第158話 羽毛布団

掴もうとすれば、するりと逃げていく。

ふわふわとつかみどころがない君。


でも……。

つかず離れず、ふんわりとした温もりで僕を包んでいる。


そして……。

僕が涙にくれる時は、ぺたぺたと絡みついて……。

そのくすぐったい優しさが僕を笑顔にしてくれる。


君は、極上の羽毛布団のようで。

一生ものの宝物。


ー完ー


明日のお題は『揺れる』デス^^

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