2023.3.14
どこまで日記書いたか忘れるくらいの風邪に苛まれる。
結局法事で田舎へ行ったのは一泊二日かな? そのうち十七時間ほどを寝て過ごしてしまったので、なんかもう今どこにいるのかわからない。たぶん誰かの車の中に魂忘れてきた。
そういえば日記を書けなかった十一日。
「地震が起きた十四時四十六分に黙祷のためのサイレンを鳴らす」と市役所からのアナウンスがあったんだけど、我々は墓参りを済ませてもうお茶っこを飲んでいたので「あーいつものやつね」とあまり気にしていなかった。
なので、歓談しながら車で親戚宅への移動中、車内から海に向かって拝んでいる人を見かけたので時計を見ると、既に五十分だった。
「サイレン鳴ってねーべし!!」「聞こえなかったべど!!」と皆で騒ぎ、私は一人で「怪談みたいだなぁ」としみじみしていたのだが、多分車内がうるさすぎてサイレン聞こえなかっただけだと思う。
それから田舎の浜辺の横に、いつからあるのだか伊能忠敬モニュメントができていた。
「あらー、さすがにこんな辺鄙なところはもう変わらないと思ってたけど、変わるものだね〜」などと思いながら、横にある神社を詣でる。
ぶっちゃけいつも砂浜と海で遊ぶのに忙しく、神社をちゃんと詣でたのはその時が初めてだったんだけど、後から小耳に挟んだところによると、その神社も震災前はなかったらしい。
えっうそ!?!? 前からあったような気がしたけど!?
確かになんかこう、どこが正面でどっから拝むのかわからないような感じはあり、ボロっちくて誰もいなくて、そういう意味では人を寄せ付けない感はつよつよだったと思うけど。でも存在自体はなかったっけ。
てっきり二代か三代前からずーっとお世話になってる氏神だと思っていた……。なんなら「今度田舎に行ったら、いい加減あそこにもご挨拶行かなきゃ」とか思っていたし。つまり、この時点ですでにすべてが妄想だったってこと!?
そんなわけで導かれるようにそこを詣でて、鳥居の横にあったゴミを中途半端によけたりなどしてしまった私。そりゃ完全にご縁も繋がっただろうよ。
えーヤダー。そこからなんか貰ってきたんだろうか。
いや何かとかじゃねえよ、これは完全に風邪だよ。
長距離バスの中でバリバリ食っていたじゃがりこ以来、マロニーなんとか症候群のアレでちょっと咳が出ていたんだけど、カラオケでペガサス幻想曲シャウトして、わざわざ山の方さ行って花粉を浴びに浴び、熱が出てくしゃみと鼻水が出て、とどめを刺すように実家は超絶乾燥していて呼吸がままならない。油断してると「かはっ」ってなる。
もともと弱り気味だった喉がさらに酷くなってしまった。
かはっかはっと咳をしながらまた長距離バスに乗るのが嫌なので、予定より一日遅れで帰ることに。なんか料金も安かったし。
夜中に着くバスの方が安かったんだけど、ここは無理にでも早起きをして明るいうちに帰りたい。
だってまたムシちゃんいそうなんだもん……。セミちゃんがいないうちは、戦うなら昼間がいいなって。
東京サクラ咲いてるんでしょ……超こええよ……換気扇やら郵便受けからコンニチワー! つってうちに入り込んだやつがいたとして、明日以降の寒波で私が帰るまでに全滅してほしい。
そんな感じで恐る恐るっつーか、ちょい泣きの腰が引けた状態で帰るんですけど。とはいえ早く帰りたくもある。狭狭だけど、やっぱ私のお城が一番居心地が良い。私だけのラブリーロイヤルキャッスル、家賃三万円。
あと占い師さんに言われた「五月から良い感じになる説」は相変わらず信じたくとも信じられずにいるんで、とにかく地球が良い感じになることを期待しつつ、四月以降は体調が悪くなるかもなので、予定をあんま入れないようにしている。
三月は年金出ないから!! アテクシいつも以上に慎重なの。
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