2023.01.09(月)

2023.01.09(月)



 一旦立って動き続けている分には足の痛みはそう感じられないもので、長く立っていた後に腰を下ろそうと膝を曲げたときに、ううっと声が洩れそうな鈍い痛みが襲ってくるのが最近のわたしの状態でありまして。


 しかしまあきょうの勤務は休憩時間に『最新版 指輪物語(一)』がいよいよあと少しというところまで読みすすめることができました。馬を駆って追いかけてくる〈ナズグール〉を川の水で押し流したときのあの大水はどのようにして生じたのか。映画で視ていたときはエルフの魔法の力で水を呼び寄せたんだろうと勝手に類推してましたが、ほんとはエルロンドの深甚なる智慧がそこに加味されていたりしたんだとわかり、原作本をちゃんと読むことの意義を考えさせられてます。

〈ナズグール〉は9体の幽鬼、かつて人間の王だったもの、指輪の魔力に拘束されし存在。『時の車輪』では〈トロローク〉の軍勢を率いるのが〈ミルドラル〉という騎上の存在で、指輪の〈ナズグール〉とほぼその外見が似通ってます。ナメクジのようなのっぺりした顔をしているという表記もありましたが、指輪のほうはどう書かれてありましたっけ。

 帰宅してからもつづきを読み、一巻を読了。11月の下旬から読みだして、ほぼ一か月半掛かってるので、これは時間がかかりすぎです。もうすこし時間を詰めて読むようにしないとですね。


 仕事で、焼きそばとうどんの蒸し麺をそれぞれ7玉と10玉もらいました。半分は妹の家に行くことでしょう。わたしはそれぞれ2玉ずつ使おうと思っていて、お昼に焼きそば、夜にうどんの予定でした。


 午前中買い物に行くも、主材料で買ったのは豚肉スライスのみ。野菜はぼちぼち買いましたけどね。あとお菓子のチョイスとアーモンドクッキーも買いました。


 お昼は予定通り焼きそば。名城の粉末ソースが主たる味付けで、いつもはそこにほかの調味料も入れるんですけど、今回は野菜を炒めるときに塩コショウをしたあとは、その粉末ソースだけで味をつけました。具材は焼きそばと、もやし・ピーマン・にんじん・ねぎ・にら、そして豚肉。焼きそばの量と野菜の総量がだいたい同割くらいで、私が作ると焼きそばはけっこう野菜を食べるメニューになってきます。仕上げに紅ショウガとあおさをかけました。


 お昼はゆっくりしているうちに椅子に座ったまま寝落ち。意識を取り戻したときにはすでに夕方、5時半になってました。そのまま入浴。のち、なにかしようと思いながらYouTubeを流し聴いているうちに再び寝落ち。起きるともう10時に。


『ティル・ナ・ノーグ』起動――するも、いま攻略しているダンジョンに出てくるモンスターで一種類手ごわいのがいて、だいたい4割くらいの確率で仲間が誰か死んでしまう。6割を得たときにセーブして、4割の負け戦を引いたときにはロードしてということを繰り返しますが、これがひたすら連続して作業感満載の苦行になってました。30分ほどでギブアップ。これは時間をおいて仕切り直すが良でしょう。

 これが子供の頃だと、難しい場面に出会ったらストレスに感じて、内心怒りを覚えながらも与えられたゲーム時間を目いっぱい使って意地になってでも通過しようと試みるものだったでしょうが、いまはもう時間をおいて、冷却期間を作るということを意図的に行えるようになって、その間に他のことをするかってなってます。せっかく楽しむためにゲームをやってるのに、そのゲームの時間で余計なストレスを覚えるなんて本末転倒だと思ってるところがあります。なのでわたしは読書もそうだけど、意にそぐわないと感じたら無理せず読む本を他のものに取り換えます。そして嫌な感じが収まってから再び戻って取り組むようにしています。それは大人になったということといえますでしょうかどうでしょうか。自分ではわからない部分ですけど。


 ゲームの後に、先日届いたローダン新刊『ヴィーロ宙航士の帰郷』(ハヤカワ文庫SF)を読むことに。負傷して身体が変形してしまったソト・タル・ケルにかわって、ソトに近い立場に就くことになったイジャルコル。かれは戦士法典の呪縛から解き放たれた十二銀河を蘇生させるために、新たな目標を胸に抱く。まずは戦士法典の影響下にあったときにトシンの烙印を押してしまったレジナルド・ブル、イルミナ・コチストワの二人の額の印を除去する操作を行う。反目し、当然のことながら恨みを買っていると思い込んでいたイジャルコルはブリーたちに接近するときに必要以上に警戒する。策謀の渦巻く世界で暮らしていれば、ギャラクティカーもまた当然に自身に対して恨みを抱いているもの、機会があれば危害を加えようと試みるものと思いたがってしまうのもわからないでもない。しかしギャラクティカーかつテラナーのブリーたちがそんな方法を取る訳もなく。両者の和解のシーンはどこかで見た異星人間同士のコンタクトの場面とかぶるように感じました。

 晴れてブリーは十二銀河からの束縛を脱して、大手を振って銀河系に戻ることが可能になった。

 力の集合体に超越知性体、その大きな存在と、そこに影響を受けざるを得ない小さな存在である個々人のありよう。いまタルカン宇宙の一部がこちらに転移してきている。そのなかで、ヘクサメロンの勢力がどのように今後絡んでくるのか。全容は杳として知れないままだ。

 とにかくこの時間に前半部「最後の戦士」を読み終えました。


 夜ごはん(夜食の時間だけど)は肉うどん。

 シチューなどの煮込み用として売られていたすね肉を繊維に逆らって薄切りにして使用しました(煮込み用でも薄切りにすれば適度に火を通すだけで普通に食べることが可能です)。ほかにタマネギ・揚げ・生姜などを入れ、だしは、醤油・酒・砂糖・和風顆粒だしで整えました。片栗粉であんかけにして、仕上げにねぎを振って、削り節を回しかけて。

 その時点で部屋は十分に温かかったのですが、生姜+あんかけのパワーで身体がそうとうほかほかになりました。0時に肉うどん食べるってなかなか普通はしない食生活ですよね。

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