第2話 おかん
私の母は、かなりの曲者
夏になると坊主にし、冬になるとドラッグストアで買ったネイビーのニット帽に緑のアウターという奇抜な格好で買い物に行くような人だ
急に懐かしい曲のワンフレーズだけを延々リピートしたり
家事の途中で眠くなると寝れるタイミングになるまでひたすら喋り続けたり
ちょっとした言動のクセがすごい
これを書き始める30分前には
紅白歌合戦を観ながらリンゴを小さな包丁で縦に削いで食べていた
ついで私に「リンゴ食べる?」と削いだリンゴを差し出す
我が母親ながらつくづく不思議な人だ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます