第11話

メニースターズ 

私の旅団 第11話


いち早く気配が変わりかけた事に気が付いた10名 夜明け前に動いて正解だ


「き、君達は東の部族の人達か? この先の集落は恐らく西の部族に飲まれる

逃げた方ががいいよ、私は別にどちらにも加担する気はないんだ どうして。」


マリー達は野営を終えてそのまま西へと進軍の準備に入っていた矢先だったが


「うむ・・・これは地鳴りかな 足軽以外が控えてる感じがするぞ」義信さん

                 

「ひゃひゃ  同盟は終わりなんだよおぉ馬鹿め 東軍が俺たちを止められるか

・・・何だ 奥から変な部隊が出て来やがったぜ 野郎、向かって来る気か」


「これが地響きの原因ですか、どう見ても敵襲の様で 集落が標的の感じです

直ぐ向かわないと潰されるかも知れません 以上です」ライオネルが分析する

「騎馬軍の様だな 指揮しているのは奥にいる奴か恐らくは 体調の具合だと 

酒は入ってない、マスターが丸薬を飲んでおけと どうかしたか?」侍の飛鳥

「あれ・・・ピジョンってば新しい武器いつ新調してたのかな と言ってみる

別に普段通りよオリーブさん? 宴会出来なくて機嫌はイマイチだけどねー」



町長達が言っていた小規模の集落とはこの周辺の様だが、既に危険が迫っていた


                 敵勢

「この騎馬軍突破出来るかな東の弱小軍よ 西軍の馬力ここで味わってみるか 

突撃せよ! どうやら邪魔者が出て来た様だが 踏みつぶせ 遠慮は要らん」

「ガッテンだ、へっ 気取りやがって東の連中め あっという間にキメルぜぃ」


               レムーア軍

「私が先陣を切ってみる・・・この力で 騎馬隊が先陣か このピジョンが相手

集落が狙われている 先に奴等を迎え撃つ 各自臨戦態勢を 戦争よこれは!」

「違う・・・マリーさん大魔導士だから分かる 10名には変わりないけど私達」

「HEY、ヒロインだから優遇とか 甘えんな パンドラさん許してねえからよ」

「来るぞ! 良く知らんが喧嘩なら後にしろ 油断するな」レオ達が後ろに続く



状況は朝方、森林地帯を抜けて広めの土道 天候は晴れ 風は無風に近かった

10名に対し敵は倍の数 騎馬を中心に弓兵の機動部隊か 西軍を名乗っている

北方向に見える集落からは村の若者と思われる戦士が数人、間に合わない様だ


「集落の蹂躙を防いで 最悪は避けておきたい 四方に警戒してよ」ピジョン

「てゆーか敵の動き早いんだけど 高難易度って」ちょっと怯んだサーシャ

「騎馬の足元を狙え! 密集するなよ ミスト島だと?」ハイマ達は警戒する



次第に土煙が舞い上がる 北側の集落周辺で騎馬軍対レムーア軍の力試しの形に

最初に東の港を狙いに来た住民に比べれば組織されていた動きに思えた、しかし


「ムカつくってマジで 見せ場のないヒロインとか誰得なんだよ」怒らせた模様

「Disappear, I'm a great mage, dance in a whirlwind」マリーの高速詠唱!

「消えろ失せろ 我は大魔導士 旋風に舞え」で宜しいでしょうかとサーシャ?

「あれ・・・いやゴメンねパンドラさん突っ込む予定だったの へえ意外ねw」


不意を突かれた敵の陣形が乱れた「五陽討連真!」奇妙な言霊を浴びせる義信。

「うげぇ」怯んだ敵の槍兵が急に胸を押さえて苦しがる、みるみる蒼白い顔に

戦場では一瞬の隙が命取りになるが「そこだ!」レオとピジョンが連携の追撃

徐々に崩れ落ちてゆく西軍の若者たち 飛鳥とオリーブが更に踏み込んでゆく


「こちらは騎馬だけではないぞ 何者だこいつ等、東軍に付いた援軍なのか?

