第213話 晴れ
「晴れましたね」
「夏生さんは晴れ男だったから」
薄く微笑む
お参りの後、兄が好きだった場所を訪ねる。
義姉の話は、兄のことばかり。
僕は、悲しいほどの青空を見上げ、言いかけた言葉を飲み込む。
一片の曇りもない愛に、割り込む余地は無い。
ー完ー
明日のお題は『ラーメン』デス^^
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます