2023(令和5)年 独り紅白歌合戦(紅白全19組)
橙 suzukake
2023(令和5)年 独り紅白歌合戦(紅白全19組)
【白組🏳1組目】
「みなさん、一年間の御無沙汰でした。毎年末、ご好評いただいております独り紅白歌合戦を今年末も此処に開催いたします!では、早速、先攻の白組のトップバッターを紹介します。昨年も白組のトップバッターを飾っていただきましたザ・イエローモンキーで『スパーク』です。どうぞ♪」
THE YELLOW MONKEY「SPARK」(1996)
作詞・作曲:吉井和哉
https://www.youtube.com/watch?v=TLA7B6b21BI
【紅組🚩1組目】
「続いて、赤組のトップバッターは今年デビュー40周年を迎えました中森明菜さんです。今夏、NHKで伝説のライブと言われているよみうりランドEASTで行われたライブが放送されて話題になりました。デビュー・シングル曲「スローモーション」から23rdシングル「LIAR」までの全A面曲を唄いあげた彼女の姿に震えた方も多くいらっしゃったことでしょう。では、中森明菜で9枚目のシングルヒット曲『十戒』です。どうぞ♪」
中森明菜「十戒」(1984)
作詞:売野雅勇/作曲:高中正義
https://www.youtube.com/watch?v=0_hznH3-Dak
【白組🏳2組目】
「今夏、父が入退院を繰り返したのですが、病院に向かう道すがら、ラジオから聞こえてきたこの曲にだいぶ励まされました(^^; 何度聴いても、(失礼ながら)歌詞は何を訴えているかわからないのですが、このバンドの夏歌の中では一番、好きであります(^^; 意外にも、彼らの曲で初めてオリコン1位になった曲、チューブで『夏を待ちきれなくて』をどうぞ♪」
TUBE 「夏を待ちきれなくて」(1993)
作詞:前田亘輝/作曲:春畑道哉
https://www.youtube.com/watch?v=baC3phiIR4E
【紅組🚩2組目】
「明菜ちゃんに続いて、紅組2組目は、聖子ちゃんの曲をお送りしましょう。曲を聴いただけで、当時の洗顔フォームのCMを思い出してしまいます。パッと聴くと、春っぽい感じもしますが、秋の歌です。松田聖子で『風は秋色』です。どうぞ♪」
松田聖子「風は秋色」(1980)
作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎
https://www.youtube.com/watch?v=2yJgXlXGADA
【白組🏳3組目】
「関係ない話ですが、大学生時代、『玉置浩二に似ている!』と方々から言われた筆者です。彼も、そして、私も、当時とは全く違う顔相になったものです(^^;彼らの曲の中で一番好きな曲です。安全地帯で『マスカレード』をどうぞ♪」
安全地帯「マスカレード」(1988)
作詞:松井五郎/作曲:玉置浩二
https://www.youtube.com/watch?v=-IbU93Ol4OA
【紅組🚩3組目】
「世には『名曲』と呼ばれるものが数多くありますが、この曲もその中の1曲であろうことは誰も否定しないと思います。1979年、この曲がヒットした当時、すぐにメロディを覚えて、口ずさみましたが、大人になって改めて聴くと、歌詞と曲が絶妙な組合せで完成された曲であることが分かります。しかし、この曲を作った久保田早紀は、当初は、国立駅前の大学通りの景色をイメージして作ったのであり、それが、プロデューサーによってシルクロード風に無理やりに書き直させられた、という逸話があることを知っておられる方は少ないと思います。書き直された割には歌詞と曲のイメージがこれ以上ない感じで調和されているこの曲を今一度、皆さんと一緒に堪能したいと思います。久保田早紀で『異邦人』をどうぞ♪」
久保田早紀「異邦人」(1979)
作詞・作曲:久保田早紀
https://www.youtube.com/watch?v=hiq2LvuMBBw
【特別枠🏴】
「ここで、特別枠でのご紹介となります。この曲は、2004年にKREVAのメジャーでのセカンドシングルとして発売されました。ラジオから聞こえてきたこの曲をまだ幼かった私の娘がいたく気に入って、女性パートを車内で歌ってくれたものです。先日、家族でカラオケに行った際に、娘からリクエストされて久々に一緒に唄いましたが、まだ幼かった当時の娘が思い出されて勝手に感動していた私でありました(^^; では、クレバ、フィーチャリングソノミで『ひとりじゃないのよ』をどうぞ♪」
KREVA feat. SONOMI「ひとりじゃないのよ」(2004)
