第14話

メニースターズ

私の旅団 第14話 

     

ミスト島の争いは東西停戦という形で幕を閉じた、但しこれはあくまでも表向きだ

私の旅団はレムーア軍として途中で覚醒している、これは常人達の物語ではない!

           ※WEB版は原案と内容が異なります

              

           ここで激しい稲光音なのだが――

                 ⚡

              BGMも無し( ノД`)


 太古の昔ここ{メガロレム大陸}において一大勢力を築き上げた文明があった。

現代技術以上の高度に発達したその栄華はある日を境に歴史から姿を消してしまう

一説によれば天変地異による大噴火や大地震で地下から大量の毒ガスが吹きだし

大陸中の生物が死滅したと言われている そのような文明が本当にあったかは謎だ

またこの逸話に似た伝説が大陸の言い伝えとして残されており南に位置する小国家

魔術に非常に精通した少数精鋭の集団、それが(レムーア文明)証拠は残ってない

存在自体が怪しまれているのだがほぼ似たような時代に姿を消したと口伝では語る

更に懐疑的な事に中央大陸とは別の北東側に水没したと思われる技術国家がいたと

それが(アトランティカ文明)だ この両国は古の魔術書を巡り互いに血を流した

これらの伝承は俗にいう(都市伝説)として残ったのだが時代が流れ史実かは不明

  アナタの旅はネクロス皇国の支配が進むこの世界において幕が開いたのだ



           メニースターズ  筆者  陽月すい

                私の旅団編

                 

             ミスト島 東の漁港町

「本当にもう行ってしまうのか 少しゆっくりしていけばどうか 君達に感謝する

このミスト島は(休戦締結)にこぎつけるのは不可能だった 諸君の力無しでは」

「ここだけの話 私達の間では同盟ではなく貴女達を代表としてこの島の統治を、

不穏な気配がするのです 本大陸の派閥争い、この先何事もなければ良いですが」


この後一行は東西同盟をまとめた傭兵として各地に名を馳せる事になるのだが――


「待った! グルメ旅行の件は? 埋め合わせ予約したはずよ」とすかさず槍女子

「ですよねぇ サバイバルで不評来てるとかチラッと聞きましたよ」ライオネルか

「俺達の船は漁港とは別に停泊している 点検の時間等があるが」流石のレオ様達


そうなのだ マリー達は独自に海賊船を入手しているのだ ミスト島からは貿易路

普段は観光用として、大陸の中央部分にはこの漁港からは定期便が出ていないのだ

自分達の船は正規の波止場から北西側の浜辺に止めている(借りる事も出来るが)

 メンバーの不満が爆発するとお蔵入りの危険性が出る、有志諸君は知っていると

町長達はゆっくりして行けと言っており、ここは急がない方が吉と出るだろうか


「画像ないのに仕事すんのかい 調理役は誰だったかな」アノ顔のピジョンさん

「私が用心棒として寝泊まりしていた倉庫を借りろ 設備があったはず」飛鳥だ

「HEY、報酬は要求しないから食材だけ譲ってもらいなさいよね♪」聖女の案

「ああ 無理は禁物だ、ここは港だから魚介類は豊富だよ では」ナック氏かな




            (倉庫)ガラガラ ガシャン

「クソ、オリジナルで盛ってマリーさんの痴態を誤魔化す気だな ばらすぞ😠」

「は? 何言ってるんです ヒロインが不埒な事しないでしょ」だろ、サーシャ

「うーん ダッチオーブンで何かする展開ですねこれは」それ採用ねー狩人さん



予定を変更して今日は漁港の傍で休日となりそうだ 天候は快晴で風も穏やかだ

WEB版の新しい同志達も加わって門出を祝うには絶好の日かもしれない(よし)

