竜皇女、辺境惑星で番(つがい)と出会う。

touhu・kinugosi

プロローグ

 遥かな昔、地球は赤色巨星化した太陽に飲み込まれてしまった。

 そこから始まる地球人類の長い長い宇宙の放浪の旅。

 人類を乗せた開拓移民船団はついに、銀河系外縁部まで到達した。

 そこに現れたある組織。


 宇宙人類監視調整組織、


 ”全宇宙文化文明代表評議会”。


 通称、”ヒューマンオーダー”である。


 人類はその発生の瞬間から、ヒューマンオーダーに影から、”宇宙人類”になるため、監視、介入、誘導されてきたのだ。(地上絵をかいたり、ピラミッドを作ったり)


 ヒューマンオーダーの規定する、”宇宙人類”の条件は二つ。


 一つ、意思疎通コミュニケーションが相互に可能なこと。

 二つ、繁殖が相互に可能なこと。


 である。 


 着々と銀河外縁部に勢力を広げる地球(正確には猿型宇宙)人類。

 ついに他異星種族(宇宙人)と接触した。


 竜型宇宙人類。


 ”ドランドラン星人”である。


 今現在、出会ってから一世紀、戦争が始まって半世紀の時が経っていた。

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