新年のカウントダウンに友人を誘う。

「今日が明日になるだけなのに？」と、つれない返事。

なんとか説得して、当日。

二人でホットワインを飲みながら、とりとめのない話をして待つ。

「３・２・１　あけましておめでとう！」

打ちあがる花火を見上げ、友人がぽつり……。

「ボッチじゃない新年は久々だ」

ー完ー

孤独な都会生活。

毎年、「今日が明日になるだけ」と自分に言い聞かせて、やり過ごしていた年越し。

何年振りかの誰かと迎える新年。

きっと、友人の心にも花火が……。

＊＊＊＊＊

明日のお題は『目盛り』デス＾＾

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