アビリティー・パラサイト
AKA
四月
あらすじ
数十年前、大体第一次世界大戦が終わった頃、それは突然起こった。
人間という種族に能力というものが目覚めた。
能力とはそのまんまの意味で、手から火を出したり、機械を使わず空を飛んだりする。
そんな人間が現れだした。想像して欲しい。
急に手から炎を出すような人間が現れたらどうなる?
もちろん、パニックになるよな。
時代も時代で、能力による犯罪・暴動が起こり始めた。
それに合わせたかのように、第二次世界大戦も始まり、世界は混沌を極めた。
戦争には能力者も投じられ、戦争を大きくする要因にもなった。
戦後、世界は一丸となり、能力者問題に取り掛かるようになり、仮初の平和が実現された。
そして現在二〇二五年。最初は数十人だった能力者は、数百、数千、数万と加速度的に増えていき、今はなんと世界人口の約三分の一が能力者となった。
前置きはこの辺りにしておこう。
この物語は俺が自身と向き合う物語であり、我が我の信念を貫き通す。
そんな物語だ。
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