トイレ掃除から始まる成り上がり第二生徒会

霜花 桔梗

第1話 第二生徒会の発足

 わたしは、今、非常に不愉快である。


 僅差で生徒会選挙に負けたのだ。何故ここまで納得がいかないかと言うと。


 投票数が有権者に比べて多いのだ。その数票の差で負けたのだ。


 学年主任に抗議しても、決まったモノはひっくり返せない。


 とのこと。


 わたしは決意した。必ず生徒会長になると。


 それから数日後。


 教頭先生から旧職員用喫煙室の使用許可がようやく下りた。


「浅野、お前、旧職員用喫煙室で何をするきだ?」


 担任と旧職員用喫煙室の前で軽く話をする。わたしは第二生徒会の構想を実現したいと言うのであった。


「下剋上です。必ず、生徒会長になるのです。いえ、正確にはもう生徒会長なのです」


 それは第二生徒会の立ち上げであった。わたしは先ずは旧職員用喫煙室の片付けから始めた。この部屋も時代の流れで倉庫とかしたのだ。


 掃除が終わり必要なモノを手に入れようと思うのであった。部員とパソコンにプリンターだ。部員を集めるには紙の広告が必要だ。

 

 しかし、側近が居なくては話にならない。パソコンとプリンターの前に側近を手に入れる事にした。


 わたしはクラスで帰宅部をしている『伍代 美佐』を側近にしようと思う。


「へい、彼女、暇をしてる?」

「誰です?」

「同じクラスの浅野だ」

「それで要件は?」

「君は選ばれたのだ、退屈な人生変えないか?」

「選ばれた?百合ですか?」

「ま、簡単に言うとそうなる」

「百合か……」

「決まりだ、君は我側近になったのだ」

「勝手に決めないで下さい」


 いかんこのままでは無限ループに落ちる。何か決めては無いものか……。


 そうだ、願い事を叶えればいいに違いない。


「それで願い事はなんだ?話だけなら聞いてやる」

「愛犬のプチを校内に連れ込んでもいいですか?」

「第二生徒会室で飼うといい」

「確かに、それは魅力的だ、第二生徒会に入りましょう」


 ふふふ、魅力的なキャラを手に入れたぞ。


 わたしは上機嫌で第二生徒会室で伍代さんと一緒にいると。


「さて、誰もいませんね」


 伍代さんは制服を脱ぎ始める。白いブラが取れると膨らみが顔を見せる。そして、スカートも脱ぐと黒いタイツが鮮明になる。


 伍代さんは秘部に手を下して、わたしを誘惑する。


 ガチ百合だ。


 ほんの少しだけ油断したら、その刹那にキスをされる。伍代さんは唇から耳たぶに移動してわたしを愛する。


 わたしが抵抗する力を奪われると制服を脱がされる。ブラも取れて、それが当たり前の様に乳房を吸われる。


「今日はここまでです」


 伍代さんがそう言うと服を着始める。わたしの頬は火照り更なる快楽を求めていた。


「うふ……もう、わたしなしではダメですね」


 小悪魔の様に微笑む伍代さんは綺麗であった。


 その夜、わたしは寝付けないでいた。伍代さんの愛を受けて火照って仕方がないのであった。わたしは自室でパンティーの中に指を入れる。


……。


 もっと、もっと、強い刺激が欲しかった。口からはため息が漏れ胸の先端にも手を回す。スパークする脳内で伍代さんの愛撫を思い出すのであった。

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