第2話 加害者X
「おいどうした。薫」
「はあ?」
みんなの視線が俺に集まる。
「いやだってお前いきなり叫ぶから」
「それはだって可愛い後輩が俺に告白し、、、っていねーじゃねーか!!!おい智樹どういうことだよ。」
キィーンコーン、カーンコーン、古びた呼び鈴が学校全体に鳴り響く。
「放課後に話聞くから。ちゃんと言えよ。薫」
「.......おう。」
どういうことだ。あんな美声が聞こえないだと。
放課後
「で、どうした。高校生にもなってまだ厨二病に毒されているのか?」
「いや、だから俺誰かに告白されたんだよ。」
「どういうことだ?そんな人この学校にはいないと思うが?」
「失礼だなおい。まあその通りなんだけど」
「いやまあ、冗談だから。でも、そんな声も姿もみなかったが。不思議だな」
「ああ。俺の気持ちを惑わせやがって。絶対に暴いてやる。」
神様さんやもし見つけられたらお前と加害者Xを地獄まで呪ってやるから覚えとけ。可愛い声だったら許しちゃうかもしれないが。
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