2023.3.12


 アーッアーッ、ありおりはべりィ! いまそかりーイ!

 マロニーワイス症候群と乾燥と花粉と先日のカラオケに全面敗北を喫したマイ喉。今朝ついに声が出なくなった。


 ギリ血は吐かずに済んでいるが、怖いのでチョコレート以外絶食してたら、突如私の前に現れた、伯父特製・田舎の熊汁。

 熊汁は昨日解凍してるときからワックワク待っていて、絶対絶対食べると決めてたやーつ!

 吐血覚悟でがっついたら、熊肉の脂で潤ったのか、以降なぜか声が出るように。ありがとう熊!!



 急に愚痴になるんだけど、私はバンプの天体観測を素直に好きと言えない症候群も患っている。


 世代ど真ん中だし、初めて聞いたときは確かに素敵な感じがしていたのだけど、私はあれって友情の歌だと思っていたわけ。いつまでも時が止まったままの少年少女の、鳩山郁子先生みたいな世界観だと思っていたから憧れたのに、なんか世間ではフレッシュな恋の歌っぽい。


 それが気に食わなかったんだかガッカリしたんだか忘れたが、自分の抱いた感想を間違いだと言われたような気がしたのかもしれない。


 そこに恋はないんだーっ!! 解釈違いですーっ!!!!


 やはり世代的になのか、ここのところ三日に一度くらいの割合で「天体観測」の文字列を見るけど、毎回解釈違いのモヤモヤを思い出しちゃうのでずっと見ないふりだわ。


 まあそれも反面教師みたいなもんで。

 今は自分の作品に「こんな感じがして素敵だと思いました!」と言われたら「そういうことじゃないんだけど。つーか最初の一行しか読んでねーなコイツ」などと思っても、感想を抱くこと自体はどこまでも自由だし、と、なるべく肯定するようにしている。

 少年のつもりで描いた絵を「少女」と言われても(バッチリ少年というタイトルを付けていても)まあ少女に見えたんだなと思って、いちいち否定しないし。


 ゆーて感想コメントなんてそうそう来ないけどね〜〜!!



 先週からSNSからもカクヨムからも離れていたが、自分の小説の下手さに絶望して「アァァァーッ」ってなるアレは通常運転だったので、ますます自分自身の問題なんやなと確信した。自分自身の問題って言うと深刻だけど、要するに先月描いた自分の絵が下手すぎて恥ずかしいアレとあんま変わらん。中学生の頃にやってたことを追体験してるっぽい。


 中学生のときも今と同じように、インターネットで絵の上手い人を沢山見知っていたけど、わざわざ中学生と明かしている人は少なくて、その上自分の伸び代を超信じていたから人の凄い絵を見たからって焦ることもなかった。若さってパワー。


 物凄い力作や理想的な絵に憧れはしても、自分が下手なことに凹むことはそうそうなかった気が。


 あの時代は選択的に、自分の世界を小さく保つことができたかもしれない。ネットは今ほど便利なものじゃなくて、子どもにとっては「毎日なくてはならない」というほどでもない。


 見たくないものは見ない、見たいものだけ見る、ということが叶っていたから、結構長いこと絵を描くことを続けられたのかな、とも思う。

 大学進んでからはさすがに「私が一番絵下手やな」って蛙びっくりしちゃったけど。


 デジタルネイティブやSNS世代は、最初から井の中の蛙ではいられない。でも最高に素敵な作品を見放題というメリットはあり、井の中時代があるのとないの、どっちが恵まれていてどっちが苦しいかは知らんけど。


 つい最近になって小説を書き始めた私は、三十代にして実はその辺のティーンと似たような苦しさや悩みを感じているのかもしれない。それはそれでお得!





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