烏有文集（うゆうぶんしゅう）2023年版

2023.07.07（金）

2023.07.07（金）

　７月７日。2023年の七夕。

　七夕らしいこと――素麺でも茹でるか、と思ったけど、思っただけで結局実行せず。あまり季節らしいことをしないままにただの一日の休日をふだんどおり過ごしてしまった印象だけが残っている。

　と、いつものようにやったことを以下に述べていこう。

　３時半帰宅。茶色のマッシュルームを買って冷蔵庫に入れっぱなしにしていることを思い出したので、仕事中、これを使用するメニューを考えていた。スープにするか、なにかの付け合わせにするか、んー、いや、ここは、ウインナーと一緒に炊飯器ピラフにしましょうぞということでメニューが決定。ほかにタマネギもいれて、バターで炒めてから、顆粒コンソメなどと共に炊飯スイッチをON。あとは待つだけ。そのあいだに、鶏むね肉を半切れカットして、衣をつけて揚げ焼きにしたあと、焼き肉のタレにからめてカイワレ大根をトッピングする。朝はこの二品にする。結局野菜不足なのだけど。

　食後、Switchゲームのチェックをする。昨日もしたけど、きょうはセールに何かないかのチェック。過去によさそうと思ってほしいものリストに入れていた中から、『オレゴン・トレイル』が安くなったいたから購入を決める。アメリカの開拓時代を典にとった作品で、ひたすら西へ西へと大陸を旅するゲーム。わたしけっこうこういうゲーム好きだったりする。

　チュートリアルを済ませたけれど、どうやらこのゲーム、戦闘はないらしい。狩猟や魚釣りはあるけどね。そしてキャンペーンモードに入ったのだけど、とにかくチェックポイントの川を、荷馬車をかかえて、どうやって渡河するかがキーになってくる。一つ目はお金を払って渡し守に頼んだけど、二つ目は生皮で荷馬車の隙間をふさいで、荷馬車をぷかぷか浮かべながらなんとかわたることができた。あと一回渡河しないとはじめのチェックポイントに到達できないんだけど、物資とか食料とか足りるかどうか、けっこうぎりぎり。

　でも初めてのプレイなんだから失敗してもともと、トライアンドエラーでやっていこう。

　10時買い物へ、きょうはいつもの書店が改装工事に入っているので系列の別店舗で、今日発売の雑誌、『新潮』と『群像』を受け取る。これを買って、食料品を購入。主材料は、小エビや豚肉、焼売の皮、ほかに豚バラ肉と、牛肉の切り落としを購入。

　お昼は、総菜の鶏レバーと、カレーパン、いつものハートランドビール。

　その後、眠って、夕６時入浴。

　夕食は親が揚げたアジフライをお相伴にあずかる。

　食後、文藝誌『新潮８月号』を読む。

　本谷由希子さんの「フォロワー数ＺＥＲＯ」と、「対話と論考 AIと「人間」の変容」が面白かった。

　いまのＡＩは、質の低い情報の大量生産に類するものになっているけど、ここで語られるように、その先の発展形があるとしたら、人の社会に氾濫する言葉はどんなふうに変わっていくのだろう。私は自分なりの言葉を持っているけれど、持っていなければ、人はおのずと氾濫する言葉の持つ力に流されてしまうように思う。

　新潮を読んでいる途中に眠気が来て寝てしまう。起きるとすでに24時近く。

　今年の七夕も、七夕らしいことはなにもなく終わってしまった。