爆死の魔術師 ~人生ガチャで”Fランク”引いたけど世界最強になろうと思います~

おやくるーず

1.『爆死の魔術師』

『設定集』

1.登場人物

黒井クロイ悠隼ユウト

 性別:男 年齢:16歳

 別名:”爆死”


 学内評価ステータス:[力:E 防:E 速:E 魔:E]


 身長:173cm

 体重:71kg


 容姿:今どき珍しい黒髪黒目。体型はパッと見た感じ中肉中背だが、脱いだら凄いらしい。容姿も整っている方で、常に保たれている清潔感や穏やかな表情から女子からの評価は高い。


 性格:基本的に物腰柔らかで理性的。普段の高い成績を鼻にかけず、謙虚な姿勢を見せる――のが表側。気分が高揚したり窮地に陥ると本性が現れ、高圧的で傲慢。自らを”天才”、周りを”凡人”と呼ぶ裏側の性格が露わになる。


◯アリナ

 性別:女 年齢:なし

 ランク:F


 武装形態アームズ:片手剣

 属性:火

 精霊評価:[HP:E MP:E 武装:E 強化:E 魔法:E]


 身長:162cm

 体重:170kg


 容姿:機械人形の少女。柔らかさを感じない真っ黒な機械の肌に、それを覆う真っ白な機械の髪に機械の服。顔のほぼ全てがVRヘッドセットゴーグルのようなもので隠れており、その表情は伺えない。全身が機械のため、生物らしい特徴は一切なく、美醜の判断はつかない。


 性格:機械的な容姿とは裏腹に、感情はしっかりと存在している。冷静沈着で物事を俯瞰的に見ているようで、その実は負けず嫌いだったり緊張に弱かったり、女性らしい精霊。


◯エリー・レンホルム

 性別:女 年齢:15歳

 別名:”白亜の騎士”


 学内評価ステータス:[力:A 防:A 速:A 魔:A]


 身長:167cm

 体重:59kg


 容姿:現代に現れた王子様風の女騎士。外国人らしい彫りの深い顔立ちをしており、女優にも並ぶほどの美貌を持つ。白みを帯びた金髪と黄色の瞳を持ち、中性的な雰囲気がある。本人も意識しているのか、髪を後頭部で団子でまとめていたり、制服が男子のものを着ている。


 性格:優しく気配り上手で、正に女性が憧れる男性を体現している。ただし、ユウトに大して軒並みならぬ関心を寄せており、時たま常軌を逸した行動力を発揮することも。


◯レギンレイヴ:エリーと契約した”Sランク”の精霊。純白のドレスを身にまとった絶世の美女だが、意外とファッション好き。


南茂ミナモ亮也リョウヤ:ユウトのクラスメイト。軟派なイケメンで男女問わず人気があるが、特にユウトと仲が良い。


◯フウカ:リョウヤと契約した精霊。可愛らしい容姿の幼い少女で、明るく朗らかな性格。時おり的を得た言葉を発したりする。


佐々木ササキ:光来学園の学園長。”剣客”と呼ばれ、それに見合った容姿をしている。普段はおちゃらけているが、必要な際は剣客らしい威圧感を持つ。


水月ミナヅキ:光来学園の女教師。やり手のキャリアウーマンのような容姿で、クールな性格なものの、意外と情に厚い。


◯アカネ:光来学園の生徒会長。人を惹き付けるカリスマと実力を持つが、中学の頃ユウトに惨敗したらしい。



2.世界観

◯時代

 21世紀の現代。神話時代から科学と魔法が発展し続けた世界。利便性や多様性の高い科学によって世界は回り、魔法はエンターテイメントのひとつとなっている。


◯世界の国々

 基本的には現実と変わらないものの、<魔術戦争マギ>が強い国の影響力がかなり高い。ヨーロッパは特にその差は顕著であり、それによってEUは存在しておらず各国が世界の頂点を<魔術戦争マギ>にて争っている。


◯人間

 現実の人間とほぼ同義。多少なりとも違う点があるとすれば、『魔素を手繰り寄せられる』という点。とはいえあくまで可能なのは手繰り寄せることのみで、それを別の力に変える手段は持たない。


◯精霊

 魔力生命体、通称――精霊。紀元前から存在していると言われ、多くの神話が精霊と関係、派生しているとされるのが通説。

 彼ら、或いは彼女らと契約することで人間は人外レベルの身体能力と、彼らが発現させる魔法を操る術を身に着け、魔術師ウィザードと呼ばれた。


◯魔素

 『世界の外』に存在する、別世界の物質。詳細は未だに判明されていない。


◯魔力

 人間の手繰り寄せた魔素が、世界を潜る際に変化される無色のエネルギー。これを精霊が受け取ることで、精霊の顕現や魔法の発現などを行う。


◯魔法

 精霊が行使する力のこと。魔力をこの世界の物質――法に変換することから<魔法>と呼ばれる。


◯魔術

 人間が行使する術式のこと。精霊が変換した魔法に規則や動作を指定し、力の特性を付ける術式のため<魔術>と呼ばれる。


魔術師ウィザード

 精霊と契約した人間のこと。魔術を用いて超常的な現象を起こし、人を超えた身体能力を持つ。兵器として運用されない現代は、主に<魔術戦争マギ>の選手としての呼称となる。


◯契約

 人間が超常の力を行使するために。精霊がこの世界に存在を維持するために。1対1で結ぶ繋がりのこと。1対1なのは人間の手繰り寄せられる魔素の量に限度があるため。


◯契約の儀

 15歳となり、魔術師ウィザードの素養を持つ人間が行う儀式のこと。この儀式によって精霊と契約を結ぶことで、晴れて魔術師ウィザードとなる。

 儀式によって契約する精霊はランダムと言われており、精霊の強さが魔術師ウィザードの強さとなることから、俗称で”人生ガチャ”とも言われる。


学内評価ステータス

 魔術学園に所属する生徒の強さを示す評価。あくまで『学生としての評価』のため、プロの評価より格段に評価基準は緩い。とはいえここで高い評価を得られる者は、プロへの道が決まったようなものである。


◯精霊評価

 精霊の強さを示す評価。ここから精霊のランクも判断される。精霊の場合は学生でもプロでも変わらないため、一律の評価となる。評価基準は以下の通り。

 ・HP:<魔術戦争マギ>の際に生成される結界の耐久値。

 ・MP:精霊が受け取れる魔力の総量。

 ・武装:武装形態アームズの強さ。

 ・強化:契約者の身体能力を強化する倍率の高さ。

 ・魔法:発現できる魔法の強さ。

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