第125話 吞んだくれ

無造作に脱ぎ捨てられたジャケット。

昼間の君の抜け殻を拾い、ハンガーにかけながら、ため息一つ。


君は、嫌なことがある度、僕の部屋に来る。

吞んだくれて、くだを巻いて……。

僕だけが知ってる君の姿。


そして、終電の時刻になるとサクッと帰っていく。


君にとって僕は何?

モヤモヤと夜が更けていく。


ー完ー


昼間の君は、バリキャリ女子。

モヤモヤしながらも断れないのは、君が好きだから……。


*****


明日のお題は『ど真ん中』デス^^

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