・・・まあ誰でもいい 奴らの港を奪って西側が制覇だ ここからが本番だ」

「強い邪気だぞ どうやら他にも援軍が控えていたか 西軍だと」飛鳥さん


形勢がレムーア軍に有利になったと思いきや急に不穏な気配を感じる 援軍だ

だが土煙の後ろから現れたその姿は明らかに人間の兵士とは様相が異なってる

がっしりとした巨躯に牛の様な頭部、両手腕に抱えたいかにも重そうな石の斧

魔術師と思われた暗めのローブから覗くその顔は生気のかけらがまるでない、

「だから恋愛系にしておけば良かったのよ もう知らないからね」槍師の怒り


更に巨大な蛇の怪物、一つの四肢に首が複数、常人ならこの辺りで失禁の件。


「これぐらいで怯んだら連載終了だからね」今日はマジ顔のピジョン先生だ~

「I'm the heroine If you don't accept me, I'll crush you」容赦しないって

ヒロインを無下に扱うなら破壊するからヨロシクだそうです ライオネル訳。


マリーに頼る気は毛頭ないのがWEB版のメンバーです 集団戦で無双は出来ない

残念ながら村の戦士達はここに屍を埋める事になりそうだ 既に姿は消えていた

想像していた援軍よりも強敵に感じたが統制が取れていない混沌の群れの模様。

 レムーア軍はピジョンを中心に異形の魔物を確実に沈めていったのだ――


「クソ おいお前 伝令に行け、東から訳の分からない傭兵が勇んで来ると」

「へ、へい あわわ・・・何だこりゃ に、西軍なら勝てるって 畜生!」


「ぐああ」ふん、3文字貰えた様ね止めは誰か知らんけどさ、とマリー婆さん

「ふう パンドラさんが驚いたのは敵よりもサーシャの方なのよねw(な?」

「はっは あれ位はイージーですから(コイツは)ノープロブレムですよー」


「村の若者には気の毒だけど、集落の長に挨拶しておかないとな」レオは言う

                  ・

                  ・

                  ・                                                         

「西軍かお前達 逃げてもムダな様だな 好きにすればいい もう終わりだ」

「誤解するな我等は訳あって東側に加勢している ふむ」義信は語りたくない 

「西側にとって東側の旧王族とやらが邪魔なんだよ、力ずくで排除してやると

自分達の中から島の指導者を立てようとしてる 関りになりたくない我々は

結局力業なんだ、同盟が切れてひと月でこれだぞ ミスト島に未来はない」


「申し訳ない村の若者は救えなかった、これは戦争ですので」ハイマが詫びる

「君達はミストの住民ではなさそうだな ネクロス皇国の兵士とも違うのか」

「寧ろ敵対でしょ、派閥とか知らんけど関所で因縁つけてるから」魔女ってば

「前皇帝が退位してから戦略的になったと聞いてる 今や大陸の7割近くだぞ

更に領土を広げられたら完全に独裁になる 自治区に発言力は無いだろうに」


「HEY、パンドラさん達本当はもうお役御免だったのよ 背景すらないの今」

「許せないじゃありませんか、投稿に引きずり込むなんてw」(そうかい!)

「尺ばかり気にする様では先が思いやられるのだ 全く」飛鳥は警告する↑


 諸先輩の枠を残して置かないとまた批判勢がアップし出すのでな ( ノД`)


「よく分からないがお互いに気苦労は絶えない様だな頑張ってくれ」と族長

               バタンッ(扉)


               

         (このスカ! いつものマスター顔)



              ギルド内 視聴部屋

「あ、UP来ました先輩 うーんさっき2500ぐらいだって もう少し頑張れと」

「だから戦記はダメなのよー シリアス展開多めだと読んでて疲れるのよ実際」


                ガチャリ(扉)

