金剛魔術
ケモマメ
第一話! 生誕!最強の金剛騎士!
今がその時ですか…
静寂の中少女は1人踊るように準備する
命を燃やしますし怒りも燃やします…
彼女は準備が終わったのか外へと出る
熱くなりますよ…夢見る明日へ…
漆黒の闇の中、蒼い星が輝くように見え地面は白い土に覆われている
穏やかな海を爆音で渦まかせますか…
そうここは月!
急ぎましょうか…猛き勇者のもとへ…
酸素の無いはずの月面を跳ねるように歩く少女は蒼き星に指を指す
では…時の迷路を走り抜けましょうか!……変身!
可憐な少女は飛び上がって腕を開きTの字になると腕が捻られ…否、ひっくり返り剣の鍔のように
体も腕と同じようにひっくり返り刀身へと変貌する
さて…行きますよ!待っててくださいご主人様!
地下深くの遺跡のような場所で少年は1人、動く石像と戦う
ドゴォン
石像の重く遅いながらも威力のある攻撃は少年を踏み潰さんと暴れ狂う
「くっ!これでもくらいなさいよ!
腕の魔道具から光弾が放たれる
キィイン
石像の表面は弾かれ抉れるも動きを止めず腕を振り下ろす!
「うぐッ」
石像は少年を殴り飛ばし壁へと激突させる
倒れ伏した少年にトドメを刺そうと近づいた石像は腕を振り上げ……たその時!
大剣が上空から落下し、石像を貫く!
「待たせましたね!ご主人さm…遅れすぎましたかね……」
石像を貫いた大剣は少女へと姿を変える
「誰なんだ…あんたは……」
「まずいですね…死にかけです……」
「だから誰だって……」
「どうしましょうかね…死なれるとまずいですし……こうなったら……」
「だから…誰だって……」
「痛みは一瞬です」
「なにを……」
少女は宙に剣を精製させると……
少年に突き刺す
「ん……誰なんだ……君は」
少年は気がつくと周囲が赤色の空間で横たわる
「私は月から来た聖剣だ」
「月から来た聖剣!?」
「そうだ。遠い宇宙からとある人物を葬る途中……やめよこの話し方」
「なぜ今こんなところに居させられてるですか!?」
「その前に……自己紹介させてもらいたいと思います!私は…えー…聖剣……マキア…ん、いや…やっぱマキアでいいや」
少女はピースしながら楽しそうに話す
「あなたは私の持ち主に選ばれました!が、死にかけです。そこで私とあなたを融合させます!」
「……!?」
「ということで……そろそろ完了しますよ」
「はっ!」
少年は石像と戦っていた遺跡で目を覚ます
「さっきまで……いや、でも……」
先程まで受けた傷は全て完治してたが吹っ飛ばされた時に出来た壁の凹みは残っている
「やはり…夢では……」
(そうです!夢じゃないですよ!)
「ぐっ……」
傷は癒えても痛みの記憶がフラッシュバックする……
ガサッ
(ご主人様!敵が!)
「武器は…」
(あん時に…私を使ってください……)
「どうや……分かった、行くぞ!」
(理解してくれたみたいですね!行きましょう!)
「
彼は手を伸ばし!
大剣を!
精製し!
構える!
(使い方も分かってますね!)
「もちろんだ!」
(いきますよー!)
「まずは!
放たれた光弾は今度は直撃する寸前に拡散し縛り上げ!動きを止めると!
構えていた大剣を振り下ろし!
一刀両断させる!!!
(やりましたね!ご主人様!)
「ああ!」
(あ、いや……やはり……気づかれてしまいましたか……)
「何が!?」
切断された石像は
「なっ……」
石像の瞳はありはするもただ暗闇しか写していなかったかが何故か赤く光始める
「何が起きて……」
(こうなったら…あれをするしかないですね)
「……あれか!」
大剣は短刀に変化すると……少年は自らの腹に突き立て!勢いよく刺す!
『変身!』
2人の声が重なると同時に、刺された跡から黒い筋のようなものが体を覆い黒き鎧に身を包んだ騎士が立っていた
剣は柄は同じものだが刀身は細くより鋭利さをましたものになり、背丈はかなり増し長身になっていた…
「えーと……名前…いいや、とりあえず行きましょう!」
マキアがそう言った次の瞬間!
石像の隙間から触手のようなものが放たれると言う少年の記憶には無い攻撃が行われる!
が!
知っていた!かのように攻撃を弾き!
触手を切断させると!
強化された身体能力で近づき!
攻撃を誘い、回避する!
避けられたことで隙だらけな石像を飛び上がり!
一刀両断!
切り裂かれ、切断面がズレる前にもう一太刀!二太刀!三太刀!
チャキと言った音を立て剣をしまうと同時に石像は崩れ落ちる
「ここまで切り刻めば……」
「大丈夫なようですね。復活しないようです…が、厄介なものが来ているようです……」
地面を揺らすような音を響かせ……
かなり広い遺跡の天を衝くような巨体をもつ……
石像……遺跡の主だ!
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