第280話 テントウムシ

太陽に向かい歩き続ける君。

僕は、朝露をたたえ、君が進む方へ葉を伸ばし続ける。


気付けば、天に届くほどに育っていた。

でも、大地しがらみから離れられない僕は、ここまで。


僕から飛び立つ君を見送る。


どこまでも心のままに。

僕は、ずっと、ここで待ってるからね。

君の人生に幸あれと願いつつ。


ー完ー


もしかしたら、これは、パパかもしれない。


*****


明日のお題は『大洪水』デス^^

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