の熱風によって、地表の大気は熱を帯びたものになっていくんじゃないかと思っていたりする。
しかしエアコンを切ったら、きっと生命の危険を感じるほどに滝の汗をかくことになるだろうし、おそらくそんな生活は無理だと思う。どこかの温度を下げればその分どこかの温度をあげなければならない。物理法則だしね。
さて、朝食は素麺にする。二把茹でて、豚バラ肉の塩ゆでと、錦糸卵、塩をしたきゅうり、プチトマトをトッピングして、冷やし中華の素麺バージョンにする。酢を利かせるだけでとたんに夏っぽくなりますな。
食後は、『マリオメーカー2』をプレイする。世界のコースを遊ぶモードにすると、世界中のユーザーがアップロードした自作コースを遊ぶことができる。更新したらしただけ新しいコースが出現する。わたしはいまのところ作る人ではなく、遊ぶ人で、誰かのコースをプレイするだけなんだけど、慣れてきたら自分でもコースを作ってみたいな。
この朝は、アップロードされたばかりのできたてほやほやのコースをいち早く遊んで、真っ先にゴールすると獲得できる「一番のり」の表記を目指して色々なコースに触れてみた。わたしが遊んだのは7時前ということもあって、コースをあげている人の多くは北米や欧州の人たちだった。実際にコースを出してみるまでどんな内容なのかわからないのもお楽しみっぽくていい。先に進むにはどうすればいいのか分からないコースもけっこうあって、何度か挑戦したうえで諦めることもあった。複数のクリア方法が見出せるコースもあったり、作り手によってコンセプトがさまざまだったりして、正規のマリオのコースとはちがった遊びができるのが面白いと感じる。しかしこうしてユーザーのコースを遊んだ後には、正規のゲームのコースを遊びたくなってくる気持ちもあるかな。今回のこのソフトの購入は、YouTubeの「明日香ちゃんねる」さんのプレイ動画を見て、わたしも遊びたくなって手を出したのだった。こちらの方はこのゲームを何年もやりこまれていて、とにかくプレイスキルが高い。そこまでなるのはどれくらいの経験が必要なんだろうと思えるくらい。かけだしのわたしにとっては高い目標であるなと。
9時半就寝。昼3時起床。
夕食は牛丼にするつもりで、牛丼の上の部分をつくって、なめこのお味噌汁もつくって、下準備を終わらせ、炊飯スイッチをONにしてから、入浴。
入浴後、牛丼を盛りつけ、サラダをつくって、なめこのお味噌汁を仕上げる。きょうはお酒の割り材のライムジュースを炭酸水で割って飲むことにした。牛丼、量的にけっこうガッツリ目。牛丼はふだんは入れない砂糖を入れたので、すこし甘く仕上がった。いつもは味醂なんだけど、たまにはと思ってね。
食後、YouTubeを見る。ハイサさんの動画に「マジッ犬64」というゲームのプレイ実況があって、ちょっと気になった。ストアでは2,000円台で出てるみたい。いちおうほしいものリストには入れておいた。セールが来てから考えよう。
この時間はもうゲームをする気力はなかった。家を出る前にすこし『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読む。このタイトルがつけられた元の文章も作中に出てきた。意訳すると、道を踏み外しそうになる他者を掬い上げ、助けるような人になりたい。ということなのか。終盤に登場する教師の言葉にも、ホールデンのような堕ちていこうとするタイプの若者はどのように自分を立て直すべきか、かなり親身になって指導してくれていた。いまはわからないけれど、かれが中年になってあるときふっとあのときかけてもらった言葉の価値を知るようになるんだろうなと思ってしまった。そして家を出る前に読了。とてもよかった。
今度は『グレート・ギャツビー』も読んでみよう。
6時半、仕事へ。
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