「チーっすシルヴィさん、俺の先週のコメント見てくれましたか 追放系です」


後輩だろうか、下手に刺激すると不味いかも 私の代わりに茶を淹れるようだが


「ずず うーん業務用のアレでしょこの珈琲は ホットでも余り変わらないかな

まあいいでしょう(偉そうだよな)は? 何か言った 今回のネタですって全く

期待される身にもなってよね~♪ 後半は自分達で盛り上げなさいよ忙しいのに

そうねえ、投稿サイトについて語ろうか同志w 基本って3大でしょ NKAかな

Nが一番でかいわけよ、読者も多いからね 某先生は全部にあげておけってさー

これさ人気取れる筆者と埋もれる方々は何処にいっても同じじゃないの基本的に

もうデビューしてる人が上位に来るから、賞を狙う意味ある? 色々あるけど

取れれば箔になるだろうけど数人だぜ 複重してる作品とか面倒くさいでしょ」


「コンテスト用に新しく用意する気力って結構大変 ストックある人はいいが

筆の速さって個人差あるから 多分ね1日5000文字くらい毎日書けないと無理。

専業を考えているならば多分、プロットの分を考えるなら多いほど有利なのよ

内容は知らんけど、プロを目指すなら1日1万文字を半年以上継続する程度でw

風呂と食事以外はどっぷりな方にお勧めのお仕事かもよ 一握りだけどな~♪

アイデアが直ぐ浮かんで尚且つ書くのが楽しくて仕方ない人ならいけるハズさ

稀にいますのでガチ勢 調べてみ? 数百万文字の超大作複数持ってる猛者が

完全にライフワークじゃんね 一般の人にそこまでやれる時間はないのよね」


「兼業なら2か月で1冊分書く自信あるなら可能性はあるって聞いてるけどさ、

速い人マジで鬼レベルかも 面白さと比例するかは別件なのでね、ここ11話か

へ? 1話から4日目だけど、私の倍以上ですよプロの先生は、勝てないってば

あー序章はチラシだから数に入れないでしょ普通、だから執筆に拘ると危険よ

他の逃げ道探しておこうよ イラスト描ける人羨ましいのよね才能ない側はー

なんかさコラボっぽい奴あるんでしょ、扉絵と小説をタッグであげる方式で

書籍化を阻む罠だったりしてな~読む側に料金を要求したりな~アプリとかな

運営ってずるいのな~無料で読めるの一杯埋もれてるのにな~何処だろうな」


「まあ余り気負いしない方がいいって 某ビジュアルノベルで有名な作家とか

FのSって原稿用紙5000枚? 盛ってないか ギチギチに詰めて書いてるなら

誰も勝てんよマジで 制作時間分かんないけど テキストで200万文字以上か

ゲームだよ、文字の他に背景と音楽とバランス調整とテストプレイ結構昔かな

な? 一人でおかしい事してる奴たまにいるけど 彼等はチームだから可能さ

真似する方がずれてるので、もう一人同人で大ヒットいたな 狂人の域では?

普通じゃダメなんですよ 何処かで自分の特色を出せる人が最後に残るのでは

執筆は嫌いじゃないのだけど精神的に辛いわー 他に色々と足したくなるの」


「やっちまったなーおい 世の中に変人っているのよね 誰か知らんけどさー

彼らはレアな成功例ですから もちろん内容が評価されてる結果ですからね

有志諸君は強者ですよ 本当に面白い作者を見つけてやってください今後は

大物になり過ぎても身動き取れないかもよ、周りが群がって来るって絶対w

手のひら返しとかするから うん 数年前に引退したロック歌手の方がさ、

若い頃はブイブイ出来たから満足はしてたらしいのよ キャリア積むとムリ

スタッフの生活がかかってくるから、自分の行動次第で失職して路頭にとか

プロは名声と引き換えに自由を束縛されますので 迂闊な発言に注意なのね

ここってある程度フランクじゃん? 他人の秘密を告げ口で大金稼ぐとかさ~

反社でっせ ヤツとお仲間数名は、知名度だから、ダーティですので世の中は

必要以上にヘイトは取らない方が無難だと思うけど これ動画じゃないんで

塀の中にいても、おっと誰か来たようだなー この辺でいいんじゃないの?」


4225文字だって 4日だと平均10700かな マジで達人の筆はもっと格上だよ

 私は文字だけだと途中で飽きるから駄目なんです、楽しんだ人が勝利では


※筆者はムラのある性格です、毎日この速度は嫌、どこかでさぼる筈です


          第11話 4288文字 某日 (続)


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