第237話 つぎ込む

「僕がどれだけ君につぎ込んだと思ってるんだ」

「あの、趣味の悪いプレゼントなら未使用だから、お返しするわ!」


別れ話がもつれて、売り言葉に買い言葉。


私は、貴方の為につぎ込んだ時間と労力は無駄じゃなかったって思えるのに。


私を変えてくれたことは、感謝しているのに。


ー完ー


つぎ込んだお金が無駄になるという彼と、つぎ込んだ時間と労力は無駄じゃなかったという彼女。

成長できなかったのは、彼だけってことかしら。


*****


明日のお題は『無色透明』です^^

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