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マシュマロ

すべてきみのために【前編】

そこは、アルストロメリア帝国


帝国には皇帝に忠誠を誓った1人の騎士がいました。


その騎士の名は、ギプソフィラ・ウォードがいました。

ギプソフィラには親友がいました。

同じ帝国騎士団に所属していました。


親友の名は、ジニア・メイソン

幼馴染みでした。


ジニアには体の弱い妹がいました。


ギプソフィラとジニアの妹は恋人でした。


アスター・メイソン

2人はそれはそれは仲良く周りも結婚することを信じていました。


人間軍は魔王軍との戦いのため。

戦争をしていたので帝国もまた例外ではなく

騎士達も戦争をし帰るの繰り返しでした。


ジニアとギプソフィラが戦争の最前線で戦う最中

アスターの容態が悪化したと知らせが届きました。


そんな知らせに心を乱すギプソフィラ

隙をつかれて、ギプソフィラは、絶体絶命に陥りました。


突然魔王の幹部は語りかけてきました。

魔王幹部「クックック…愛しい女が死にそうで心乱れているぞ」


それにギプソフィラが言い返します。

ギプソフィラ「くっ俺を殺せるものなら殺せ!」


潔い言葉に魔王幹部は、ギプソフィラを気に入りました。

魔王幹部「お前を殺すのは、惜しい俺たちの仲間にならないか?さすれば、そなたの愛しい女も助けることが出来ようぞ」


そんな言葉に心が揺れました。

嘘かもしれない

しかし大切なアスターを失うくらいならとギプソフィラは、魔王軍に志願しました。


魔王幹部はニヤリと笑いました。


魔王幹部「理解が早くいい決断をした。歓迎しよう…まずキサマに永遠に滅びぬ肉体をやろう!」


そうしてギプソフィラは、帝国を裏切り魔王軍に行ってしまいました。


それには、ジニアも衝撃を受けました。

そしてその知らせは、皇帝やアスターの耳にも入り


ギプソフィラは裏切り者として帝国に広まり


回復した、アスターもひどく悲しみました。


アスター「ギプソフィラ様…どうして…」


悲しみにくれる妹のアスターのところへ


ジニアが来ました。


ジニア「アスター…話したいことがある入るぞ」


部屋に入るジニア


アスターは、その表情をみて覚悟をしました。


ジニア「アスター…ギプソフィラは俺が討つ!いいな?」


アスターは悲しい顔をしながら


アスター「お兄様もお辛いでしょう?ギプソフィラ様もお辛かったはずです。だから…お兄様が…お兄様がそのお辛い気持ちを解放してあげてくださいませ…私は体が弱くて出来ませんもの」


そう窓の方を向いてぎゅっと手を握りしめて言った


ジニア「わかったありがとう、アスター…この兄を憎んでくれていいだから…1人で抱え込むなよ」


アスターは、その夜、泣きながら眠りについた。

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