第118話 スポーツカー

うんざりする渋滞。

隣には、トラックの谷間をノロノロ進むスポーツカー。

「お前にここは合わない」

田舎の爺様の言葉が頭をよぎる。


田舎の旧家。

家と地域の狭間で鬱々としていた僕。


一人で走るのと引っ張って進むのと。

馬力ポテンシャルは一緒でも器が違う。


僕の器はスポーツカー。

送り出してくれた爺様に感謝。


ー完ー


我が地方に、いつも渋滞していたエリアがありまして……。

トラックの後ろから動けないスポーツカー(オープンカー)見たことがあります。

目のまえに排気口……。

どうして、この道を選んだ?

ってか、この道にスポーツカーは似合わない。


*****


明日のお題は『スイートピー』デス^^

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る