この先に修正で大変な労力を強いられる予感がしたが多分気のせいかもしれんw

ダッチオーブンは幅が広く底も深いので、鯛を丸ごと使ってもいいアウトドアか

他の魚介も網で豪快に焼いてバーベキュー気分で、後は適当にマスター宜しく。


「な? 画像に頼りすぎだったのよ今迄 全然説明になってないんだけどね」

ガシャン!「ふう バケツに色々魚介の詰め合わせです」これで何とかしろと

「エビ、イカ類。貝が沢山、大小の名前は知らない魚 丸焼きかよ」レオ他。

「サバイバルよりはましだがな 海鮮の浜焼きという事だな」侍は大食漢だ

「ダメね 君達はよくてもピジョンのプライドが丸焼きを拒否しているのよ」

「野菜と調味料を手配して欲しいってよ 知らんけど」耳をほじる大魔導士様

「お酒はー? オリーブさん最後まで持つわけない グビグビはよ はよ!」


ここで泥酔は構想的に危険である ノンアルコールに似た麦の飲料を調達する

後はピジョン氏がお得意のアレとコレとソレとナニかしらで料理に仕上げるさ


   そして出て来たのは――


「海鮮の串焼きですね バーベキューソースを塗ってる感じです」サーシャ君

「メインはシーフードのパエリアね 遠征先じゃ出せないから」流石マスター

「麦酒もどきで流し込む図式ですね分かります」簡素で助かるよライオネルw


翌日、自分達の船の点検を終えて新たなる航路へと出るレムーア軍であった。

ミスト島から出向した一行はこの場所からさらに西に航海していく事になる 

自分達のルーツとなっている南大陸小国家があった思われるその辺境を目指し


「いやあ これオリジナルですけど基本は余り変わってないですよね うん」

「ミスト島から更に西という事は大陸の最南端になるのかな」飛鳥は仁王立ち

「また嵐が来たらアボンなのよユー 大丈夫だってパンドラさん上品だから☆」

「タコが、何で私の見せ場減らしてんのよアナタ これから先更に大変でしょ

手抜きしてた部分の調整も込みなんだからね! ヒロインが目立たないって何」


小説で10人分のセリフ管理は想像以上に大変なのだが、筆速が落ちていく罠か

原案でお叱りを受けていた場所が複数あるのだ レムーア軍はそれを知らない

一旦ここで停泊して情報を探ったら再び自分達の船に乗り込む事になるのだが



「知らない船が上陸した? 何だネクロス皇国の兵隊か うちの村に来る気か」

「貨物船なのか・・・武装してるように見えるが誰だ ミストの方向からだが」

「へ? 俺をカットだと おいまてよ」←まずコイツ要らんのでw 宜しくー


アドリブが求められる箇所が必ず訪れる マリー達は小島の酋長の元へと向かう

ネクロス皇国の帝は全国民に支持はされていない、レムーア軍は現在手配中だと

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「ごめん下さい 友人がストライクな構図にして楽しませろと」だってよ聖女殿

「ほら見ろ、マリーさん手伝わないから 小説の方がシナリオ難しいのにアホか」

族長のテントと思しき場所を訪れた面々、「おや客人とは珍しいですな ふむ。」

その姿を確認したピジョンは一瞬硬直する、彼女はこの御仁を知っているのだ―

「今お茶でも出しますのでどうぞ気楽に、旅はよいですな 拙僧も若い頃はな」


昔に紆余曲折あり今はここで骨休めで長を務めているらしい 信頼は厚い様だ。


「この山道の西は山賊の住処、そこへ行くのもお主等次第、私は別に止めんよ」

「ミスト島と周辺の小大陸は皇国の領土外と聞いてるが」ハイマと他の面々か

「皇帝ルドンか・・・策略じゃぞ 派閥などはなかったのだ」茶をすする老人

「御大、私は自分の仲間を信じました 遠い昔の事です 何名かはもう会えない

それでも間違いではない 広大であります 各々がやれる事に限界があります、

我々が倒すべき相手は現皇帝ではありません、既に仕掛けていたと?」ピジョン


「えー恋愛マダー? オリーブさんはやっぱりコレジャナイ感なんですけどー」

「うちらは派閥とか元々関与してないんで 向こうの都合です」とライオネル

「万能薬はないぞ若いの、予備の袋を持っていきなさい 自分達の旅路ですぞ」

「? 知り合いだったのマスターと ふーん目ぼしい情報ないでしょ」魔女さん

「いや、この飛鳥も長殿と面識はないが他の知人が関与してるかもな、感だが」


レムーア軍はテントを後にする、ピジョンが礼儀正しく一礼するのは珍しいが

最初のオアシスで見つけた地図を広げている様だ、街で販売されているのは偽物だ


ガサガサ・・・「やはりそうか 私の記憶と大陸自体が違うんだ」マスターが

「このまま山賊がいる方へ行っても岩山に阻まれる、航路で迂回ね」だってよ

急遽レムーア軍は船に戻るらしい、この小大陸を左回りに沿岸を北上する模様

だがここはネクロス皇国の領土外だ 入手した海賊船はどこの所属だろうか――

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              (ギルドのアレだ)

