2023.06.06(火)

2023.06.06(火)


 連休二日目の後半戦(便宜上、日が替わる前が前半戦・日が替わった後が後半戦といってるだけなんですけどね、)。昨日に引き続き、『世界樹の迷宮』のプレイを続行する。第二階層――B6Fを徘徊するF.O.E(Field of Enemy = 通常敵よりも格上の手ごわい敵(視認可能))は、二体ほど倒したものの、相手にするとこちらのリソース(TP)消費が激しいため、可能であれば戦闘はレベルが上がるまでは避けておきたい。動きをよく見れば回避できることがほとんどだけど、初見の敵は、その行動パターンを見切ることは難しいので袋小路に追い詰められることもよくある。そんなときは、アルケミストの〈帰還の術式〉⇨〈樹海磁軸〉で街に帰還、で事なきを得る。冒険開始当初は瞬時に街に帰還することのできるアイテム〈アリアドネの糸〉に頼っていた。このアイテムの店売り価格が100en。赤字になったことはないけど、お金の工面がけっこうぎりぎりのときもあった。いま13時間プレイして、資金は7,900en。ダンジョンに潜るたびにちょっとずつ増えている。とはいえ、何かのイベントでお金が必要になるかもしれないし、高価な店売り商品が登場する可能性も捨てきれない。できるだけ貯められるようにいまから心がけておこう。


 ゲームの途中、気分転換も兼ねて、家の近くのコンビニに行くことにした。スーパーで買い物をするようになってコンビニで買い物をするのがバカらしくなったこともあって、さいきんは以前ほど足を運ばなくなっていた。夜風に吹かれながら片道5分の道を自転車で飛ばす。ひんやりしていて、湿度も感じられて、なんともいえない梅雨の空気感がある。


 コンビニでは月曜の夜(火曜の未明)ということもあり、新商品の棚入れ作業なんかが進行していた。アルコールの棚から、本日6日販売開始の〈ストロングゼロ梨ダブル〉と前からある〈ストロングゼロ青りんご〉(ともに350ml)と、PB商品の〈えんどう豆スナック〉と〈サッポロポテト バーベQあじ〉を購入する。ほんとは甘いお菓子も買いたかったけれど、お菓子はまだ棚に入れる作業の途中だったし、時間がかかりそうだったから今回は諦めることにした。


 帰宅して、ゲームを再開する。2時半には終了する。


 それから今夜からの三連勤に向けて、作り置きメニューをいくつか作ることにする。高野豆腐の煮物と、筑前煮(ただし牛蒡はなかった)、自家製なめたけ。このうち前の二つは、うちの母親がわたしが小さいときから作ってくれていたメニューだったので材料も真似をして、味付けは、わたし自身甘すぎるのが苦手だから甘味控えめ、醤油多めで作ってみた。自分の好きな味付けで作ると、同じものを食べるときでもなんというのか満足感がちがうのだよなと思ってしまう。母の作る料理は砂糖が多めだからいまの自分にはちょっと合わなくなってきている。それで自分の食べるものは自分で作るようになったというのもある。

 食べるのは明日の夕食からにする予定。今日食べるものはすでに決まっていたから。

 作り置きメニューを鍋のまま粗熱がとれるまで放置。


 そのまま朝食作りに移行する。朝は焼きそば。冒険はしない。タマネギ・ニンジン・ピーマン・ニラ・豚バラうすぎり肉。あとから考えればキャベツもいれておけばよかった。でもいつも野菜マシマシになってしまう。焼きそば麺と同じ分量くらいの野菜が加わって、お皿はいつも大盛り。麺だけのソース焼きそばもまた美味しいのだけど、そこに漂う罪悪感がなんともいえず心苦しい(笑)


 食後は、ラジオ『深夜の馬鹿力』聴取する。YouTubeチャンネルの「TBS~~」さんは、公式……ではないよね、たぶん。今回も通して聴いたけど、いまはもう何も頭に残っていない。毎回、今回も『ドラクエウォーク』のことを話されてたなというその大枠のことしか頭に残らない。それでいいのか。でも習慣とはたぶんそういうものなんだろう(と、無理から自分を納得させておく)。


 その後、『あなたを想う花(下)』を読む。下巻に入って展開が目まぐるしい。フィリップ・トゥーサンのこと、彼がむかしひどい目に合わせた女性のいまについて、フィリップが本当に心にとめていた女性は誰だったのか、そして依然としてレオニーヌの事件の真相は謎に包まれたままである。日記や手記を駆使しながら、章が変わるごとに視点人物を切り替えながら物語が進行してゆく。私が初めて読んだ村上作品である『ねじまき鳥クロニクル』がこういった形式だった。しかも『あなたを~』のほうは、核になる出来事があって、それを中心にしてすべてが編み上げられているようなので読んでいて安定感があって、こちらも安心して物語の波乱万丈に気持ちを添わせることができる。次の章では何が語られるんだろう、と未知のものに出会うわくわく感と常に隣り合わせの読書体験を味わっている。


