第102話

メニースターズ 

第102話 黄金郷編


※太陽の分岐点 WEB版 南ルート


お叱りを受けるのはごもっとも、ふざけたつもりは無い 不満なら君達が書けとな

西ルートの世界線からはこれで離脱する事になる 向こうでは脅威が既に去った後

踏み込んだ勇者は別の使命をこなさくなくては、納得させる事は出来ないのが定期


「うーん、痛てて 何処にワープしたのこれ ちょっと、両脇に立たないでよ!」

「チッ 背後でも変態扱いですぜ俺達、どうもこうもねえでやんすよ ねえ兄貴」

「知るかよ! どうなってんだ全く、おお? これって分岐道じゃねえのか兄弟」


女子達の平手打ちをダッキングでかわす肉体派、流石低身長か 冷や汗ものだねぇ


「ったく、今あの分帰路に立ってるなら南に向かってないか私達 戻る気はないわ

普通に考えたらこれで共和国の本部に辿り着くでしょ・・・これでいいわね」モカ

「回り道しないで真っすぐ南よ これ以外はないでしょ 前に霊峰山で靄が出た時

もひたすら先に進んだのよ 結果は正解だった、時間はかかったけど」アンリさん


最早呆れ気味の隠密は同行するのみ「難しく考えるな 正解のはず、いずれ着く」

「遠いわ やっぱりもう着いてなくちゃおかしい位進んでるのよ私達、途中で休憩

はしているけどね でもゆっくりと日が暮れて来てる感じね、長いのな」マスター


※振り出しに戻ってる風に感じますが、WEB版は継続しているのです 先へ進むが


「やはり以前と違う こんなに遠くなかったですよ、南側に真っすぐ来たのは間違

いない様ですが 迂回すべきだったのでは いや、西は除外ですね 成程」錬金君

「普通に考えれば南よね でも距離がおかしいのよ、私達何処に向かってるのこれ

共和国の本部よね? こっちでよかったのかしら、東に行けば良かったかな」紅蓮


空腹で不機嫌のピザは投げやり どうやら会心をミスしたのがプライドに響いたか


「デブは放っておきましょ、北の街から真っすぐだろ、これ以外何処に行けって言

うの 信じようぜ、別に高所じゃないから息苦しくはないさ 直進だよ」コバルト

「感謝して欲しいぜ クローバーさん参戦で成り立ってるんだぜ君達、おくだよ奥

この道を行けばどうなるものか 知るかよー お約束よね うふ♡」双子は被るw


・・・広い街道にはなってない「また緑が生い茂る光景さ 自然を大事にしろか」

ジャングル風とは別らしい 愚痴るコバルト以外にも違和を感じ始めるメンバーだ


「絶対に違うと思います 距離といい、この景色と中央までの道のりがどうしても

重なりませんね 入り口から離れるにつれて益々遠くに行ってる様な気が」ロシェ

「今更戻れないでしょ 遠いわね、今どの辺かしら この場所も地図に載ってない

方向は合ってるのかしら? それすら疑問に思うけど」後悔気味のスカーレットだ


段々と進む足が鈍くなる まさかの旅の扉、だが一方通行なのだ 西には帰れずか


「変ね? やっぱり地図と違う場所だわ 真っすぐ南だと思ったけどね どうしよ

またジャングルは勘弁よ、森林ばっかりで方向もあやふやになって来たみたい」姫

「ストックの在庫が尽きそうだけど ああ、街道じゃないわね 森 緑 大自然よ

やったわね! キノコ狩りでもしようか カラフルなのが一杯あるわよ」ジト眼~


毒見は拒否する小夜香だった「周りも似た様な風景ばかりだ どうしてこうなる」

イライラしながら突き進む、しばらくすると前方に光が見えて来た 抜けたのか?