作詞・作曲:KREVA
https://www.youtube.com/watch?v=QjYKMVwwTlA
【紅組🚩4組目】
「ご存じの通り、今年、多くの著名なミュージシャンやシンガーが黄泉の国へ旅立たれました。その中からお二組を紹介します。まずは、紅組から大橋純子を。拙作『昭和女歌謡を唄う』でもトップバッターで登場しましたこの曲。あの小さくて細い体からパワフルな歌声が醸し出されるわけですが、彼女へのインタビューで『大きく歌い上げたいところで、全部出し切らないように気を付けている』という発言があったことが強く印象に残っています。では、大橋純子で『たそがれマイラブ』をどうぞ♪」
大橋純子「たそがれマイラブ」(1978)
作詞:阿久悠、作曲・編曲:筒美京平
https://www.youtube.com/watch?v=d9hAE4I4hJc
【白組🏳4組目】
「白組は、YMOの曲をご紹介します。高橋幸宏が1月に、そして、後を追うように坂本龍一が3月にお亡くなりになりました。私にとって、このお二方が“老人”という認識が持てないので、なおのこと、死の身近さを感じます。どんなに活躍しても、やがて、死は訪れるのですね。ご紹介する曲は、1983年のYMOジャパンツアーの最終日、日本武道館で行われた散開コンサートから『エクスペクティングリバーズ~希望の河』です。どうぞ♪」
Yellow Magic Orchestra「EXPECTING RIVERS」(1983)
作詞:高橋幸宏/作曲:高橋幸宏 坂本龍一
https://www.youtube.com/watch?v=-SK_NlGTwWw
【紅組🚩5組目】
「この曲は、この寒い冬の季節になると、思わず口ずさんでしまう曲です。暖房が効きすぎてむわっとするような空気に満ちている汽車の車内でも、寒々とした雪原を車窓から観ているとこの歌の情景が重なってきます。八代亜紀で『愛の終着駅』をどうぞ♪」
八代亜紀「愛の終着駅」(1975)
作詞:池田充男/作曲:野崎真一
https://www.youtube.com/watch?v=rMpi87xFOto
【白組🏳5組目】
「この方が亡くなってから5年が経ちました。彼もまた、“老人”である感じがしないまま永遠へと旅立っていった方です。もしも、私が、NHKのど自慢に参加することができたときには、この曲をチョイスしたいとひそかに考えています。イントロでのライター着火はきっとご法度でしょうから、そこは、手作りの小道具が必要、と考えています(^^; では、西城秀樹で『ブーツを脱いで朝食を』をどうぞ♪
西城秀樹「ブーツを脱いで朝食を」(1978)
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫
https://www.youtube.com/watch?v=pvnI4r-72SE
【紅組🚩6組目】
「この曲も、子どもの頃からよく知っている曲でありますが、最近、この曲を口ずさむと、行ったことがない曲の中での街の絵が頭の中に浮かんできて、マリーの様子を見てきてほしいと願う依頼主の心情に迫っているような感じがします。この曲を演奏しているセットを見ますと、『8時だよ全員集合』ですね。まさか、高橋真梨子は体操のコーナーには出なかったでしょうね(^^; では、ペドロ&カプリシャスで『五番街のマリーへ』をどうぞ♪」
ペドロ&カプリシャス「五番街のマリーへ」(1973)
作詞:阿久悠 作曲・編曲:都倉俊一
https://www.youtube.com/watch?v=CxKS8mFGRTw
【白組🏳6組目】
「今夏、1988年に行われた野外ライブ、浜田省吾「A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988』を編集した映画が全国ロードショーされて観に行きました。もちろん、この時のライブはVHSビデオで販売されたので何度か観たことがあったのですが、大きいスクリーンで今観たらどんななんだろう?という欲望に素直に従って観に行きました。そして、その流れで、何年振りかとなるアリーナツアーの初日に参戦しました。1979年に発売されて聴き慣れているこの曲が渚園でのライブも、そして、今年のアリーナツアーでも、特別な感情を呼び起こす曲となりました。本人は出て居りませんがライブ音源でお楽しみください。浜田省吾で『君が人生の時』です。どうぞ♪」
浜田省吾「君が人生の時」(1979)
作詞・作曲:浜田省吾
https://www.youtube.com/watch?v=IJ5XS8co1b8
