第30話 白米の危険な食べ方

 精神科の看護師は男女関係なく屈強な体格な人が多い。それと同時に、話していてメンタルも強い人が多い印象を感じる。


 仲の良い女性看護師に体重が軽く三桁を超えている人がいた。その人と白米に何が一番合うかなどお互いのうんちくを話し合っているとき、僕は白米には唐揚げが一番合うと主張していたら、その女性看護師が妖しげに微笑んだ。


 君、あなたは何もわかっていないよ、と言った。


 白米にはね、七味とマヨネーズと少しの醤油だよと言われた。それを言われた瞬間、よだれが溢れるように出た。自分でもびっくりした。


 自分でもしてみようかなと思った。


 でも女性看護師がその後言った言葉で背筋が寒くなった。


 白米on the 七味マヨネーズ醤油にハマったら、自分の体重がプラス30キロ増えると思ったほうがいいで。

 

 僕はその言葉を聞いたとき、絶対にするまいと思った。


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る