「今度は荒野に出たがなー、以前とは完全に違う道だという事よねー この先を~

行けばどうなるものか またかよ、入り口で言ったわよ」ピザに足蹴りの導師様だ

「待って 見覚えがある気がするわここ もしかして、方向を合わせてと 何か大き

さが違う気がするけど共和国の後ろ側よ 地図と一致したわ、迂回した?」アンリ


チビタンクの抗議はスルーの面々、脇役の悲しさよ セリフがあるだけマシなのだ

忘れてる読者の為に確認だけしておこう ソロモン軍の本陣を撃破、その帰りだと

                   ・

                   ・

                   ・

「真っすぐ南が実は迂回してたって事か そりゃ遠いわ後ろに出たって、とっくに

中央から外れてるじゃん 大森林側の、脇道を進んでたのかよ 腹立つわー」モカ

「抜けて良かったです どうしますか、まだ距離がある様ですが 地図が機能した

のは収穫ですな、いい運動にはなりました 此処からだと方向は?」見渡す小夜香


「何で真っすぐ南で国の裏に出るでやんす 突き抜けたわけじゃあるまいし おか

しいですぜ、迂回にしても随分距離がありまっせ 俺等の進軍速度なのに」ハット

「途中で方向を間違えたのか? 森は確かに迷いやすいけどな 同じ場所を何度も

行き来したんだろ、此処からも更に距離があるのかよ 罰ゲームかいこれ」ドミノ


「此処からだと北西方面だろ 私もこの場所は前に来た事があるぞ サウルーン軍

と共和国が小競り合いしてた頃だよ、黄金郷から援軍に向かう途中のね」コバルト

「一時はどうなる事かと よし、街に向かいましょう 随分遠回りになりましたが

何かの力が私等を足止めしたとは思いたくないです、道しるべはあるので」ロシェ


各々意見を述べながら、アンリ達は苦労しながらも地図に示されていない場所から

抜け出たようだ そして更に一行は共和国の街への方向へと突き進む、そしてよう

やく辿り着いたのは・・・天候は荒れていない感じだ むしろ無風で気味の悪さが



              そして城門前へは着くのだが

「! あなた達は、失礼だが我々エース共和国は如何なる国とも同盟関係は結んで

いない 残念だがお引き取り下さい、裏切ったようではないですが 今更」守備兵

「何だよ、ふん よく帰って来れたな 防衛は私達で十分ですが 契約切れでは?

