第8話

メニースターズ

私の旅団 第8話

いつの間にか霧に覆われていた 皇国の帝都は大陸の最中心部 船で直接は無理だ

マリー達が目指していたのは停泊していた場所から東の方向へ 不法滞在なのだ

兵士の休憩所でパンドラがやらかしている 斡旋状を送ったのはアドラ団側である

レッツィ派と呼んだ方が分かりやすいか、皇帝ルドンの私兵バロン軍と敵対の図。

これでネクロス皇国全体を煽る形になった・・・フヒヒ♪ ざまぁ来たわこれw


「ふざけてないでこの先の事考えておきなさいよアナタは」定番のマスター顔で

「視界が悪くなってきたな 東のどの辺りだ 雨が来たぞ」渋い表情の3人衆か

「オリジナル大変なのよね まあ頑張れよな♪」聖女が言うのだ、間違いないさ


悪い予感は的中した、小雨程度だと思われた天候が急変、舵が取れなくなっていく

ギルドが出した小型の偵察船では既に転覆は免れない状況だろう、甲板がうねる


「うう・・・私は船酔いする性質なのだ 陸はまだか」血色の悪い陰陽師の義信。

「嵐に巻き込まれるとはこの後に「完」の太文字が来そうだ」まあレオったら♡

「ヒロイン不遇なのよね 客船に乗った覚えないんですけど」マリーすらジト眼


不満を漏らす一行の声は次第にかき消されていった 水しぶきと雷鳴が響きだす

9人を乗せた遭難船は運命に引き寄せられる 私の旅団の序章は余りにも長すぎた

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            ネクロス皇国 簡易中央会義

「えーではこれより臨時の報告会を開催します 早速ですが皆様方に資料を」


身成の良い長めのローブ姿、使い古した愛用のサークレット 名はロンベルト

彼が帝都で議長を務めている、派閥云々ではない前王の信頼、後継が誰であれ


「今年は小規模な地震が続きますな 昨年は作物の被害が甚大でしたな蝗害で」

やや神経質な面持ちの甲冑姿 皇国の西地区全般のご意見番 彼はドリル中尉だ


「異常気象です、ヘシアンは最北地 私の若い頃は冬の雪模様など当然でした」

出された茶をゆっくりとすすりながら何かを思慮する姿 北地区のアッシス准将


「ふむ、今日は全体会議ではありません・・・戴冠は急ぎ過ぎだったのではと」

整えた自慢の口髭、雰囲気は貴族の見本か 名をオットー、特別顧問に属してる



               ガチャリ(扉)

「ああ、構わんでくれ 君達が私の傍を去らなかった事に感謝している 父は」

やや疲れた表情 決して大柄ではない、だが琥珀の瞳には静かなる炎が隠れてる

本来なら帝都の本会議場で全幹部が意見を交わすハズなのだ、普通の兵士風の男

権力とは程遠い風貌をしている 丁寧に磨き上げた質素な剣士 その名は――




              皇国領 ギルド街

「本当に帰還してないんだろうな! クッソ 何処に逃亡したのか 奴等め」

「ヒッヒ あんまり力むと痔になるよ 気張る場所の間違いじゃないかね?」

「・・・存じません 我々はあくまでも仕事の依頼をしていただけですので」


イライザは対応しなかった 代理のオックス氏と受付の老婆が出たが威圧的に

どうやら皇帝の正規部隊もアドラ団と基本は同じ様である 手配が出る模様だ



「あちゃー駄目だな新参の会員は 今の読者はそうじゃないって助言したのに」

自称ポイントランキング中堅のアーチャー先輩だw(彼女は尺を稼げると同志)

「ふう 世の中作戦どうりにはいかないんだよね 来週の投稿の手直しかなー」




                ガチャリ

            読者の好きなBGMでどうぞ

「あ、先輩ー お疲れ様です! やりましたよ私 連続投稿でファンをゲッツ」

「ふっふ まあ妥当でしょうこのシルヴィに任せておきなよ(似てるな君も~)


※実はネクロス皇国は印刷技術がハッテンしている 広報以外に娯楽があるのだ


「上位連中に不正組がいるって噂ですよ、登録者が多い割に作者限られてるから

投票用のアカウント そこそこの人辞めたとたんに同時に数百人脱会とかある?

だって他の作品も見てるならわざわざその筆者専用のファンだとは思えないわよ

これさ、グループ絡みなら数千ポイント動くでしょ実際 今度新作UPするとか

知っていたように急に人気出たり 特別内容が優れてるなら話題になるんかねー

友人達の意見交換って数十人が限界だよ お互いに数百の投票券をもってたら?

