2023.02.10(金)

2023.02.10(金)



 もともと休みだったのを出勤日にしたため、勤務は半分の時間で終了。1時前には帰ってくることができた。今夜は休みなので昨日、何をしようかと考えていた。とにかく読みたい本がいろいろあるので読書を重点的にこなすことにした。


 2時過ぎ、少し早いけれど朝食にする。といっても一から作るのではなく、即席めんに頼ることに。先日の焼きそばで使ったもやしの残りを具にして、サッポロ一番の塩ラーメンを茹でる。(きょうは一袋分。そういつもオーバーカロリーの凶行には出られない。)ただし、トッピングにウインナーをつけて。


 3時過ぎ、椅子に座って睡眠を取る。

 8時半頃起きる。


 10時買い物。

 定期購読している文芸誌の『新潮』と『群像』の3月号を書店で購入。食材は、主材料としては、塩サバ二切れ。あとはお昼用にお惣菜の「鶏南蛮」と「豆腐入りかに玉あんかけ」を購入。あとは、フジパンのLiptonとのコラボ商品「レモンティーケーキ」など。


 帰宅後、鶏南蛮と、かに玉あんかけをつまみに一か月ぶりにストロングゼロのドライ(500ml)を飲んだけれど結構回った。食後、眠ることに、夕方6時までぐっすり。(ぐっすりといっても、酔っている状態では安眠できているわけではないのだろうね。)

 つくづくストロングゼロは危険とわかった。ほかのアルコールを飲んでも、飲み過ぎても、なかなか次の日に響かないものだけど、ストゼロは起きてからも程度は弱くとも二日酔いの症状に似た状態に置かれた。いちおう風呂に入って、それから読書の時間に突入。


 まずは『罪と罰(上)』。といっても今朝帰宅してからもちょっとずつ時間を見つけては読んでいたので、ラスコーリニコフが犯行に及ぶシーンには行きついていた。犯行後老婆の家から出ようとしたときに二人の男の訪問を受け、どのようにしてこの窮地を乗り切るかというシーン。すでに結果は知っていても、臨場感がすさまじくて、どこまでも詳細に、人物の心理に肉薄した状態での筆運びに内心震える。

 入浴後に読んだところでは、警察に呼び出しを食らって、警部や役人たちと対面するシーンになり、そこに登場する人たちひとりひとりが本当にユニークで、それぞれに個性あふれる造形が為されてある。ラスコーリニコフの心の移り変わりの目まぐるしさ。警部に対して挑戦的であるかと思えば、ふいに弱気になってみたり、内心の焦りを必死に隠そうとしてみたり。わたし自身が人生のさまざまなシーンにおいて心の中に起こった事柄と同じような目まぐるしい変化が、ちゃんと文字表現によって記されうるという証拠を目の前にして、あらためて言葉に対する信頼感を確かめ得た心地がした。

 この時間は第二部1章の終わりまで。ページにすると、新潮文庫で181p.


 そのあと、〈宇宙英雄ペリー・ローダン〉シリーズ最新巻。

 第682巻『都市間戦争』を読む。

 前半部(第1363話)アルント・エルマー「都市間戦争」は、ローダンが見せられるセカイの描写が、読み始めるとどこか『不思議の国のアリス』のように感じられ、どうやら夢か幻覚を見せられているようだと感じられる。SF作品の中でFT(ファンタジー)的色合いのものが読めるのは面白いと思った。作中作に接したときのような印象。ヘプタメル。ヘクサメロン。この言葉を口にするとき、これと採りあげることはできないけれど、放射線を発する重金属を身近に感じているような重圧感があって心がざわつく。音韻の面で心理に作用するものがあるように感じられる。言葉は面白い。

 後半部(第1364話)ペーター・グリーゼ「謎のシュプールを追え!」は、植物知性体ザタラの1体がローダンと行動を共にする。ザタラという生命体は一体が得た知識は他の個体と共有しているし、自分のいまの命が亡くなっても氷上にあれば、新たな生体(幼体?)として再び生を得ることが出来る。そうして永の年月を生き延びることが可能な種族である。しかし彼らが住んでいた惑星ではザタラはすでに滅んでいた、かに見えた。しかしミュータントザタラであるフアマチュカが察したところでは、ザタラの魂はまだ惑星に留まっているらしい。これは後に種として再生することが約束されているのかもしれないと感じる。

 約束というと大げさだけど、これを人口に膾炙した言い方で言うと「フラグが立った」になるのか、でもこの言い方だとちょっと味気ない。言葉に風格を、とか格好いいことをいってみたくなっただけだけど。

 次巻の発売日は2月21日。ローダンはAmazonで予約している。だいたい2日遅れで家に届く。


 ローダンのあとで、今日購入した、『新潮』と『群像』を確認する。読むかどうかは、各作品の冒頭を見たときの印象で決めている。石戸論「〈正論〉に消された物語」、小峰ひずみ「大阪(弁)の反逆」、保坂和志「鉄の胡蝶は記憶は夢に歳月に彫るか (55)」などが面白く読めた。大澤さんの「小林秀雄」は今回文字がぎっしりだけど、興味のうすい部分だったので、ここは単行本化されてからじっくり読みたくてさっと眺めただけ。


 読後、きょうのうちに作ろうと思っていた餃子をつくるべく、キッチンへ。


 キャベツ・ネギ・ニラを細かく刻んで軽く塩をして置いておく。豚肉ミンチに塩をして、しばらく捏ねてから、酒・醤油・牡蠣油・中華顆粒だし・塩・黒胡椒・片栗粉、先の野菜類を入れて、またしばらく練ってひとつにまとめる。今回、生姜もにんにくも入れず。肉1に対して野菜2・5の比率になったため、野菜多めに。皮を12枚使用して包む。1パック25枚入りなので、これなら二回分になるか。油で片面焼いてから蒸し煮にして、仕上げにもう一度カリッと焼いて盛り付け。

 卵と若布のスープをつくって、餃子に合わせる。

 昼に引き続き、金麦500mlを飲みながら餃子を食す。

 気持ち、牡蠣油はもうすこし少ない方がよかったと反省する。


 食後、『シアトリズムファイナルバーライン体験版』の実況をされている配信者さんの生放送を見に行く。そこでコメントするのは初めてだったけれど、FF好きの方が集まってらして雰囲気がとてもよかった。

 二時間くらい視聴して、配信者さんのとてもうまいプレイを見たあとで、自分でもPS5を起動してシアトリズムを遊んでみたらやっぱりちゃんとへたくそだった。現実は残酷だ。いや。だからこそ面白いのか。(前向きに行こう!)

 フルクリティカルはまだ0だけど、ちょっとずつスコアも上がってきている。FFⅤとⅦのフィールド&バトル曲を重点的に遊んでいると否が応でもテンションがあがってくる。眠気と酔いはあったけれど、プレイしているときの感覚はなにかの中毒状態に似ていて、あまり遊びすぎると危険な気がしてしまう。プレイは30分ほどで終了。


 冷蔵庫に残っている立春朝搾りの日本酒もそろそろ飲んでしまわないといけない。

 遅い時間になにかおつまみをつくろうか。

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