討伐にも参加しないで、ソロモン軍はもう末期 無理しなくていいですよ」警備隊


歓迎とは言い難い雰囲気に苛立ちを隠せない太陽の軍勢 主力に対してこの発言は


「以前に援護してくれた事には感謝しますよ? 友軍でしたし ですが、もう解消

になっているでしょう 仕事を回してくれとか言わんで下さい お帰りを」拒絶か

「何よその態度は! 契約切れだって、お馬鹿 私等ソロモン軍の本陣を破ってき

たのよ 最速でね ああ上司を呼びなさいよ、教育がダメね共和国の若手は」モカ


「何でここでケンカ腰になるのよ 契約期間とかあったかしら 討伐って残党の事

その辺の話なりしに戻って来たと思ったけど お払い箱っすか私等?」アンリさん

「本陣が墜ちたから後はもう出て来るなって? ねえあなた達 私等無給で最前線

に出たのよ・・・宰相と話をさせなさいよ もう我慢出来ないわ!」スカーレット


不満が一度口に出るとこうなる 戦時中は欲しがりません、勝つまでは(いや~w


「待って、状況がおかしいわよ 何か戦争自体に参加してない様な言われ方じゃな

いの 期限切れ? 討伐不参加・・・ソロモン軍は末期状態なのか」統括の疑問だ


今は南ルートで帰還したばかりである、まさか警備兵とひと悶着する事になるとは

そうこうしてる内に異変に気が付いたのか やや遠目から見覚えのある人影が――


「どうした入り口で何を騒いでる、君達は! 言い訳でしょうか いや 問答はお

互い止めましょうか、自分の国へお帰り下さい もう友軍ではないのだから」隊長


「えっと 失礼 もう同盟はしてないと仰いましたか、そうですか 自分の国へと

ありませんよ、共和国が王国を特区として吸収したではないですか」反論のロシェ

「三銃士は義を重んじると見ていたが? 違う様だな、此処へ帰って来たのは間違

いであったか 何処へ帰れというのかな もう手伝わんでいいのだな、よし」隠密


・・・何か変だ 西ルートの様に数十年も経過した感じはしないが、しばしの静寂


「サウルーン軍が排除された時に王国はあなた方が返還要請したではありませんか

何を言ってる、アール王国ですよ そこでも厄介者なんですか今は」ラインハルト

「え、王国があるんですか いや待った 返還要請? 姫 話がかみ合いませんよ

出直しましょう 失礼しましたラインハルトさん いづれまた、では」慌てる錬金


食って掛かろうとするメンバーを嗜めながら、一旦引けとスカーレット達を促すが


「何よ タダ働きさせやがって! 二回目だぞ クソッ こんなに薄情な奴らとは

思ってなかったわよ 解消でいいじゃないこんな国 勝手にすれば いきましょ」

「宰相は健在か? 生きておるなら伝言を頼む 影無しが狙っている 寝首を掻か

れるなと、私達は策に嵌められたとつけ加えてくれ 頼んだぞ」冷静なクローバー


今度は逆に守備隊が吠える、自分達は真っ当な仕事をしてるだけだと主張し出すが


「無礼だぞ貴様等 何を偉そうに ソロモン軍は世界連合が抑え込んだ結果だろう

全く、過去の手柄にいつまで浸っているのだ 帰りなさい! 次はないぞ」兵長か

「いや、何故宰相が襲われた事が分かる? うう、何だ 頭が痛い、後日また来て

くれるか・・・思い出せない 貴女は誰だったか どういう事だ」ラインハルト氏


今日は大人しく引き上げた方が無難だとリーダー「R国の方へ行ってみましょう」


共和国の本部へとようやくたどり着いたアンリ達だったが、門前払いされてしまう

自分の国へ帰れと、同盟は既に解消済みらしい 疑問の一行は王国へ向かった――



                古巣の町並み

「特区じゃん、いや場所は同じさ 当然でしょそりゃ 何だよ 活気がないわねぇ

王国って借金でカツカツでしょ 要らないから私等に押し付けたんじゃ」コバルト

「何なんすか一体 これ以上右往左往したら激やせ案件ですぜホント」骨太ハット

「赤屋根集合だな、腹の虫が色々と収まらねえぜ兄弟、アイムハングリー」ドミノ


・・・我々の記述ではサウルーン軍を排除後に、すぐソロモン軍が宣戦した経緯が

R国の返還請求なんていつしたのか覚えてない「世界連合と同盟解消か」呟く統括


「WEB版でしょこれ、また勢い任せじゃないでしょうね 話が破綻したら水の泡よ

とりあえず野宿は防いだわ 長丁場なんだろうなやっぱ、お茶にしようかな」モカ

「関係者以外の使用を禁ずるだってよ 勝手に競売にかけてんのか、貧乏国家が!

クローバーさんには通じねえから、錠前をバキッ、とな 流石の私よ 入るぞ~」


( ´ー`) 落ち着くんだ吉田(もう分かんねえんだけどー)まあ、普通はそうなる

ようやく佳境に入りつつあるのにおもてなしは無いのかと 長いのでゆっくり定期


「あのさ、全部違うシナリオなのは予想出来るのよ、西ルートが一番軽めなのよね

ソロモン軍は闇の一派でしょ、連合国だけで抑えきれる程こっちは強いのかな」姫

「私等を雑魚扱いしてるのか共和国の兵士は、だったら最初から援軍に呼ぶなよと

王冠奪還じゃなくて残念でしたね~常連諸君 眠りの粉でも探しに行くか」モカ達


クールガイは否定するが「私達が経験して来た世界のお話とはまた違う流れでは?

考えましょう皆で 途中から何かが変なんです、マスター 何か淹れてください」

「ピジョンと私なんだぜオリジナルの方は タロット占いとか原案に無いんだから

焦るんじゃねえよ、ここで飲酒はご法度だと 珈琲ブレイクだな、お菓子付きで」


・・・画像がないので各自それっぽいティータイムを連想してください 休憩中

鍵を強引に破って、懐かしのギルド内で会議するメンバーだ 元々の赤屋根組――


「ずず・・・状況を考えろですって? 分かったわよ、ねえ 私等はソロモン軍と

戦争はしてないのかしら、活躍してる感じではなかったわね~」疲労感のコバルト

「過去の手柄に浸るなとか言われたな うつけ共め、ソロモン軍相手には非協力か

で、世界が戦っているのに、今更ノコノコ出てくるなと 納得いかんぞ!」小夜香


いや、この時点で食い違いが出ている 後ろから読者が指摘して来るので確認せよ

太陽の軍勢は北の街へ凱旋した後、休憩以外は最速行動だった ※西は無視でよい

司令部は破壊したが 怪しい残党が気掛かりだったので報告がてら戻って来たのだ


「第一世界連合なんていつ出来たでやんす? 俺等抜きで勝てる相手かと」ハット

「あ、やべ・・・見てねえけど激ヤバなお友達がどうとか リストラかい」ドミノ


ここで何故かドヤ顔の導師様「介入して来るに決まってるぜ 遠回りさせやがって

恐らく私をクローブと誤解している、身内以外には教えてねえもん」能力は互角か

「私達が道草してる間に都合よくしたって事でしょそれ 接触できないでしょ、私

等は、バランスとらないと無理が出るじゃん 煮詰めなさいよ」いえ、大体これで


次回は色々と考える事が多いです、なるべくカットしないで進めてゆく事になるか

もう字数で原案を抜いてる頃ですが シナリオのみなら、加筆が前提の公約なので

太陽の軍勢は切り札として兵士の間では英雄扱い・・・のハズだったが これは?


一杯目の珈琲を飲み干しながら不穏な気配を隠せないメンバーと有志常連の視線が


           第102話 黄金郷編 5010文字 (続)


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