 9時就寝。昼3時起床。


 お風呂にお湯を張っている間に夕食をつくる。朝から連続してソース物。今回はお好み焼きにする。前回のお好み焼きはモダン焼きだったけど、今回は豚玉を作ることに。いつもは片面に豚バラスライスを張り付けて焼いていた。それを今回は真ん中に並べて生地でサンドするやり方をしてみる。豚肉は生焼けが恐いので、弱火で気持ちじっくり長めに火通しすることにする。生地の内容はいつも通り。おたふくソース使用。


 食べてみると中の豚肉もしっかり火が入っている。問題なし。

 食後、入浴。


 その後、日記を書こうとすると、ちょうど電話が入る。日記を書いているからあとにしてほしいといったところ、ひとつだけ質問したいといわれて話をきくことに。「マクドナルドでポテトを単品で注文することはできるのか?」という質問だった。これまでセットでしか頼んだことがなかったからわからなかったらしい。「できる、単品でポテトの○サイズをひとつ、お願いしますといえばいいよ」と答える。

 ちょうど出先でお腹が減っていて牛肉コロッケをひとつ買って食べたらしいけど、その味が物足りなかったので口直しをしたいという話だった。お昼ご飯を抜いていてお腹も空いているのでちょうどポテトが食べたいとなったらしい。

 わたしはさいきんは、ポテトはむしろいらないから、バーガーを単品で二個注文して食べるということをよくやってなと思い返す。このところ買い物に行っても、マクドナルドには寄らなくなっている。この前のチキンタツタは気になっていた。けれどいかなかった。今回の平成バーガー? これも気になるけど、あえて食べたいかと問われるとそこまではとなっている。でもサムライマックのダブル肉厚ビーフは好きだし、それにてりやきとか、フィレオフィッシュとか、エビフィレオとか、そういう昼食、たまに食べたいなと思ってしまう。そのうちなにかのタイミングで買うかもしれない。でもその前に冷蔵庫に食材をつめてしまうから、それを使わないとなってなるのであった。


 日記を書いてから、本日正式版が稼働をはじめた『ディアブロ4』に初接続してみる。ログイン戦争とかいやだったから、9時のサービス開始のときにはあえて繋がなかった。自分のペースでゆっくりやろうと思っているので無理しないのが一番。正直どのキャラで遊ぶかも決めてなかった。D3は細身の女性キャラで遊ぶことが多かったから(おもにデーモンハンター(♀))ふだん使わないのがいいかなと思って、バーバリアン(♂)を選択することにする。スキンヘッドで肌は褐色よりやや黒め。何も考えずに武器を振り回す脳筋スタイルも好きだからとにかくはじめは馬場にしようと思った。


 はじめにたどり着く小村。ここでの村人の裏切り。そうかここは根拠地にはならないのかと思って離脱。まずは拠点の街にたどり着くまでプレイする。見た目装備などの課金要素もあるみたいだけどそういうのはわたしは買わない派なのでスルー。とにかく初めはドロップ武器を既存の武器と比較して攻撃力・防御力がすこしでも上回っていれば更新。それをひたすら繰り返す。


 マップは入り組んでいるのでこまめに細部まで見回ろうとするも、どうも見逃しが生じている感覚が否めない。攻撃速度はかなり遅いのは、メイスを使っているからなんだろうけど、これはスキルを二刀流武器とか、斬撃武器のものを取得すると、自動で装備武具が変わるんだろうか。それがよくわかっていない。


 とりあえずレベル6まで上がったところで勤務時間が来る。

 まだおもしろい! とはなっていないが、たぶん明日帰ってきてからつづきを遊ぶだろう。

 ぜんぜん右も左もわかっていないいまだからこそ得られる迷う面白さもあるだろうから。


 6時半、家を出る。


 自転車での通勤中、小雨が降る中、空気の匂いにぴんときた。潤いのあるなかに、青葉の香りが混じっている。緑葉が蒸れたような独特の青臭さ。ある程度の気温の高さがあって、そのうえで雨が降り始めたときに香る、この時季独特の匂い。今年もこの季節が来てるのかと嬉しくなった。中島敦の小説のなかにミクロネシアを舞台にした南洋物がいくつかあって、そこにスコールに見舞われる描写があるんだけど、その箇所を読んだときに鼻に感じとった匂いがこのむっとする青葉の蒸れた香りだった。わたしにとってそれはどこかエキゾチズムを感じさせるものであって、この香りがあるからこそ、梅雨の時期、夏の雨がわたしは好きなんだろうなと思い込んでいる。

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