第9話 性格の悪い俺とキラキラした笑顔

家にすぐさま帰った俺は女神と出会えるかわからないが夜に備えて準備をしていた。学校をサボる準備も勿論出来ている。しかし、本当に女神には会えるのだろうか、、。しくじった。予め天国に行く方法を聞いとけば良かったな。まあ願ったら行けるだろ。人生なんてそんなもんだ。適当にやっとけば、大体なんとかなるものだ。それに俺は常日頃、良い行いをすることを心掛けてるからな。今日だってゴミ2個拾った。まあそんなことは置いといて、。

天国には前はベットで寝てたら自然と行けたもんな。特に何もしてない。ほんとに何もしなかった。ってか俺人生で何もしてない。なんか悲しくなってきた。まあいいや。少しネットで調べてみようかな。


「えっとなんだ?「自殺防止の為言えません」か。そっか普通の人は天国に行くこと=死ぬことだもんな。そりゃそっか。」


ネットは意外と面白かった。あんまり俺はスマホやその他諸々は使わないがやってみると楽しい事もある。そんなこんなで時間が経っていきもう時計の針が夜の十一時を指していた。


「もう寝るか。」

静かに目を閉じた。



いや目を開いてしまった

おい、ちょっと待って。まずどうやって神様は俺を天国に行かせたのかな。そしてなぜ俺は天国に行けるのだ。神様は言えないって言ってたけどなんか企んでるじゃないか。ちょっと待って。あと、俺が死なないで天国に行けるんだったらこの世のありとあらゆる法則破壊しちゃったじゃん。俺、これレポートに書いてまとめれば、ノーベル賞取れるんじゃねーか。

いや、嘘だと思われ、世界中の人から笑われるな。もう、やめて神様、俺を半異世界に入れないで。そして俺を今すぐ開放してーーー。あと俺を選んだ理由を早く教えてー。そして俺を一生養ってくれー。いらんことを言ってしまった。しかし、、、今までずっと考えることを放置してた、、いや考えることを意識的にやめていたことを俺は考えてしまった。どうしよう。面倒事をもう抱えたくないから智樹に謝ってこの件から外してもらうか、。でもなあ、智樹には色々とお世話になったからなあ。助けたいという気持ちもあるけど。でも流石の俺っちも疲れたよ。でも、もし、もし智樹がもし振られたらあいつはどうなる。いつもチャラい感じのあいつが真剣に相談してきたんだろ。あの水なんとかさんじゃなくて他の子を進めるか?でもでも、それは智樹の本望ではないはずだ。あいつは本当に恋してるんだ。おい、俺はどうするんだ。俺は、、、、、、、、






      




やっっべ、案外どうでもいいわwwwまあwwwどうにかなるだろ 




よっし今日は寝よ。今日はなんか安心して気持ちよく寝れそう。




「おやすみなさい。そして明日の俺が幸せでありますように。」










天国

「柊薫さん。お待ちしておりました。どうも。」



「はあ~↓。おはよう。」

はいはい。もう薄々気付いていたよ。もうこの展開になることは、、


「はい、おはようございます。柊薫さん。」

はあ~。ほんとに仕方ねーんだから。笑顔可愛いな。いつもより眩しく見える。まあいつもって言ってもまだ一回しかあったことないけど。


「それより、その死んだような顔やめませんか?」

小声でちょっと気持ち悪いと言ってるのが聞こえる。聞かないようにしてる俺かっこいい。いや聞いたらメンタル折れちゃうからか。


「しかたねーだろ。クッソだりいんだから」



今日の良かった事

アルテミスの笑顔が最高に可愛かったこと。

疲労によってアルテミスを好きになりそう。




「じゃあ始めるか。お前は全部知ってるんだろ。」





「勿論です。では始めますか。」

人生ってホントに上手くいかないよな。


















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