「あ、何よ14話 歯切れが悪いわね~ シルヴィさんが構想した方が早いって」

「3200字ぐらいですね先輩、普通の筆者なら次の話数に行きますけど 一応」

「ういーす、まだやってんすかソレ 流行んないと思いますよー 時代遅れw」


常連の3人組か、お決まりの座談会の様だ フリードリンクは楽でいいのだが


「この辺で読者も見切り出す人出るんだよ、中だるみってヤツね 今日の話題

これ小説より漫画を例にした方が分かりやすいかもよ、長編の掟って事ですわ

スタートダッシュってよく聞くじゃん? 初っ端で新規さんを取り込む手法よ

1~3話ぐらいで面白さを予想させないと逃げられる可能性は高い、連載なら尚

だから何か新作を予定している作者は冒頭部分に力を入れる人が多いと思うの

でも分かんないんだよねぇ、序盤にダラダラと無難な伏線だけ置いている場合

途中から急展開でヒートアップ 知らないうちに話題作になってました勢が」


最初から人気者ならそれに越したことはないんだけど、化ける先生達いますよ


「今UPしてる上位陣も初めから読むと大して面白くなさそうな人いたり(謎だ)

序盤で見切りつけるのは早計の罠なのかね、小説系は漫画と違うからさ流れが

どういう世界観か知らないわけよ 画像が無い分特に、読者もどこを見るのか

視覚的だと初めからあーこういう感じの人なんだなと分かりやすくはあるのよ

小説の場合大抵ランキングと新作を何点かのチェックしかしない、見えんので

じわじわくる文章の面白さ、次回を気になりだしたらもう分かんねえなこれー

取り敢えずコイツの話はマークしておくかと 作戦は中盤以降に仕掛けている

ファンを掴むには必ずどこかで惹き込む要素があるのです、探してみる常連が

なので、毎日投稿よりも数話分をまとめて読ませなさい 開始数日は連続展開

印象に残らないと埋もれます、アニメや漫画とは視点が違うんです小説の方は

ページ数が指定されていないのを逆手に取ってみては? 気になりだすハズよ」


「やーメジャーデビューしてない癖にシルヴィ先輩の貫禄ったら 流石よね☆」

「ああいいっすね~ 俺等は楽しんでますから 結果なんて後からでいいって」


後輩に持ち上げられて気をよくしたのか更に饒舌なシルヴィ先輩、後半部分へ突入


「ずずず、ふっ 旅団の連中にみすみす見せ場やると思ったのかしら 甘いわね

勝負しようじゃないの 私等常連の語りが好評か、それとも本編の新参組かをさ?

ライバルが居てこそ張り合いが出るってものでしょ 一粒で二度おいしい物語よ!

他の作者と同じ路線なんてモチベに繋がらないって、ヤツならではと思わせなきゃ

話変わるんだけどイラスト描いてるお方も個性を出せないと沈むわよ、今の時代は

職人ではなくクリエイターとして自分を確立しておかないと流行に流されて終わる

波に乗るんじゃなく独自のウェーブに引っ張り込めばいい、読者は楽しんでいる」


「高級パンのお話をしてみようか、一時期変な名前のお店が乱立してたのよ実際

これってさどっかで同じの流行ってませんでしたか? 味のいい店は残ったわね

ネーミングよりも食べてみて中身がまともだったからさ 消費者は賢いんですよ

勢いでステーキ焼いてもリピートはいない、潰れてからでは遅いんです世の中は

昔にブイブイ言わせた某トラの方々の末路を君達はよくご存じのハズ(少数は健在

対応力、適応力のある賢者だと信じます我々の有志達は 今回も★ゲットで定期」






           ヘイト取るんじゃねえよアホ!😡

           第14話 4598文字 某日 (続)


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