2023.02.12(日)

2023.02.12(日)


 一日だけの勤務終了。また今夜は休み。


 帰宅後朝食。ほうれん草のおひたしを大量に摂取した後に、スコーンを食べる。そのあと焼きそばを麺だけで食す。(これは一緒に働いている人が、そうやって食べているといっていて、美味しいからやってみるといいといわれたから(という言い訳をしておこう。)たしかに縁日の屋台で出している、野菜がほとんど入ってない焼きそばとか美味しいよねという話から、野菜を入れないと罪悪感を感じてしまうけど、たしかに美味しいのはわかるよねということも、もう一人が話していた。その話を受けて、ふだんはしないけれどやってしまった。)


 買い物の時間までいったん眠る。


 10時、買い物へ。

 今回は日本酒〈純米吟醸 越後鶴亀〉を購入。あと刺身を二種。鶏むね肉。


 お昼はお好み焼きを作る。当初焼きそばにしてそこに豚肉のスライスを使おうとしていたけれど、朝に背徳感溢れる食事をしてしまったために宙に浮いたスライスを使用するべくお好み焼きの出番となった。豚肉スライス・キャベツ・ニラ・ネギ・削り粉・紅生姜・塩コショウ・小麦粉・全卵・長芋すりおろし・少量の水。

 使用したフライパンが四角形のものだったため、丸っぽいような四角っぽいような形に仕上がる。オーソドックスにカゴメの中濃ソースとかつお節、あおさをかける。あとマヨネーズを適量添えて。


 食後、しばらくゆっくりしたあと、また眠る。

 夕方5時前起きて風呂水を入れる。


 入れてる最中に、前回買ってあった伊予柑を食す。

 三分の一を母にあげて、残りを自分で食べる。父はいなかった。

 さいきんは蜜柑すらほとんど食べなくなってしまったから、柑橘類はありがたい。(でもアルコール摂取のときにときおりライムは絞ってるか。)

 それはさておき、伊予柑。薄皮と一緒に食べるといつもの味だけど、皮を取り除いて果肉だけで食べるとぜんぜんちがった風味になるわけで。柑橘類は、皮と一緒に食べると美味しいものと、皮は取り除いて果肉だけで食べる方が美味しいものとがあって、その境目ってなんだろうと思わないでもない。清美オレンジをペティナイフでカットして果肉だけにして食べると家族がへんな顔をする。こちらはどちらでも美味しく食べられるように思っている。


 夕食は、ブリの刺身と、かつおのたたきの二品と、昨日の餃子のタネをつかって、水餃子入りスープを作る。買ってきた日本酒〈越後鶴亀〉と一緒に。日本酒は開栓する時に父のコップにもすこし注いでおすそ分け。わたしは部屋でひとり夕食をとる。日本酒は飲みやすかった。辛口すぎず、旨味甘味がしっかりあった。


 食後、しばらくゆっくりして『罪と罰(上)』を読み始める。きょうは取り掛かりが遅い。

 214p.

 ラスコーリニコフに向かってラズミーヒンがかけた言葉――


   《ぼくがこんなことを言うのはきみを愛するからだよ。》


に惹かれた。前回の読みのときには思わなかったけれど、ラズミーヒン、親友だと思っている相手にこんなふうに率直な言葉で自身の真摯な気持ちを表白できるのは素晴らしいと思った。他者に自分の思いを素直に伝えられる関係はなかなか構築しにくいように思う。わたしが、人生において心から打ち解け合った親友は、本当にはひとりもいないからこそ思うのかもしれない。

 しかし、ラズミーヒンのこの率直さ。素直さ。ラスコーリニコフの下宿先の使用人ナスターシャも彼にいかれてしまうし、これは本当に友達にしたい男だと思った。

 またぼろぼろの服を着ているラスコーリニコフのために店を駆けずり回って衣装一式揃えてやる労もとっている。なんて思いやりの塊なのか。

 しかしなあ……。すでに意識を朦朧とさせているラスコーリニコフには友のこの厚情がまったく伝わらないどころか、全員が自分を騙しにかかっているんだと疑心暗鬼に駆られている。彼はすでに不幸のどん底に居てさまよい続けている。


 読書のあとはすこしゲームをしようと思っている。


 書いていた2000字の掌編は、今日の内にも何度も時間をわけて推敲にかかっていた。タイトルと概要もあらかた定まった。これは企画が終わってサイトから原稿が消えたタイミングで、カクヨムに移せればと思っている。しかしお題の即興トレーニングのサイトが無くなったのは痛い。もともとこれでときおり自分の尻を叩いて短編を作って、推敲後のものをカクヨムに定期的にアップしようと思っていたのだから。

 今回掌編を書いてみて、長短そのときの題材に合わせて書いたものをカクヨムにもときおりアップできるだろうかと、思うようになった。やはり小説サイトらしく、フォロワーさんたちが毎日いろんな作品を投稿されているのを見ているうちにわたしも書きたくなってきた。読むのも面白いけれど、書くのもまた面白いわけだし。

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