今週は私の方をヨロとかな~♪ 来週アンタの令嬢につけるからさーとかなー

証拠はないのよ、誰がズルしたとか特定してないので プールの監視員ってさ

真夏の混雑時に全員なんかチェックとかせんから レッドオーシャンっすな今

ジャンルの逆転してるのね現在は 元々今の状態を想定していたのかもよ事実

需要があるから成り立つ理論ですけど・・・短編の評価率たかくね? 最近は

流れを作り出すのは執筆側じゃないのよ。悲しいけどこれが現実なのよね~」


「先輩 お茶がはいりました、ふんふん 大変興味深いです☆ では続きを」


「ずず ちょい盗作とか聞いたんだ、他者のUP品をほぼコピペで販売してる奴

嘘だと思ってたらどうやらマジっぽい 数か所改変してもすぐ特定されるのよ

物語が似てるとかじゃなくて文面がパクられてんの 調べりゃ出て来るからね

前にさ、漫画の方々もトレースがどうこう言ってたわけよ これヤバいからさ

だって現役の商業誌に連載してるプロが数人発覚してんの、示しつかんでしょ

アマチュアなら少しぐらいいいだろって気分でした 言い分見るとそんな感じ

強行したの自分だろ、手下のミスを謝罪してる風だったわ 忘れた頃には再犯。

類似のお話多いから今 量産型と違うわよコレ 読者も一息つけたらこの辺で」


「業界が方向転換じゃね 私が子供の時代ってテレビが(ネクロス皇国だが)

いいってファンタジー☆ 中身全員同志連中ですからアナタは この作風よ~

あーなんだ、そう恋愛モノね 基本に戻ったのでは トレンディードラマ式

舞台は異世界の貴族達で、サイバーパンクとかレアよ小説で人気取れる人は

ある監督が某機動隊の事を語ってたのよね動画内で(この先輩は規格外ですね)

全部違うとさ、原作、アニメ、洋画まであるし 総指揮が誰かで特色が な?

小説は面白いのにどうしてこうなった、分かるでしょ私が言いたい事が大体

んなわけで2000文字くらい楽勝なのよ え? 足りないですって欲張りね~

今私等8話らしいじゃん 平均4000越えで30話 一冊分の完了でーす」は?😡


「目安よ 実際には上下するし、手直しとかするから普通は・・・だよね?

プロのお方で最初にプロット仕上げろとか強制したがる先生、反対意見です

本人が最初から最終話、読むのは読者でしょうが 面白い展開を期待するの

ショート以外は途中までの構想から加速すんのよ! 傑作を描きたいならば

漫画の長期連載、先生達だって現在のシナリオまでデビュー当時に想定を?

出来るわけがない 予想出来ないからこそワクワクする 少年少女が真理よ

来週のストーリーは何だろうか あのキャラならそろそろ告白とか来るかと

最初にレールを敷くべきじゃない だから代表作が何年たっても出ないとか

別に喧嘩売りたいわけじゃないですよ スタイルを限定しては不味いだろと

とある友人が言いました、今ヒット中のあの劇場版 多分原作者の影は薄い

楽しいのはその作品ですので 誰が監督だろうが原案が誰とか興味はないの」


「売れた後で流石○○さんの指揮だなとか こけたら何してるって現実よね

プライドなんか捨てちまえ! 表彰なんて世間体ばかり気にしてもムダだ!

長々と構想に時間かけて スタッフも一流 予算も豊富 撮ってみたら糞

夢と金をドブに捨てる気か 吸われてるのよ、一部の人間に甘い汁だけをな?

ああ落書きで結構ですー 精々仮想通貨のチャートにうつつ抜かしてろタコ

建てた型枠、砂場の補強しとかないと全部転びまっせ 今昭和かよ老害が!

ぽっくり逝っても銭は持ち込めませーン 貧乏をエンジョイしてますから~

お前らがやりがい搾取なの! 握手券より美味しい弁当買った方がお得なの

10連ガチャで罠張り過ぎたの、逃げた魚はもういないの、もう時代が違うの!

お山の頂が思ってるより愚民は賢いの! 偽物は淘汰される時期に来てるの!

プロもアマも関係ないの! 有志諸君が本当の勝利者ですから 知ってるの!

まああれよ シルヴィさんはこれからも同志と語る予定なの 常連定期!」


「やー凄いです先輩☆ 激熱でしたねぇ こうなったら手遅れですよね~」














     もう語るな ! ( ´_ゝ`)


           第8話 3223文字 某日 (続)


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