第294話 転がす
夜の海で君を想う。
べた凪の海に浮かぶお月様。
ふっと、月に辿り着けそうな錯覚に陥る。
君は、闇夜を照らす月。
手が届かない存在。
わかってる。
でも……。
今なら届く気がして、僕の想いを丸めて海に転がす。
ほんの少し、月の輝きが増した。
ー完ー
多分、君は、アイドル。
ファンの想いで輝きを増す^^
*****
明日のお題は『札束』デス^^
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