【紅組🚩7組目】
「この曲が、今年、私が最も数多く口ずさんだ曲になりました。この曲はHi-Fi Set時代の曲ですが、山本潤子は今でも大事に歌っているようです。大事な彼を飛行機事故で、もしくは、渡航先で亡くし、その彼に会うために羽田空港に土曜日に赴く女性の歌です。『羽田に行くの』ではなく『羽田に来るの』と歌っているところが物凄い意味を持っているんだろうと察します。では、山本潤子で『土曜の夜は羽田に来るの』をどうぞ♪」
山本潤子 「土曜の夜は羽田に来るの」(1975)
作詞:荒井由実/作曲:村井邦彦
https://www.youtube.com/watch?v=AzNt6iI7cUo
【白組🏳7組目】
「さあ、もう一度、この方に歌っていただきましょう。玉置浩二ファンの中学校の同級生から、カラオケでリクエストをされていて、おそらく来秋にはご披露申し上げることになりそうなので練習せねばなりません。しかし、この曲、難しいから果たしてちゃんと歌えるかどうか…(^^; 玉置浩二で『メロディー』をどうぞ♪」
玉置浩二 「メロディー」(1996)
作詞・作曲:玉置浩二
https://www.youtube.com/watch?v=ih6_xNsensA
【紅組🚩8組目】
「いろいろな曲を口ずさんでいたところ、ふと、この曲のサビのフレーズが口から出ました。この曲の歌詞の一部のイメージだけで大学の後輩の結婚披露宴で高らかに歌い上げてしまった(その後輩も途中から一緒に 笑)私です。でも、大丈夫。結婚した二人は遠く離れた場所で暮らすことはあっても別れることはありませんでした(^^;
水越恵子で『Too far away』です。どうぞ♪」
水越恵子「Too far away」(1986)
作詞・作曲:伊藤薫
https://www.youtube.com/watch?v=vMrznTiFLYg
【白組🏳8組目】
「2021年の独り紅白歌合戦以来、2回目の登場になります。その年の彼の弾き語りツアーのアンコールの最後の曲として演奏されました。私も、地元の会場のライブで一緒に唄いましたが、後半、泣いて歌えなくなりました。なんてことはない曲の、一見、なんてことはない歌詞の中に、琴線に触れる仕掛けを彼はいつも携えています。斉藤和義で『ギター』です。どうぞ♪」
斉藤和義「ギター」(2011)
作詞・作曲:斉藤和義
https://www.youtube.com/watch?v=vLDq8Z-1TuM
【紅組🚩9組目】
「紅組のトリを飾るのはこの曲です。これも、『異邦人』と同じく、フレーズも歌詞も慣れ親しみ切った曲ではありますが、こう…今更ながら、グッとくるんですわね~もう、歌詞が凄すぎます。この短い歌詞の中で主人公の女がどれだけの葛藤をし、そして、どう決意していくのか…ジワジワと迫ってきます。この時代、本当に、裸足で夜明けの電車で泣いている女が居たかもしれません。では、中島みゆきで『悪女』をどうぞ♪」
中島みゆき「悪女」(1981)
作詞・作曲:中島みゆき
https://www.youtube.com/watch?v=ZkyCrUolctw
【白組🏳9組目】
「さあ、大トリでこの曲をお届けします。私は、松田優作が昔から大好きで、思い出すと彼の出演した映画やドラマを時々、見直しています。この曲はテレビドラマ『探偵物語』の最終回のラストのシーンで流れていてそれで知ることになりました。阿木燿子…この方が書く歌詞も、女性とは思えないエグさがありますね~ では、2023年 独り紅白歌合戦、最後の曲です。ダウン・タウン・ブギウギ・バンドで『身も心も』です。みなさま、どうかよいお年をお迎えください」
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド「身も心も」(1977)
作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童
https://www.youtube.com/watch?v=qzG3seBp-dc
2023(令和5)年 独り紅白歌合戦 再生リスト
https://www.youtube.com/watch?v=TLA7B6b21BI&list=PL_Ji7CEaP_c4Waw9DR3MBDrQywbYxUzcg&index=1
2023(令和5)年 独り紅白歌合戦(紅白全19組) 橙 suzukake @daidai1112
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